宇宙からナイルの恵みを実感してみよう。
どこからともなく拾ってきた地球画像。
サハラ周辺の砂漠が目立ちますが、その中に濃い緑色の部分が…
素晴らしい。
宇宙からも確認出来る、これぞまさにナイルの恵み。
人間は水がないと生きていけません。そら、砂漠の真ん中に「来てください」といわんばかりの大河が流れてたら、人は住み着くよね。周囲は一面茶色なのに、そこだけ緑なんだもの。
古代エジプト文明は、気候変動によって広大な砂漠・サハラが誕生しはじめ、植物や動物が消えていくに従って川の周辺に人が集住するようになって発生したものだと言われます。もし気候変動で周囲が乾燥しなかったら人が集住して文明を築くことはなかったかもしれないわけで、その意味では砂漠の真ん中に太い川一本がずどーんと流れている、というこの状況は、偶然とはいえ、なかなかにうまい具合だったわけです。
さらにこの川、南北に長く、傾斜が緩やか。上流の南のほうで降った雨がゆるやかに下流(地中海のほう)へ順次流れ落ちてくるので、水位の上がる季節になっても氾濫しこそすれ大洪水にはならない。川べりに住むにも安心。水位の上がる季節は夏、秋口に水位が下がるので、冬小麦の種を撒く季節にジャスト。川の水位が上がって畑が自然に灌漑されたあと、小麦の種を撒けばいいだけ。肥料も川の水が適当に上流から運んできてくれます。
まさに神のめぐみ。何故か自然が至れり尽くせり。この川のほとりに住み着いた古代人が川を神格化したり供物を捧げたりしたのも、そりゃあ当たり前だろっていうか感謝しないとバチも当たろうというものですよ。
アフリカの中でも、この、川べりの緑と砂漠の赤が強烈なコントラストをなす地域は特別だと思います。川のほとりは緑ゆたかな世界、しかし川をほんの数キロ離れるだけで、そこはもう人の生きていけない不毛の土地。
川べりに住んでる人たちは、渇水の危機を感じていないだろうというのもありそう。人が住み着いて以来、ナイルの水が枯れたことはなく、水位が下がったことこそあれ、畑に水がもたらされないというだけで、生命維持に必要な飲み水まで失うことはないのだから。
大昔のエジプト人がどっかいーかげんなのも、伝統的に他文化に寛容だったのも、争うほど飢えておらず、争わなくても食っていける自然の恵みを、それと知らずに持ち続けていたからなのかなあ、なんてたまに思うわけです。現代的な物質文明の基準でいえばそれほど豊かではないように思えるかもしれないですが、古代世界の基準でいったらむちゃくちゃ恵まれてる地域なんですよね、ここは。
サハラ周辺の砂漠が目立ちますが、その中に濃い緑色の部分が…
素晴らしい。
宇宙からも確認出来る、これぞまさにナイルの恵み。
人間は水がないと生きていけません。そら、砂漠の真ん中に「来てください」といわんばかりの大河が流れてたら、人は住み着くよね。周囲は一面茶色なのに、そこだけ緑なんだもの。
古代エジプト文明は、気候変動によって広大な砂漠・サハラが誕生しはじめ、植物や動物が消えていくに従って川の周辺に人が集住するようになって発生したものだと言われます。もし気候変動で周囲が乾燥しなかったら人が集住して文明を築くことはなかったかもしれないわけで、その意味では砂漠の真ん中に太い川一本がずどーんと流れている、というこの状況は、偶然とはいえ、なかなかにうまい具合だったわけです。
さらにこの川、南北に長く、傾斜が緩やか。上流の南のほうで降った雨がゆるやかに下流(地中海のほう)へ順次流れ落ちてくるので、水位の上がる季節になっても氾濫しこそすれ大洪水にはならない。川べりに住むにも安心。水位の上がる季節は夏、秋口に水位が下がるので、冬小麦の種を撒く季節にジャスト。川の水位が上がって畑が自然に灌漑されたあと、小麦の種を撒けばいいだけ。肥料も川の水が適当に上流から運んできてくれます。
まさに神のめぐみ。何故か自然が至れり尽くせり。この川のほとりに住み着いた古代人が川を神格化したり供物を捧げたりしたのも、そりゃあ当たり前だろっていうか感謝しないとバチも当たろうというものですよ。
アフリカの中でも、この、川べりの緑と砂漠の赤が強烈なコントラストをなす地域は特別だと思います。川のほとりは緑ゆたかな世界、しかし川をほんの数キロ離れるだけで、そこはもう人の生きていけない不毛の土地。
川べりに住んでる人たちは、渇水の危機を感じていないだろうというのもありそう。人が住み着いて以来、ナイルの水が枯れたことはなく、水位が下がったことこそあれ、畑に水がもたらされないというだけで、生命維持に必要な飲み水まで失うことはないのだから。
大昔のエジプト人がどっかいーかげんなのも、伝統的に他文化に寛容だったのも、争うほど飢えておらず、争わなくても食っていける自然の恵みを、それと知らずに持ち続けていたからなのかなあ、なんてたまに思うわけです。現代的な物質文明の基準でいえばそれほど豊かではないように思えるかもしれないですが、古代世界の基準でいったらむちゃくちゃ恵まれてる地域なんですよね、ここは。