「海のエジプト展」にいってきた。

パシフィコ横浜で先週から開催中の「海のエジプト展」。

行く前から予想はしてましたが、全般的に子供向け。展示方法は凝ってましたが、展示品としてはうーん、そこまで凄いかというと、うーん。ボリューム的にはさほどもなく。広々とした会場で、ご家族で楽しむことを前提に特殊映像で「海」っぽい爽やかな雰囲気を作り出した展示会でした。

夏の横浜だから雰囲気があるといいますか。

予報が雨だったせいなのか、二周目にも関わらず人はそんなに多くなく、上野で開催されるようなエジプト展とはまた違った雰囲気。



展示物は、巨大なステラやナオスのほか、あまり目立つものはないです。
そのせいか、ご家族連れのほかはえらいマニアックなエジプト好きの人しか居なかったような(汗) 何故か展示物について的確な説明をしはじめる謎のカポゥーとかもいたり。ええ、私じゃないすよ。

長年海流に洗われているお陰で磨り減っていて文字もほとんど読めないような板、原型のほとんどないスフィンクスとか。大量の地味な青銅器とか…。
なんの装飾もないただの「皿」や「ひしゃく」を大量に並べられても、生活観は感じるが見て面白いものではないなあというのが正直なところ。同じものをたくさん展示する意味が分からなかった。

「最大級のファラオの像!」と宣伝されているメインの像も、うーん、もっと巨大な像も山ほどあるし、波で削れてるのもあって造形も素晴らしいというほどでは。


説明文は文字が大きく、子供向けに振り仮名もふられていて親切。(なぜ「女神」に「じょしん」と振り仮名なのかとは思ったけど^^;)
だけど、カノープス=カノポス壷のカノポスのことだとか、アレクサンドリアはナイルの支流の河口付近にできた中州の町なので地盤がゆるいとか、そもそも河口の体積土なんで大昔は存在しなかった町なんだとか、そのあたりの説明は、書いてあってもエジプト全く知らん人には伝わって無かったです…。

エジプトの神様の古代エジプト語名とギリシャ語、ローマ語名の対比は、あれは出典によって変わる部分もあるので、「一般的な対比です。」とか「出典元はヘロドトスです。」とか何か注意書きが欲しかった。ホルスはアポロンじゃなくて、アレスに対応させられることもあったはず。
あとセラピス神のエジプトでの姿がウシだっていう説明が抜けてた気がしますよ。


全般として、展示側の努力は分かったけど目玉に欠ける展示会。雰囲気はよいが、エジプトの歴史の中ではさほど人気のある時代ではないので地味さは否めない。ただし、夏休みに子供づれで行くにはオススメ。

ちなみに会場内のレストランは・・・・・・・ うん、「オリジナルエジプトチャイナ」と聞いて想像できる内容です。まあお手軽ではあるのかな。大型スーパーのフードコートの雰囲気だと思えば正解。

ガチャガチャフィギュアは、作りはよさげですがガチャガチャなんで、あまりオススメはできない(笑) 作りは良かったですけど。転売ヤーが買い込んでそうな予感。あと、会期終了間際にはたぶん品切れになる。

おみやげコーナーはエジプトグッズにまじって横浜ベイスターズグッズ山積み。

エジプト体操は黒歴史なのか、会場内のどこにも流れておらず、DVDの販売なども見当たらず。てっきりあの脱力ダンサーズがいると思って身構えて行ったのに! よかっ…ざんねんです!



個人的に、エジプト香水のコーナーはなかなか良かったです。
ミイラの語源がミルラだと書かれていたのはどーかと思いましたが、ロータスの香りとキフィの香りが楽しめたので。
そういえば、エジプトビールも売ってましたね…
展示物そのもの以外にも、色々体験して楽しんでいってね! という感じの展示会、と思えばいいのかな。



**********************

<<こっそりツッコミ>>


古代エジプトにトマトがあったとは知りませんでした!
ということは、南米のトマトは本当はエジプト起源なんですね?大航海時代までヨーロッパ人がトマトを知らなかったのは、エジプトでトマトが絶滅したからだと!

…看板見て誰も疑問に思わなかったのか会場スタッフ。

画像



最古のビールはメソポタミアでわ…

画像



説明文が色々直ってる(笑
デュラム小麦に「紀元前1000年から」、ピラミダーレに「1920年ごろまで栽培されていた」が付け加えられている。
しかし700円は高すぎる。花火大会の夜店のヤキソバでも、そこまでボッタくられはしない。

画像

この記事へのトラックバック