「ドラゴンボール エボリューション」を観てしまった件

何をどうやってどうなったのか、見に行ってきました。

前評判どおりか、それを上回る衝撃 を受けることは確実ですので、見にゆく方はある程度の諦めと覚悟をもたれたほうがよろしいかと…(笑)
一人で行くと、たぶん、べっこり凹んだまま帰宅してしばらく映画見に行きたくなくなると思う。

さてこの話題のハリウッド映画、どうやらドラゴンボールで育って大人になった人たち狙いみたいです。休日ということで意外と人は多かったんですが、カップル、男性のみの友達グループ、まれに中年以上のご夫婦など全般的に年齢高め。子供の姿は皆無…
オープニング直後の館内のざわめき、ツッコミ場面の一体感、終わったあとも席を立たずにジッと何かの思索にふける人々、などなど、もはや感想は聞くまでもなくある一定の方向性を示しています。


まあ…

こまかい感想はもう十分すぎるほど誰かが言ってくれてるからいいよね…




あとで、この映画をなんと呼べばいいのか考えていたとき、ふとピッタリな言葉を思いついたのです。
一言で言うと

画像

ドラゴンブリーピース。



なんぞそれー! って方は検索してみるといいよ…。
銀魂ってアニメのギャグシーンで、「ウケ狙いでジャンプ人気マンガの要素ぜんぶ組み合わせたらこうなったぜ」っていうネタ。映画も、原作の色んなシーンをちぐはぐに組み合わせた微妙な内容で、原作から離れてるわけじゃないけど何も理解せずに作ったことがバレバレ。

そして「ナマステ~」の破壊力は異常。(笑)



あまりの衝撃にしばし呆然としたのち、人々はおもむろにカラオケへと向かい、そして懐かしいあのドラゴンボールのOPを熱唱するのでした…。
ずっと聞いてないのに、歌詞も曲も覚えてんだよね。
ああ、そうそう、こんな話だったなあ。って。

妖怪変化も悪いやつらもぶっとばし、この世の摩訶不思議に立ち向かい、わくわく冒険とともに七つのボールを捜して何でも願い事を叶えてくれる龍を呼び出す話だったんだよね…!

もうねピッコロとか出さずに、レッドリボン軍との戦いでよかったと思うんだ。ぼかぁ。
子供使うのは問題あったんかもしれんけど、じーちゃんに鍛えられつつ田舎で育った野生児が最新兵器を使いこなす悪の軍団をフルボッコにしちゃう、痛快アクション劇で良かったんじゃないか?僕らはゴクウの常識ハズレなとことか、無邪気なとことか、想像できないことも可能に出来ちゃうとことかが好きだったんだよ。普通じゃない ってそういうことだよ。


とりあえず実写化クオリティとしてはマリオブラザーズに匹敵するとだけ言っておきます。
三部作だなんて俺は信じない

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