ハムナプトラ3を見てきたわけだが
燃え上が~れー
燃え上が~れー
燃え上が~れー
始皇帝~♪
というわけで今回のボスは始皇帝さんです。ほんとに燃えるのでお楽しみに。(?)
オリンピックの絡みかやたらと多い中国もの映画ですが、この映画は礼賛というよりむしろイヤミであったというところがポイントか。
映画の日本でのタイトルを「ハムナプトラ」としてしまった人たちは、少しは反省しているだろうか。
原題は「The mummy」、世界各地の邪悪なミイラと戦うお話である。
というわけで3作目も初心貫徹、主人公たちの「俺はミイラ退治の専門家だぜ」とか「ミイラを蘇らせるのが得意」だとか「ミイラに縁があるね」だとか「ミイラはもうこりごり…」だとかの自虐的なセリフが光るミイラづくしの映画となっておりました。
ミイラじゃないけど。
あらすじは、公式サイトなどで見られるとおり。
イヴリンたちの一人息子アレックスは、中国で始皇帝の墓を発掘する。(兵馬俑なんだが…)
しかしその墓に収められた皇帝も兵士も、呪いで石化しているだけで実は死んではいなかったのだ!
一方、退屈な日々を送っていたオコーネル&イヴリン夫妻は、上海にある秘宝を届けてくれと頼まれる。上海ではイヴリンの兄ジョナサンがナイトクラブを経営しており(当時はイギリス領)、アレックスもナイトクラブに出入りしている。
主要登場人物が揃ったところで、物語は動き始める…。
ネタバレしても別にどっちことないくらい、あらすじは超王道、誰にでも読める、むしろあらすじなんてどうでもいい的な娯楽映画。
で、何がイヤミかというと、
悪役=中国の軍人さんたち
始皇帝
いい人=チベット人妖術師(?)
チベットの素敵な動物
イギリス人
始皇帝に殺された兵士と庶民
そして蘇った始皇帝が「わがものを取り返す!」と叫ぶのに対して、皇帝に殺されて蘇った兵士と庶民たちが、スキやクワを掲げながら「自由を! 自由を!」と叫ぶ。
…中国人に怒られないのかコレ。
ご当地ものとしては、南米=未開地と勝手にレッテルを貼って手を抜いた、お粗末だったインディ・ジョーンズよりはよく作りこんであったと思います。
ただ、このテの映画のお約束として、何か微妙な勘違いも。忍者が出てきたり、ヒロインがアオザイを着ていたり。皇帝は五行の力をほしいままにするはずなのに火と水しか操っていなかったり。木とか意味わかんなかったんだろうな…。
他、皇帝がふつーの兄ちゃんだった(ヒゲくらいあっても…)ところや、妖術師がふつーのおばちゃん(ストーリー的に、もっと美女でも良かったんじゃ)だったところが少し残念。ヒュドラも。東洋チックな竜にして欲しかった。
でもまあ、そのへんは突っ込むヒマもなく話が進んでいくのでどうでもいいのかもしれない。
エンディングは300(スリーハンドレット)と同じ手法でしたが、作った人の頭を疑いたくなるような悪趣味だった300のEDに比べればずっと良かった。ここのところ冗談でハズレ臭のする話題作ばかり見ていたせいか、全体的な印象は、まあまあ、です。一人で見ると金返せ状態かもしれませんが、皆でわいわい見にいく分には楽しめるかなと。ええ、なんていうかまあ、エジプトじゃない時点で映画の価値は半減ですしね。
最後のジョナサンのセリフからして、ミイラと戦うというストーリー敵に、次回作はおそらく南米。
このまま本当に世界じゅうのミイラを巡ってしまうつもりなのか、またジョナサンが酷い目に遭う展開なのか(笑)、リンはヒロインとして定着してしまうのか。それはそれでちょっとどうなのよ、と思わなくもない。
エジプトに帰ろうぜエジプトに。
まだミイラ沢山あるよ…?
燃え上が~れー
燃え上が~れー
始皇帝~♪
というわけで今回のボスは始皇帝さんです。ほんとに燃えるのでお楽しみに。(?)
オリンピックの絡みかやたらと多い中国もの映画ですが、この映画は礼賛というよりむしろイヤミであったというところがポイントか。
映画の日本でのタイトルを「ハムナプトラ」としてしまった人たちは、少しは反省しているだろうか。
原題は「The mummy」、世界各地の邪悪なミイラと戦うお話である。
というわけで3作目も初心貫徹、主人公たちの「俺はミイラ退治の専門家だぜ」とか「ミイラを蘇らせるのが得意」だとか「ミイラに縁があるね」だとか「ミイラはもうこりごり…」だとかの自虐的なセリフが光るミイラづくしの映画となっておりました。
ミイラじゃないけど。
あらすじは、公式サイトなどで見られるとおり。
イヴリンたちの一人息子アレックスは、中国で始皇帝の墓を発掘する。(兵馬俑なんだが…)
しかしその墓に収められた皇帝も兵士も、呪いで石化しているだけで実は死んではいなかったのだ!
一方、退屈な日々を送っていたオコーネル&イヴリン夫妻は、上海にある秘宝を届けてくれと頼まれる。上海ではイヴリンの兄ジョナサンがナイトクラブを経営しており(当時はイギリス領)、アレックスもナイトクラブに出入りしている。
主要登場人物が揃ったところで、物語は動き始める…。
ネタバレしても別にどっちことないくらい、あらすじは超王道、誰にでも読める、むしろあらすじなんてどうでもいい的な娯楽映画。
で、何がイヤミかというと、
悪役=中国の軍人さんたち
始皇帝
いい人=チベット人妖術師(?)
チベットの素敵な動物
イギリス人
始皇帝に殺された兵士と庶民
そして蘇った始皇帝が「わがものを取り返す!」と叫ぶのに対して、皇帝に殺されて蘇った兵士と庶民たちが、スキやクワを掲げながら「自由を! 自由を!」と叫ぶ。
…中国人に怒られないのかコレ。
ご当地ものとしては、南米=未開地と勝手にレッテルを貼って手を抜いた、お粗末だったインディ・ジョーンズよりはよく作りこんであったと思います。
ただ、このテの映画のお約束として、何か微妙な勘違いも。忍者が出てきたり、ヒロインがアオザイを着ていたり。皇帝は五行の力をほしいままにするはずなのに火と水しか操っていなかったり。木とか意味わかんなかったんだろうな…。
他、皇帝がふつーの兄ちゃんだった(ヒゲくらいあっても…)ところや、妖術師がふつーのおばちゃん(ストーリー的に、もっと美女でも良かったんじゃ)だったところが少し残念。ヒュドラも。東洋チックな竜にして欲しかった。
でもまあ、そのへんは突っ込むヒマもなく話が進んでいくのでどうでもいいのかもしれない。
エンディングは300(スリーハンドレット)と同じ手法でしたが、作った人の頭を疑いたくなるような悪趣味だった300のEDに比べればずっと良かった。ここのところ冗談でハズレ臭のする話題作ばかり見ていたせいか、全体的な印象は、まあまあ、です。一人で見ると金返せ状態かもしれませんが、皆でわいわい見にいく分には楽しめるかなと。ええ、なんていうかまあ、エジプトじゃない時点で映画の価値は半減ですしね。
最後のジョナサンのセリフからして、ミイラと戦うというストーリー敵に、次回作はおそらく南米。
このまま本当に世界じゅうのミイラを巡ってしまうつもりなのか、またジョナサンが酷い目に遭う展開なのか(笑)、リンはヒロインとして定着してしまうのか。それはそれでちょっとどうなのよ、と思わなくもない。
エジプトに帰ろうぜエジプトに。
まだミイラ沢山あるよ…?