大人の塗り絵:試し塗りから完成まで

「大人の」と聞いてエロい想像をした人は反省してカルカッタまで生糸の買い付けに行って来て下さい。
手漕ぎバルシャで。


この「塗り絵」は、世界のさまざまな名画の線の部分だけ抽出してくれている商品。
ミレーやらゴッホやらの絵の色の部分だけ自分で塗れる。「あのゴッホ先生と、時を越えて夢の共演★」なんかも出来ちゃいます。

あれです、 線画交換 の感覚です。

よそ様の線画に色をつけるときの、普段にない高揚感、絵師さんなら分かりますね? 企画としては面白そうなんですが、元はでっかいキャンパスに描かれた油絵、それを色鉛筆や水彩で紙の上に模写しようというんですから、これが意外と難易度が高いのです…。

と、いうわけで実際にチャレンジしてみることにしました。
今回はコロー先生の「フォンテーヌブローの森」を選択。
完成品のお手本はこちら。

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陰影や素朴な田舎っぽさが素晴らしいですね。木々の生き生きとしたさま、水の表現などが秀逸。
これを完璧に再現することは画材の違いからまずもって不可能。別の方法でいかに自分なりに雰囲気を出すかが勝負です。


振り絵の本見ると、塗り方のところに「色鉛筆とクレパスを使って、油彩画風に仕上げよう」なんて書いてありますが、そんなの関係ねぇ! 色鉛筆だけで仕上げてくれる。うちクレパスないし。 ←

それでは、塗り塗りスタート!

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一時間経過。
面白いほど進まない(笑) しかもこの時点で原画と明らかに雰囲気違う…

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二時間半くらい経過。
この紙の色のノリがやたらといいことと、この筆圧でもほとんどダメージを受けていないことに気づきます。
下絵はいい、むしろこの紙のスケッチブックが欲しい。色鉛筆画専用に。

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三時間経過。
鉛筆削りの中が削りカスで一杯になりつつあります。おもに緑色の。

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四時間経過。
牛が細かくて意外に難しい。これはクレパスでは無理だろう…。

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五時間経過。
そろそろ指が痛くなってしました。
右手の中指が、海腹川瀬で連打しまくった後みたいになってます。

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六時間経過。
おやつを食べつつ塗りすすめます。画面がだいたい埋まりました。
全体をよく見て塗り残しなどのチェックに入ります。

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スキャンした色と、原画の色が違うのはアナログ絵の宿命です。

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と、いうわけで、仕上がりまで7時間くらいでした。
普段、風景画一枚に平均8時間くらいですし、人間の集中力の持続限界を考えても、こんなもんですかねえ。

…一冊あれば、獄中生活だって余裕で暇つぶし出来そうですね!(笑)







大人の塗り絵 フランスの風景編
河出書房新社

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