「イースター島の悲劇」… またタイトルに騙されて本を買ったわけだが

本自体はまぁ、まぁ、面白かったんだけど、タイトルと内容が合ってないうえに、根本的な問題としてこの本ってただの旅行記でした…。

イースター島の悲劇―倒された巨像の謎
新評論
鈴木 篤夫


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この感覚、前にもどこかで… と思ったら、そうだ、あれだ。
武田さんの「バイキングと北欧神話」だ。

バイキングと北欧神話
明石書店
武田 龍夫


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この本も、タイトルはかなりそそられるものがあるというのに、内容はというと「ぼくの北欧日記」で、んなもん個人ブログでやっといてくださいよ… って感じ。どちらも、旅行記として文庫本1000円くらいで売っているならまだしも、ハードカバーの2000円で出されるとちょっとなー。専門書ではなく、いろいろと首をかしげるところがあるのに、紛らわしい。



で、「イースター島の悲劇」という本なんですが、お仕事の関係でチリに滞在されていた著者が、奥様とご一緒にイースター島を訪れて数日滞在した間の旅行記を、ご自身と奥様の会話を主軸として進めていくというもの。
著者が奥様の質問にイチイチ答えていくという形でイースター島の歴史が語られていくというものなので、ノリとしては、「邪馬台国はどこですか」と同じ。

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
東京創元社
鯨 統一郎


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分かりやすいし読みやすい形式… ではあるけれど、そもそも著者が専門家ではないので歴史考察や遺物の観察は一般人レベル。お金を払って買うには微妙。あくまで旅行記なのでそれほど現地事情につっこんでるわけでもなく、古代文明本としても、旅行ガイドとしてもどっちつかずの中途半端な状態に陥っている。タイトルと表紙で客引きしてみた、初心者向けの本、という感じだろうか。車で島を回っているので、そこらへんの描写は一人旅をしたい人には役に立つかもしれないが…。


ラパ・ヌイクエやりたい冒険者には、いまいち濃ゆさの足りない内容でしたが、まだ何の予備知識もないので初心者むけの前知識がほしいです! という人がいたら、読んでみるといいかも。イースター島は現在、チリの一部なわけですが、フレンチポリネシアの一部だったこともあり、スペインが領有を宣言したこともあったという、なかなか面倒な過去を持つ島でもあるのです。

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