クレオパトラのアラフォー・ブルース

Nスペエジプト発掘第三集、やっと見終わった。
プトレマイオス朝はあまり興味のない時代でよく知らないこともあって、ふーん。という感じではあったものの、第二集がグダグダだったせいで細かいところが色々疑わしくてしょうがない。

ていうか、ぺろぺろと資料探してみたら

墓が最初に開けられたのは1926年で、
そのとき頭蓋骨は調査のため取り外された
頭蓋骨は第二次世界大戦で失われた

っていう話だったみたいなんですが。頭蓋骨は再建? 写真から起こした模型みたいですよ。他にも

・発掘当時、「ほんとにこれアルシノエの墓なの?」と論争になってたのはどうなったのか。
・アルシノエの骨だとすると、今まで想定されていたより年齢が若いと言われていたのはどう解決したのか。
・アルシノエがアフリカ系の血を濃く引いていたことから、プトレマイオス王家がもともとのエジプト王家と婚姻関係を結んで統治していた可能性が出てきた。

…と、色々と気になる情報が。

番組内で何も説明されていなかったような気がするんだけど、ここらへんどうなったんだろう。一般人むけに難しい内容は全部バッサリ切り捨てましたってことか。結論が間違ってなきゃ問題ないと思うが、もし今後の調査で「実はアルシノエじゃありませんでしたーテヘッ★」とかなった場合、この番組も黒歴史になりそうだ。

しかしKV63のアレよりは遥かに面白く、アレクサンドリアの懐かしい風景も見られたので個人的には良し。
セラペウムの近くの、洗濯ひもに色とりどりのパンツ吊るして売ってる一角、まだ健在かなあ…。



見ているうちに思い出した映像があったので貼っておく。




 もしもクレオパトラがあと10歳若かったら

 エジプトはローマに併合されていなかったかもしれない。


軍事力でも経済力でもローマに追い抜かれてしまったエジプト最後の武器は「女性としての魅力」だった、という面白い説。歴史の見方は色々ある。わずか5分で斬新な見え方を教えてくれる、この動画は秀逸。(笑)
そーだよな支配者といっても男だよな。異国の地で美味そうな据え膳に食いついてしまうのは、男の悲しい性ってやつだ…。

あと、これを見て、エジプトは擬人化するならやはり女性だと思った。神話でも歴史上の人物でも、やたらと女性が強くて印象的。他の文明に比べて、女性が支えた部分が大きい国だと思う。

#クフ王もマザコン説があったしね
#アクエンアテンは妃のネフェルティティがいなかったら改革は出来なかった、という説もある
#マイナーなところだとセベクネフェル女王とか、ネタ探すと面白い

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