古代エジプトの神様 with 大航海 マアトについて
古代エジプト語で「マアト」という言葉は、ある重要な概念を表す言葉であるとともに、女神の名前でもあります。
「神」という決定詞をつければ神様名。無ければ概念。
その概念とは、”この世のあるべき形”で、現代日本語に置き換えると、正義、秩序、真理などが当てはまります。
古代エジプトには「神の定めた、この世界のあるべき正しい姿」という概念があり、その概念に沿っているか外れているかで善悪を判断していたようです。
たとえば、太陽が東から昇り、西の地平へ沈んでゆくこと。太陽は毎朝生まれ、夕刻に死ぬ… 一日ごとに死と再生を繰り返すものであるということ。死すべきものは死ななければならず、しかし夜という試練に打ち勝って生まれ変わるべきである。
これが、世界のあるべき秩序であり、真理。
マアトはこの世の秩序や正義も意味するものなので、裁判官(古代世界では神官が兼任するのが普通)にとっても守護神です。裁判官は「マアトの名において」、神の代理人として裁きを下します。
もちろん、”神の定めた秩序”は、政治的に利用すれば「平民は王に逆らってはならぬ、これが神の定めた秩序」というような人間にとって都合のいいものにもなりがちなわけで、神権政治が行われていた古代世界においては、神の望む秩序 と、 その時代の権力者の望む秩序 が矛盾を起こすこともありました。そこはそれ、エジプト史の本を読むと何か出てくるかもしれません。
「マアト女神」は世界のあるべき姿を ”擬人化”(擬神化?) したものなので、女性の形はしていますが、神話の中で何かの役割を演じるわけではありません。正義・秩序の象徴なので、性格づけをするなら、超マジメな人になるはず。タブン。
形式的には太陽神ラーの娘とされますが、これは、この世に秩序をもたらしたのが最高神ラーってことになっているから。知恵神トトの妻とされることもありますが、正しき知恵は秩序を実現させるもの、また知恵あるものは正義を成すべし、といった思想もあってのことと思われます。
>>Maat女神さまのお姿はこんなカンジだ。(Googleイメージ検索)
マアト女神の頭には、ダチョウの羽根がついています。大気の神「シュウ」がつけているのと同じものです。
この羽根は、死者の審判に使われる天秤に載せられる「真実の羽根」として知られるもの。
羽根は軽く、心臓は罪で重くなる。というわけで、生前に罪を犯していると心臓が重くなって、羽根と心臓が釣りあわなくなり、審判に失格してしまいます。失格すると、心臓は天秤の下で待ち構えているアメミット(アーマーンとも呼ばれる)のお腹の中へ…。
古代エジプト人にとって心臓=魂の宿る場所なので、死後の世界での復活が出来なくなり、永遠にサヨウナラになってしまいます。真理の天秤にて裁きを行う。罪人の魂は消滅せよ! みたいなニュアンスと思っていただければ。
ちなみに、この死後の審判に合格するための各種カンペが、死者の書の呪文として残っています。お供えは神様へのワイロだとか、カンペがあって好まれる回答が決まってたらそもそも審判の意味ねーじゃん、とか、黒いことを考え出すとキリがありませんが、そこは言ってはいけません。人間社会と同じく、神様の世界も高度にシステム化されてくるとそんなもんです。人口が増えれば死者も増える。より効率的に信者を捌くためには、多少の融通も致し方ありません。
まあ、そんなことやってるから破綻したんだと。
キリスト教だって、最初にエジプト来たときは「エジプト宗教に出来ないことを私たちが!」みたいな、元気溢れるベンチャー宗教だったんですが、信者数が増えた今ではAMAZON OKです。
お察し下さい……
と、いうわけで。
「FFの敵キャラを思い出す」「meat(肉)」等 酷いことを言われている うちの大航海キャラですが、古代エジプト的にはすげー縁起のいい名前なんだよ?! マジで! 日本語に直すと「真子」とかそんな感じだよ!(直すな)
古代のエジプト語名に慣れすぎて、のちのち肉と読み間違えられることなど全く想定もしていなかったよ…
#リターンのRe:を太陽神と空目するようなエジキチ脳ですから
--------
(c)2005-2009 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
『大航海時代 Online』の画像は、『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントをお持ちのユーザーのみに株式会社コーエーが使用許諾を行ったものです。
「神」という決定詞をつければ神様名。無ければ概念。
その概念とは、”この世のあるべき形”で、現代日本語に置き換えると、正義、秩序、真理などが当てはまります。
古代エジプトには「神の定めた、この世界のあるべき正しい姿」という概念があり、その概念に沿っているか外れているかで善悪を判断していたようです。
たとえば、太陽が東から昇り、西の地平へ沈んでゆくこと。太陽は毎朝生まれ、夕刻に死ぬ… 一日ごとに死と再生を繰り返すものであるということ。死すべきものは死ななければならず、しかし夜という試練に打ち勝って生まれ変わるべきである。
これが、世界のあるべき秩序であり、真理。
マアトはこの世の秩序や正義も意味するものなので、裁判官(古代世界では神官が兼任するのが普通)にとっても守護神です。裁判官は「マアトの名において」、神の代理人として裁きを下します。
もちろん、”神の定めた秩序”は、政治的に利用すれば「平民は王に逆らってはならぬ、これが神の定めた秩序」というような人間にとって都合のいいものにもなりがちなわけで、神権政治が行われていた古代世界においては、神の望む秩序 と、 その時代の権力者の望む秩序 が矛盾を起こすこともありました。そこはそれ、エジプト史の本を読むと何か出てくるかもしれません。
「マアト女神」は世界のあるべき姿を ”擬人化”(擬神化?) したものなので、女性の形はしていますが、神話の中で何かの役割を演じるわけではありません。正義・秩序の象徴なので、性格づけをするなら、超マジメな人になるはず。タブン。
形式的には太陽神ラーの娘とされますが、これは、この世に秩序をもたらしたのが最高神ラーってことになっているから。知恵神トトの妻とされることもありますが、正しき知恵は秩序を実現させるもの、また知恵あるものは正義を成すべし、といった思想もあってのことと思われます。
>>Maat女神さまのお姿はこんなカンジだ。(Googleイメージ検索)
マアト女神の頭には、ダチョウの羽根がついています。大気の神「シュウ」がつけているのと同じものです。
この羽根は、死者の審判に使われる天秤に載せられる「真実の羽根」として知られるもの。
羽根は軽く、心臓は罪で重くなる。というわけで、生前に罪を犯していると心臓が重くなって、羽根と心臓が釣りあわなくなり、審判に失格してしまいます。失格すると、心臓は天秤の下で待ち構えているアメミット(アーマーンとも呼ばれる)のお腹の中へ…。
古代エジプト人にとって心臓=魂の宿る場所なので、死後の世界での復活が出来なくなり、永遠にサヨウナラになってしまいます。真理の天秤にて裁きを行う。罪人の魂は消滅せよ! みたいなニュアンスと思っていただければ。
ちなみに、この死後の審判に合格するための各種カンペが、死者の書の呪文として残っています。お供えは神様へのワイロだとか、カンペがあって好まれる回答が決まってたらそもそも審判の意味ねーじゃん、とか、黒いことを考え出すとキリがありませんが、そこは言ってはいけません。人間社会と同じく、神様の世界も高度にシステム化されてくるとそんなもんです。人口が増えれば死者も増える。より効率的に信者を捌くためには、多少の融通も致し方ありません。
まあ、そんなことやってるから破綻したんだと。
キリスト教だって、最初にエジプト来たときは「エジプト宗教に出来ないことを私たちが!」みたいな、元気溢れるベンチャー宗教だったんですが、信者数が増えた今ではAMAZON OKです。
お察し下さい……
と、いうわけで。
「FFの敵キャラを思い出す」「meat(肉)」等 酷いことを言われている うちの大航海キャラですが、古代エジプト的にはすげー縁起のいい名前なんだよ?! マジで! 日本語に直すと「真子」とかそんな感じだよ!(直すな)
古代のエジプト語名に慣れすぎて、のちのち肉と読み間違えられることなど全く想定もしていなかったよ…
#リターンのRe:を太陽神と空目するようなエジキチ脳ですから
--------
(c)2005-2009 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
『大航海時代 Online』の画像は、『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントをお持ちのユーザーのみに株式会社コーエーが使用許諾を行ったものです。
この記事へのコメント