【お知らせ】転送URLは11月末で停止します

現在、ブログ移転元のURLから現在のURLへの転送をしていますが、転送元の旧URLは11月末で停止します。 旧URLにアクセスしても自動転送されなくなるため、ブクマ・リンクは変更お願いします。 旧URL https://55096962.at.webry.info/ 現在URL(今見ているココ) https://550…

続きを読むread more

アレキサンドリア南・マレオティス湖の「転生」、古代から現代へ

もしもクレオパトラやアレキサンダーが現代にタイムスリップしてきたとしても、寄港すべきアレキサンドリアの港がどこにあるか分からないだろう。 ――そのくらい、現代のエジプト沿岸部は古代と風景が違っている、という話なのだが、ふと調べていたアレキサンドリア南側のマレオティス湖についての歴史についてメモしておく。 マレオティス湖(…

続きを読むread more

テオティワカンで見つかったクモザルはマヤ諸都市からの貢物か。犠牲獣から見る生物贈答の歴史

メキシコ高地に栄えた都市、テオティワカンでは、その地域には生息していないはずの動物が見つかっていて、マヤ低地の諸都市からの貢物ではないかと考えられている。 その貢物の一つがクモザルで、どうも人気のある動物だったらしく多数の遺骨が神殿内から見つかっている。犠牲獣でもあったらしい。 これは古代の「パンダ外交」みたいな感じだったのではない…

続きを読むread more

古代エジプトの星座、まさかの「お肉ファースト」だった。現存する最古の星座とは

そういや古代エジプトの星座って、時代ごとにちょっとずつ変わっていってる(バリエーション増えてる)んだよなー、最古の星座って何だったっけな? ってちょっと出来心で調べてみたら、なんか意外なのが出てきたぞ。 まさかの。 牛のもも肉座が最古事例だった。 正確に言うと、「南天の星座2つ」「北天の星座2つ」の4つセットが現存する最古…

続きを読むread more

古代エジプト人が墓に入れた「平たい女性像」とその役割

英語で「Paddle Doll(パドル・ドール)」と呼ばれる古代エジプトの遺物がある。 古王国時代の末期から、中王国時代(主に第12王朝)にかけて作られ、墓に納められた木製の平たい女性像である。 女体というにはかなりシンプルで、一見してオモチャのようにも見えるが、実はこれ、れっきとした大人用品、いわば宗教的なアダルトグッズなのである…

続きを読むread more

古代エジプト人はカルビがお好き。供物から見る「食べ物の好み」

忘年会のシーズンですね。焼肉たべたい。 さて、ふと古代エジプトの葬送ステラとか眺めていたら、うまそうな牛肉が描かれているわけですよ。 こちらアメンエムハトさんのステラ いい牛肉ですねー! 真ん中あたりにあるのはリブ、あばらつきのバラ肉つまりカルビでございます。 ちなみにこのバラ肉、専用ヒエログリフもあります。 …

続きを読むread more

新石器時代の上メソポタミアの人々はどこからやってきた? ゲノム解析から見る人の移動

古代メソポタミアの人々がどこから来たのか、シュメル人は宇宙人だったとか安っぽい説がウケたのもすでに昔、今や大昔の人骨からでもDNA引っこ抜いて分析できてしまう時代でございます。 シュメルが栄えたのはティグリス・ユーフラテス川の下流だが、農耕の技術が誕生したのはもっと上流の「肥沃な三日月地帯」。そこから川を下って人と技術が伝播した結…

続きを読むread more

おっぱいは、ありまぁす! 「爬虫類におっぱいをつける絵はアリかナシか」について

世の中には色んな性癖があるもので、雌のドラゴンに乳房がついている絵が多々ある。いわゆるケモナー界隈ではよくあるやつだ。 しかし、それに対して、「ドラゴンは爬虫類なのにおっぱいついてるのは、おかしくね?」とイチャモンをいける人もいる。そもそも哺乳類だったとして、犬や猫を擬人化したレディが副乳でなく大きな乳房2つだけなのだっておかしいだろ…

続きを読むread more

ヨーロッパ史における「民族大移動」という概念への批判と再構築について

「民族大移動の時代」については、ヨーロッパ史に関連する本でよく出てくるので前提となる説明は省く。 大きな流れとして、フン族がアジア方面から流入、玉突きでゴート族など元からいた蛮族集団も移動しはじめ、ローマ領内に混乱をもたらし、それが帝国の破滅につながっていく…みたいな定説である。 ↓こういう感じの図。見たことある人もいると思う …

続きを読むread more

エジプト・カイロ博物館(タハリール広場にある旧博物館)、120周年記念

開館準備の進む第エジプト博物館とは別に、古くからあるタハリール広場のカイロ博物館のほうもリニューアルして120周年記念イベントを開催。 1902年にこの場所に移ってきて開館した中東地域で最古の、歴史ある博物館…なのだが、歴史がありすぎて建物も設備も古いしアクセシビリティもよくない、建物そのものが考古学遺物みたいな場所なのだ。 E…

続きを読むread more

古代エジプトの書紀坐像から考える、「職業への概念」

古代エジプトの私人像(王や貴族ではない一般庶民の作らせた像)には、美術的にすぐれたものが少なくないのだが、その中でも書紀坐像は特に目を引く存在だ。こういう↓やつなのだが、書紀という職業の人が、自分の仕事中の姿を永遠に留めたものである。 古代世界における書紀は高給取りのいい職業で、現代でいえば、医者・弁護士・代議士と…

続きを読むread more

古代エジプト人は捕虜に「焼印」を押していた? 小さすぎる焼きごての使い道

古代エジプトでは、主に女性について入れ墨を入れる習慣があったことが知られている。  ⇨前の記事「古代エジプトと入れ墨の呪術:職人村のミイラ分析から」を参照 一方で、戦争捕虜らしき外国人に入れ墨? を入れているシーンがメディネト・ハブの神殿の壁画にあり、これは入れ墨なのか、それとも後の時代では一般的な、奴隷に入れる焼印のようなもの…

続きを読むread more

モザイク画ではない「床絵」、紀元前1500年世界のエジプトの床装飾

床絵、というと無条件にモザイク画を思い浮かべる人も多いと思うが、ガラスの小片を埋め込むモザイク画の大画面は、当然ながら、狙った色のガラスを大量生産できるようにならなければ登場しない。 それ以前の世界では、「床絵」=床に漆喰塗った上に絵の具で絵を描く、という手法になる。 遺物の残りのいい古代エジプトではいくつかの実例が発見されてい…

続きを読むread more

古代エジプトと入れ墨の呪術:職人村のミイラ分析から

なんか最近エジプトミイラの入れ墨の話が多い気がするが、たぶん、そもそも「入れ墨入ってることがある」って気づいたのが最近だからなのだと思う。 そして、かつては一般民衆のミイラはあまり顧みられることがなく、大量に出土するため廃棄されていたものも多かった。 Protective childbirth tattoos found on …

続きを読むread more

遊牧民はなぜその生活を選んだのか→もしかして、元々は役割分担では…?

少し前に調べていた、この問題。 「遊牧民」はなぜ誕生したのか。その生活スタイルの起源が意外と謎だった。 https://55096962.seesaa.net/article/493040666.html 色々な地域の遊牧民の生活史をあさっていくうちに、何となくわかってきたことがある。 ほぼすべての遊牧民は、定住者との物…

続きを読むread more