古代エジプト建国シミュレーション「ファラオ」が何か物凄い件

やばいくらい面白いですよコレ。

一日12時間Civやっちゃったとか言ってる人がいて、とかどんだけ廃人だよありえねー。とか思ってましたが、それに近いことをウッカリやってしまいました。ハマって戻ってこられなくなったカ○さんの二の舞になりそうなので、反省してタイマーかけて遊ぶことに…。

しかし、こんなゲームがいまから10年以上前に存在したとはなあ。


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このゲームはシナリオが存在して少しずつ難しいステージへ、かつ時代も進んでいくというものなんですが、そのシナリオが知ってる人間にとっては燃える展開ではないかと。

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こんなカンジで、エジプト中の町を発展させていきます。
ナイルデルタの町、シナイの鉱山、ナイル上流のヌビアとの国境線。デルタの町ではパピルスを作り、シナイの鉱山では本国に金を送りつつ異民族を退け、ヌビアとの国境線では防衛拠点とオベリスクを築く。
最初の頃は食料自給率上げないといかんのかと思ってたけど、製造業を充実させて輸出して、穀物なんかは輸入したほうが、労働者の人数あたりの収入が高くなって財政が楽と悟りました。

嗚呼、ここでも交易するのか…

交易する都市はマップ上から選んで交易路の開拓をしなくてはなりません。
過去に自分が発展させた都市が選択にあったりするとホロリとします。
今はまだグレイアウトしてるけど、キュレネがあったりしてワクテカします。交易品は何があるのかなあ!

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ひたすらパピルスを量産するの図

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突発的な敵軍進攻や壊滅的な災害もくるので、セーブはこまめにしておいたほうがよいかも。
最初の頃、めんどくさくて他都市からの貢物要求を断りまくっていたら都市が攻め滅ぼされたこともあったしね!!
んでその損害を埋めようとしたら財政破綻、税率を上げたら労働者が逃げ、人手不足で火災や疫病蔓延という転落パターンも経験しましたとも、ええ。なかなかシビアです。

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海戦ならぬ川戦もあります。ただし軍港はナイルの流れが安定してるとこじゃないと使えない。
デルタ地帯は川の氾濫で川幅が変わりやすいので築きにくい。
もちろん内陸のオアシスでは陸軍のみ。
歩兵隊は武器代がかかりすぎるため、安上がりな弓兵を量産するのが良いらしい。

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マスタバはこんなかんじです。
デカい建造物は、ゲーム内時間でほんとに20年くらいかかるよう設計されてるので、なるべく整地だけは序盤からやっとくほうがいいみたい。都市が発展しきってから手をつけると、倍速モードみたいな状態にして横で本でも読みながら待つしかありません。


と、いう感じで作りこみやゲームバランスもなかなかのものなんですが、何よりウケたのは、ヘルプがヘルプじゃないってことです。(笑) ふつーウィンドウに「?」マークがあったら、操作方法でも教えてくれるんかと思うじゃないですか。ところが…

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古代エジプトマメ知識だった

お前らどんだけエジプト好きなんだよ(笑) ちょっと握手しよう。
ありとあらゆるモノにヘルプファイルがついていて、ピラミッドの「?」マーク押したら ピラミッドとは何か とか説明されたうえに、 詳しくはこちら ボタンまであった。どんだけだ。


さらに町を歩いている労働者ユニットをクリックすると、名前とセリフが出てきて、さらにボイスつきで喋る。 村人Aのひとりひとりにまで古代エジプト人の名前つけるヤツがこの世に他にもいるとは思わなんだ・・・! なんという親近感。ていうか名前が見事なくらい被ってないんですが。一体何人分の名前を入力してあるんでしょうか。パネエ。



作りこみもさることながら、溢れる愛に感動した。
このゲームはパッケージリニューアルして再発売すべき。絶対売れるから。
むしろ売れなかったら200本買って近所に配るわ(何

3DのChildren of the Nileよりは、ドット絵のこっちを普及してほすぃ。

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