ボリビア山岳地帯の謎の儀式跡、100以上見つかる。衛星写真すげーな

ボリビアもアンデス文化圏の一部なのだが、プレ・インカの研究では比較的地味な地域になる。 というか国土の多くが3,000mを越える高山帯で、アンデス山脈に面した部分は特に険しく、発掘隊が入りづらいとかもある。 そんな人の入りづらい地域でも、衛星写真を使えば広域調査が出来てしまう便利なこの時代。ボリビアでは、同心円状の特徴的な祭壇遺跡が…

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エジプト:紅海沿岸の都市ベレニケで仏像が見つかる。現地在住インド人がいた可能性あり

エジプトのローマ時代の遺跡で仏像が見つかった、というニュースがあったので、ほーん? インドから持ってきたんかな? と思ってよくよく読んだら違かった。これインド人仏教徒がエジプトで掘らせたやつだった。(※ここで言うインドは現在の国のインドではなく、ざっくりした広い地域での「インド」と認識してもらえばより正確) Buddha stat…

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グリーンランドのヴァイキングと輸入木材の話

グリーンランドに入植した北欧人はどうやって木材を得ていたか。 入植当時は現在より暖かかったとはいえ、寒くてほとんど木材の育たない地方には違いないグリーンランドでは、造船などに使える太くて頑丈な木は手に入らない。そのため、木材は輸入に頼っていたはずだと考えられてきた。 だが、今回、五箇所の農場跡を調査したところ、意外なことが判明し…

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英国王の戴冠式に合わせてスクーンの石がエディンバラから帰還予定、ついでに調査される

「スクーンの石(Stone of Scone)」または「運命の石(Stone of Destiny)」と呼ばれる石は、かつてスコットランドにあり、13世紀にイギリスがスコットランドに攻め入った時に戦利品として持ち帰った石。いらい800年間、イギリス君主の戴冠の際に使われてきたという、歴史ある遺物である。 来歴や、この石にま…

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「ミノムシ」が消えてゆく。ミノムシ亡き今、言葉としては残るのか?

かつて、ミノムシという虫がそこらじゅうにいた。今の30代以上なら、子供の頃に遊んだ思い出はあると思う。 そのミノムシが、日本では絶滅危惧種になりつつあるという。原因は、中国大陸から渡ってきた天敵の寄生虫だ。 ※詳細な説明などは外部のサイトを参照 ※昆虫写真が多いので苦手じゃない人用 かく言う中の人も、定期的に山に…

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スーダン内戦勃発、実はスーダンにもエジプトマニアの聖地があるんだが

古代エジプトの遺跡と遺物があるので、いつか行ってみたいなと思っていたスーダンで、内戦勃発。(※多くのメディアでは「まだ全面衝突ではないので内戦ではない」という書き方がされているが、実際はもう内線でいいんじゃないかと思ってる) 独裁政権を倒したら余計に悪くなった、という、「アラブの春」以降よく見るパターンの泥沼ですよ。ええー困るー…。 …

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Netflixのドキュメンタリー「クレオパトラ」、黒い肌のクレオパトラが炎上。問題はどこにあったのか

Netflixのドキュメンタリー、「クレオパトラ」の予告編が炎上騒ぎになっている。 プトレマイオス朝はマケドニア系ギリシャ人なのに黒人が演じたこと、しかも「アフリカン・クイーンズ」というシリーズの一部として作られていることで、クレオパトラが黒い肌のアフリカ人だったように見えるというのだ。 Youtubeの予告編 …

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膨大な資料が手に入りすぎてまだ処理が終わってない!「パピルスが語る古代都市」

古代エジプトの資料、というと、ヒエログリフやヒエラティックなど古代エジプト語の資料を思い浮かべる人が多いのだが、プトレマイオス朝以降はギリシャ語が一般的に使われるようになる。ギリシャ人入植者は末期王朝時代から増えており、支配者もギリシャ系になるプトレマイオス朝以降には、その数は更に増した。 公的な文書でもギリシャ語が主流となり、土着の…

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誤訳でツノを生やされた。ローマにあるモーセの像

キリスト教の聖典である新約聖書の中で広く出回ったものは、ギリシャ語で書かれたものだった。 元はヘブライ語のテキストもあったかもしれないが、その後、キリスト教徒たちがユダヤ教と疎遠になっていくにつれてヘブライ語の読み書きができる人が減り、教義自体もユダヤ人以外の民族に広める必要性が出たことから、ギリシャ語が一般的になったのだ。 で、そ…

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火災被害にあったノートルダム寺院、2024年に修復完了させるぜ! という報道

2019年に工事中の失火で全焼したパリのノートルダム寺院、今年中に尖塔を取り付け、2024年末には完全に修復が終わる予定だぜ! という報道が流れていた。 不可能だと言われていたけど目処がたちましたよ、という自信満々のトーンだ。 Notre-Dame: Renovators rush to complete refit b…

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初見のはずなのになぜか展開が読める! お約束満載「ペルシャの神話」

読みやすい「エジプト神話」とかの出ているちくま文庫のシリーズで「ペルシャの神話」が出ていたので、おっペルシャとは珍しいなーって感じで読んでみた。 さらっと読める文体で、特に難しくなく読める。ただ、ペルシャ(=現イラン)に行ったことのある人はそれほど多くないはずで、気候風土や位置取りのイメージはつきにくいかもしれない。 ペルシャの…

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ヒエログリフ解読の罠と神秘主義の記憶、「ヒエログリフィカ」を読んでみた

「ヒエログリフィカ」、または「ホラポッロのヒエログリフ集」と呼ばれているものがある。 錬金術や神秘主義的な資料ではよく見かける名前であり、ロゼッタ・ストーンを手にした初期のヒエログリフ解読者を惑わした本としても知られている。その正体は、ヒエログリフが使われなくなり、ギリシャ語と合体したコプト語へと置き換わっていく5世紀頃にホラポッロな…

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エスナ神殿のキメラ生物の起源、辿ってみたら古バビロニアに行きついた

ついこないだ、エスナ神殿の復元された星座図についての記事を書いた。 射手座がキメラになってて、何だこれー と思っていたのだが、よくよく思い出してみると、そういやバビロニアにも似たのがあったな…? という記憶がうっすらあった。ので、調べてみた。 結果、実はこのキメラ状態こそ、原型を留めた姿 だったということが判明した…。 …

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女神サティスとソティスについてー混同されやすいエジプト神話の女神たち

発端→「古代地中海世界と文化的記憶」という本で、「ギザのスフィンクの文化的記憶」という節に、以下のような記述があった。 "そのサティス神殿の軸線は女神の名前の由来ともなる恒星シリウスに焦点が向けられつつ、神殿自体は暦のうえでは真冬の日の出に向くように設計されていた。" まず、事実としてサティス女神の名前の由来はシリウス星では…

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