世界ふしぎ発見で、ドロシー・イーディをやったらしい。
イギリス行ってる間に、ドロシー・イーディ (自称 オンム・セティ/エジプトでの通称 ブルブル・アブドゥルメギード) を特番でやってた模様。
彼女も何気に大英博物館で育ったエジプトマニア(&アマチュア学者)です。
師匠が、大英博物館のエジプト・コレクションの大半を担ったウォーリス・バッジという、これまた濃い系統。
つーか幼女(当時11歳)に手を出すイギリス紳士なバッジって… いや、なんでもないです。
番組は見てないのですが、「彼女の日記から明かされつつある秘密…」ってことならば、アビュドス神殿の書庫の地下にあるかもしれない未知の空間と通路の話じゃないのかな。アビュドス神殿の中を通り抜けて、王名表の描かれた廊下からオシレイオンの方向へ抜ける途中にある通路から書庫に入れるのですが、そこの床が他の部屋より微妙に高い。その地下に知られざる別の部屋があるんじゃないか、と彼女は言ってたらしいです。
発掘するなら急がんと、地下水位が上がってオシレイオンは水没寸前、地下に部屋があるとしたらそこも水没の恐れがあるんだとか。
ただ、それはドロシー・イーディの前世の記憶から調査されてる話ではない。
神殿に隠された地下室や、まだ見つかっていない付属神殿なんかがあるかも、っていうのは多いにありえる話だし、地下水によるダメージを調べなきゃならんっていうのもある。アビュドス周辺は住宅が増えて神殿の保護が大変のようですし。
私自身が前世の詳細な記憶なんてあり得ないぜ派なのもあるけど、ドロシー・イーディの真に偉大なところは、夢物語を夢で終わらせず現実に変えた信念と生き様。好きなものに文字通り人生をかけて、過去と現実両方に同時に生き、二つの人生を同時に完成させたところにある。一人で二人ぶん、「今の自分」と「過去の自分」のぶんを生きるには、どれほどのエネルギーが要るかと。簡単に「転生」とか面白おかしく片付けちゃってくれちゃ困りますよ!
それにしても、世界ふしぎ発見のエジプトネタも、ずいぶんマニアックなところを扱うようになったものだなと…
ツタンカーメン、ハトシェプスト、クレオパトラ… あとピラミッドとか、有名どころ全部ザヒ・ハワス博士に持ってかれちゃってるから?
アメリア・ジョーンズもやったんでしたっけ。
ならば次はウィニーフレッド・ブラックマンとか、ウィニフレッド・ブラントンとか、どうかな! エジプト学に関わってる個性豊かな女性たちは、結構多いのだ。日本での知名度はあまりなさそうですし、資料も少ない。テレビ番組とのタイアップでも構わんので良い日本語文献を是非とも出版してもらいたいな。
何かTBSの番組構成を見てると吉村さん(早稲田?)関連しか流せないみたいな印象を受けるんだけど、たまにはアコリスとかアクミームとか、中部エジプトやってくれないものか。
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参考:日本の考古学者はどこで発掘を行っているか(西アジア編) (サイクルズ・スクウェア内)
上記のページは、だいぶながいこと更新されてませんが。
個人的にちょっと気になっていたトゥールの遺跡はこんなかんじ
ちょうどナショナル・ジオグラフィック3月号がシナイ半島の特集でした。相変わらず写真のクオリティが素晴らしいんで、ご興味のある方は是非。
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録画してたディスカバリーチャンネルの「古代エジプトのスキャンダル」は、久しぶりにダメダメ番組にヒットしました…orz
古代エジプト人も現代人と同じように、欲望や願望を持っていた、というのは同意。もちろん犯罪だってあっただろうし、ダメダメな人だっていた。だけど、…ゴシップだからって、故意に異文化を貶めようとしたり、ある一部だけ歪曲して取り上げたりするのは、それは良くないだろう。
酩酊の祭りがあったのは事実だけど、ムトとハトホルとセクメトとテフネトを全部ごっちゃにしてどうする。ハトシェプストが行ったのはテーベのカルナック&ルクソール神殿を船で往復するアメン神の大祭で、それは自分がアメンの娘だと称したのが理由。アメン神の妻がムト。酩酊の祭りはセクメト(&テフネト)だよ。新王国時代には同一視もされてたけど。しかもムト女神の紹介の背景がハトホル女神の柱とかもうね。
祭りでは乱交パーティーがありました、と言いつつ背景の画像に使っているのはトリノ博物館の娼婦の絵だし(笑)
あんまりにもアレなんで最初の10分でやめちゃった。
ディスカバリーチャンネルは、時々大ヒットがある反面、大ハズレもあるから困る。
彼女も何気に大英博物館で育ったエジプトマニア(&アマチュア学者)です。
師匠が、大英博物館のエジプト・コレクションの大半を担ったウォーリス・バッジという、これまた濃い系統。
つーか幼女(当時11歳)に手を出すイギリス紳士なバッジって… いや、なんでもないです。
番組は見てないのですが、「彼女の日記から明かされつつある秘密…」ってことならば、アビュドス神殿の書庫の地下にあるかもしれない未知の空間と通路の話じゃないのかな。アビュドス神殿の中を通り抜けて、王名表の描かれた廊下からオシレイオンの方向へ抜ける途中にある通路から書庫に入れるのですが、そこの床が他の部屋より微妙に高い。その地下に知られざる別の部屋があるんじゃないか、と彼女は言ってたらしいです。
発掘するなら急がんと、地下水位が上がってオシレイオンは水没寸前、地下に部屋があるとしたらそこも水没の恐れがあるんだとか。
ただ、それはドロシー・イーディの前世の記憶から調査されてる話ではない。
神殿に隠された地下室や、まだ見つかっていない付属神殿なんかがあるかも、っていうのは多いにありえる話だし、地下水によるダメージを調べなきゃならんっていうのもある。アビュドス周辺は住宅が増えて神殿の保護が大変のようですし。
私自身が前世の詳細な記憶なんてあり得ないぜ派なのもあるけど、ドロシー・イーディの真に偉大なところは、夢物語を夢で終わらせず現実に変えた信念と生き様。好きなものに文字通り人生をかけて、過去と現実両方に同時に生き、二つの人生を同時に完成させたところにある。一人で二人ぶん、「今の自分」と「過去の自分」のぶんを生きるには、どれほどのエネルギーが要るかと。簡単に「転生」とか面白おかしく片付けちゃってくれちゃ困りますよ!
それにしても、世界ふしぎ発見のエジプトネタも、ずいぶんマニアックなところを扱うようになったものだなと…
ツタンカーメン、ハトシェプスト、クレオパトラ… あとピラミッドとか、有名どころ全部ザヒ・ハワス博士に持ってかれちゃってるから?
アメリア・ジョーンズもやったんでしたっけ。
ならば次はウィニーフレッド・ブラックマンとか、ウィニフレッド・ブラントンとか、どうかな! エジプト学に関わってる個性豊かな女性たちは、結構多いのだ。日本での知名度はあまりなさそうですし、資料も少ない。テレビ番組とのタイアップでも構わんので良い日本語文献を是非とも出版してもらいたいな。
何かTBSの番組構成を見てると吉村さん(早稲田?)関連しか流せないみたいな印象を受けるんだけど、たまにはアコリスとかアクミームとか、中部エジプトやってくれないものか。
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参考:日本の考古学者はどこで発掘を行っているか(西アジア編) (サイクルズ・スクウェア内)
上記のページは、だいぶながいこと更新されてませんが。
個人的にちょっと気になっていたトゥールの遺跡はこんなかんじ
ちょうどナショナル・ジオグラフィック3月号がシナイ半島の特集でした。相変わらず写真のクオリティが素晴らしいんで、ご興味のある方は是非。
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録画してたディスカバリーチャンネルの「古代エジプトのスキャンダル」は、久しぶりにダメダメ番組にヒットしました…orz
古代エジプト人も現代人と同じように、欲望や願望を持っていた、というのは同意。もちろん犯罪だってあっただろうし、ダメダメな人だっていた。だけど、…ゴシップだからって、故意に異文化を貶めようとしたり、ある一部だけ歪曲して取り上げたりするのは、それは良くないだろう。
酩酊の祭りがあったのは事実だけど、ムトとハトホルとセクメトとテフネトを全部ごっちゃにしてどうする。ハトシェプストが行ったのはテーベのカルナック&ルクソール神殿を船で往復するアメン神の大祭で、それは自分がアメンの娘だと称したのが理由。アメン神の妻がムト。酩酊の祭りはセクメト(&テフネト)だよ。新王国時代には同一視もされてたけど。しかもムト女神の紹介の背景がハトホル女神の柱とかもうね。
祭りでは乱交パーティーがありました、と言いつつ背景の画像に使っているのはトリノ博物館の娼婦の絵だし(笑)
あんまりにもアレなんで最初の10分でやめちゃった。
ディスカバリーチャンネルは、時々大ヒットがある反面、大ハズレもあるから困る。