「銀の棺のファラオ」 ―プスセンネス1世

ナショジオチャンネル「銀の棺のファラオ」。今回の主人公は、プスセンネス1世…。


未盗掘の墓から発見され、ツタンカーメンをも凌ぐ財宝に囲まれて見つかった王でありながら、現実はほとんど無名。
と、いうのも、見つかったのが第二次世界大戦真っ最中で、発見当時はまともに調査されず、財宝のすべてが今も無事かどうか微妙だったりするから…。と、いう話はさておき。

番組の内容は
 ・プスセンネスさんの紹介
 ・上記発掘時の状況
 ・遺骨の再調査と顔の復元
 ・タニスの都はかつてラメセス2世が築いた都市ペル・ラメセスの再利用

…以上…。

え?! って思うほど内容超アッサリなんすけど。え、それもう知ってるよ。そんなことより、銀の棺の話しようぜ? プスセンネスさんは何であんなに銀器にこだわったんだ。マスクは金なのに棺が銀製って不思議じゃないか。ぜんぶ金ならまだしもさ。冥界神プタハの神官ならまだ分かるけど太陽神アメンの神官なんだぜ? 
あとエジプトって銀山ないんだけど…。その銀どっから来たかめっちゃ気になるやんけ。タイトルからしてそのへん解説してくれるかと思ってたのに。がっかりだ。がっかりだよ。

まあマイナーな王様なので、基本的な内容だけにしたのかもねえ…。
しょぼーんでしたが、発掘時の写真とか見れたのでおっけーとしますか。

以下は画像。


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ナショジオ番組ではおなじみとなった、ミイラ大好き★ サリマ・イクラム博士が解説。
後ろにさりげなく見切れている、頭が双蛇になっている神様、よく見かけるわりにお名前がわかりません。てか、この神様カッコいいよね。喋るときは頭二つ同時に喋りだしてハモってそう、とか勝手に思ってますハイ。

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発掘当時の墓の様子。
近くに親族の墓もあったようですが、盗掘をまぬかれたのはプスセンネスさん一人。ほかの墓は損傷が激しく、誰のものかよーわからんそうです。


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プスセンネスさんのお名前。
エジプト人の名前も、何千年もたつとさすがに傾向が変わってきますよね。ピラミッド作ってた時代の人名とびみょーに雰囲気がちがいます。たぶん、見た目は同じでも発音が最初とは違ってる単語もあったと思う。音は残らないので、当時にタイムスリップしないと分からないですけど。

おなじ「ラメセス」って綴りでも、ラメセスって読んだ時代と、もうそう読まなくなっていた時代があるのかもしれない…みたいな。


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タニスの遺跡前景。
今は砂漠。


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ぴかぴかの銀の棺。
湿気の多いナイルデルタ、しかも中身のミイラは完全に朽ちてしまってるような状況でも、棺が全然さびてないのは純度の高い証拠。高級品!


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そしてこちらが、復元されたプスセンネスさんのお姿。
体格はガッシリとし、いかめしい顔つきで、スポーツに打ち込んだ形跡があるんだとか。80過ぎて亡くなったという、かなりの長寿ファラオ様。


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この絵師さんのコンテ使いの巧さがすげえ。
コンテ難しいんだよなあ…。


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年代表。不穏な字幕。
…1047年、だと…?! ちょっとまてそれは即位年か崩御年か。前者だとしても私の知ってる年表と10年違うぞ。また説が変わったのかっ?! また帳尻をあわせる作業が始まるのかっ。
カンベンしてくださいorz


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こちら、かつてペル・ラメセスの都のあった場所。
今は平和な農村地帯。


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地下をスキャンするとこんなかんじで、建物の輪郭が堆積した泥のしたにクッキリ残ってるみたいです。
ナイルの運んだ泥が覆いかぶさって、跡が消えずに残ったんですね。当時の古代世界では未曾有の人口を誇った大都市だったそうですが、ナイルの流が変わって人が住めなくなってタニスに移動させられたらしい。

川なくして人はない。エジプトらしい逸話かと。


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ところで、シェションク1世と失われた聖櫃の謎特集とかはないのかしらん…。
なにげにエジプト末期王朝はネタにしやすそうな王様が一杯いるんだけどな。

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