HAYABUSA ―BACK TO THE EARTH― を見てきた。

2009年、世界天文年ー!(もう一年の半分終わってるけどな!)
やっほぅマリィ●さん見てる?


「はやぶさ」とは、2003年5月に打ち上げられた小惑星探査機。小惑星イトカワに着陸してサンプルを採取、ただいま地球に向けて帰還飛行中。来年6月に地球に帰還する…とともにサンプルの入ったカプセルを放出して大気圏で燃え尽きる予定の、ソッチの世界(どっちだよ)では有名なアレ。

で、その6年に渡る旅路を映画化したものが、これ。「HAYABUSA ―BACK TO THE EARTH―」
映画とはいえプラネタリウム上映なので、良くあるドキュメンタリー映画ではなく、「宇宙へのロマン」みたいなものが前面ら押し出されています。難しい話は端折りまくりなのでお子様にもオススメかもね。



(本編のナレーションでも入らなかったけど、↑の予告映像でオレンジ色の帯に包まれてるところって、太陽フレアの直撃受けた時のイメージ…?)

予告編で分かるように、音楽とナレーションのクオリティが無駄に高いです。(笑)

一緒に上映してた「銀河鉄道の夜」もやたらハイクオリティで、思わずDVD買って帰りそうになったけど、プラネタリウムのドームで見ないと面白くないんだろうなあ…多分。





観にいったのは府中市郷土の森博物館、のどかな田園の中にあり、駅から徒歩でも行ける距離。
人いねーだろと思って行ったら、意外と人はいました、それもほとんど大人、それほど年齢の高くない成人男性。 擬人化はやぶさたん組か

…まず上映前に通常のプラネタリウム展があるんですが、学芸会レベルの超棒読みのたどたどしいおねーさんが、全力で盛り下げてくれます。そこからおもむろに、「はやぶさ」上映へ。大人率高いので静か。プラネタリウム一杯に映し出された 地球は… 地球は 青かった…。

普通の映画館じゃなくプラネタリウムでやるってののよさは、自分の周囲全面に宇宙がぶわーって広がるとこですね。擬似無重力体験できます。はやぶさ興味なくても星空見に行くだけでもいいかも。監修がしっかりしてるので、科学的におかしいだろコレ、って演出もなく。(宇宙空間なので無音なのを、BGMの効果音でうまく誤魔化してた) ナレーションが盛り上がりすぎなのにひかなければ楽しいはず。

短い時間で、雰囲気で魅せようとする映画なので、細かい技術の話なんかは全部はしょってます。前述したように音楽とナレーションのクオリティが高いので、安心して見られる感じ。前座で力いっぱい盛り下げてくれているため、そこからはもうテンション上がるしかないっていうのも効きますね★
ま、そんなイヤミはともかくとして、最後に、地球へと戻ってきた「はやぶさ」の前にもう一度青い地球が迫ってくるシーンは、なかなか素晴らしかった。エンディングテロップ&テーマ曲は反則。

#「はやぶさ」=ホルス神 と脳内変換するとさらに萌え率倍。
#「はやぶさ2」作って小惑星アポピスに向かわせたりすると大気圏で燃え尽きます。私が。←



■スイングバイを体験

スイングバイシミュレーターってのがあるので、こいつで実験してみると一発でわかる。昔、意味が分からなかったとき、これやりながら本読んだもんだ…

画面でクリックすると、そこから物体が地球に向かって落下。落下途中に月の引力に干渉されると落下曲線が曲がって、いきなりスピードが上がる。これがスイングバイ。うまくやると、月と地球の間を何周もぐるぐる回り続ける物体が出来ますb



遺跡マニアにならなかったら、宇宙マニアになってたんだ、俺…
宇宙は広すぎて、「46億年」とかの単位だったから挫折した。遺跡なら地球上の歴史だけだから、1万年以内で済むからなー…

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