エジプト人都市伝説 HA TO NI KU

その昔、とあるエジプト好きの集まる酒場でビール片手に聞いた物語。
ウソか本当かは知らない。でも、これが本当に思えるところがミソ。

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その人は関西の某言語大学に通っていたという。
大学には、エジプト人留学生がいた。

エジプトでは昔からハト料理というものが好まれていた。個人墓の壁画でも、水鳥を捕る猟師が生き生きと描かれている。

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エジプト人留学生が日本に来て何が一番驚いたのかというと、街中で丸々と太ったハトがたくさん群れているのを見かけるのに、誰も気にしないということだったそうだ。

 「ねえ、どうして日本人は美味しそうなハトに見向きもしないんだい? あれは誰かのものなの?」

彼がそう言うのを周りは冗談だと思って流していた。

事件が持ち上がったのは、それからまもなくのことだった。学内で、動物虐待が行われた恐れがある、と騒ぎになったのだ。
ゴミ捨て場に、ハトの首だけが多数転がっていたのだという……。

エジプト人留学生が、ガマンできずに学内にいたハトを捕まえて食べてしまったと判明したのは、警察が呼ばれる直前のことだった。
彼はのちに語ったという。「首も食べればよかった」と。

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このお話は、死から遠い現代日本において、肉を食べるということがどういうことなのか、命のやり取りとか生き物を殺して食うことの責任とか、なんかそんなことを伝えてくれる…

…わけはなくて、「腹の減ったエジプト人に丸々と太ったハトは見せるな」という教訓話ではないかと思うのだが。
まあ日本人も他国人のことは言えないと思うんですけどね。
脂の乗ったイキのいい魚を見せられたときの反応を想像するに…


ところで、この話ってソースあるのかしらん。

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