宗教はどのように変化していくのか「古代イエラスル宗教史」

タイトルがいかにも面白そうだったので手に取ってみた。専門書なのでかなり内容が濃く、参考文献の補足などが巻末にどっさりついているので情報量も多い本だが、「原始宗教から世界宗教成立までの過程」をある程度追える、という意味では他になく、個人的にはなかなか面白かった。 古代イスラエル宗教史: 先史時代からユダヤ教・キリスト教の成立まで -…

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アイスランドはいかにして国家となったのか。「アイスランド法の発展と概念」

図書館で古い本あさってたら面白そうなのを見つけた。普通あまり見に行かない法律棚にあったこちら。 アイスランドでどのように法律が作られ、どう変化していったのかという話で、北欧神話やサガを学んでいる人にとってはある程度はおなじみの話である。 まず前提として、アイスランドへの最初の「まとまった」移住者たちはノルウェーの住人だっ…

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【台風と】忘れもしません。あれはxx年前の夏…【山】

お盆の三連休は遠出して山登るぞー! と思ってたら台風がくるので、しょんもりしている中の人ですよ。 うんまあ仕方がないので、土曜日のAMまでに下山するコースに変更ですかね。こういうの思い切り大事ですからね。 そんでぶっちゃけ、「まぁなんとかなるやろ」でさんざん失敗してますからね。 というわけで大事なことですが、「見晴らしのい…

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エジプト西方、ギルフ・ケビールに行くには10日以上かかる。という覚書き

エジプトの西の果て、ギルフ・ケビールには、かつてサハラが温暖湿潤だった頃の岩絵が残っている。 そこまで行かなくても、手前の「ワディ・エル・ヒタン」、クジラの祖先の骨が残るクジラ谷や白沙漠には、一度は行きたいなぁと思っている。 で、ふと、「あそこどうやって行くんだ??」と思ったのでちょっと調べてみたら、なんと、かつてはツアーがあっ…

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生類憐れみの令と「御犬医者」、犬に小豆を与えて元気になるのは何故なのか

江戸時代、五代将軍・綱吉の時代に発令された「生類憐れみの令」は悪法として有名だ。インパクトのある法律なので、社会科の授業で習って覚えている人も多いと思う。 この時代、犬は人よりも大切にされ、怪我をさせたり殺したりすると極刑、野良犬は集めて飼われ、怪我や病気になると医者に見せていたという。 で、その「犬専用の医者」、御犬医者という…

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スペイン・新石器時代の木材利用…なんか日本の縄文時代に比べて物足りない感が

うろうろしていて見つけた、スペインの7000年~5000年くらい前の新石器時代の木材利用についての論文。 場所はLa Dragaという遺跡で、湖のほとりにあり、集落の大半が水没しているので水に沈んでる遺物の残りがいいらしい。なんだかかわいらしい昔の家の再現とかある。 で、この遺跡から出ている木材から、表皮を剥いだり、伐採…

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バクトリアで見つかっていた「未知の文字体系の碑文」、クシャン朝の独自文字とほぼ確定される

うろうろしていたら偶然見つけた面白そうな論文。 1950年代以降、バクトリア(現在のカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンからアフガニスタン南部にかけて)で見つかっていた、未知の文字で書かれた碑文が、最近見つかった碑文を手がかりに解読できそう、という話である。 ↓石碑の見つかっている場所 これらのほとんどは2-3世…

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「黒檀」(ebony)の語源は古代エジプト語から。だがアジアの「黒檀」とエジプトの「黒檀」は別物だった

黒檀の語源は古代エジプト語、っていうの見かけて、んっ黒檀ってアジアにしかなくないっけ? と思ってちょっと調べてみた。 結論から言うと、「黒檀」と呼ばれている植物の中には複数の種類があり、アジアの黒檀とアフリカの黒檀は別だった。 というか黒檀という言葉じたい、「黒い木材」を意味するバズワードのようなものだったのだ。 古代…

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