俺のエジプト神話語りを超えてゆけ◇エジプト神話の素敵な神様たち
一週間かけて自分の作ったエジプトゲーム三作連続でクリアしてみた。
いやー楽しいわこれ。自分のやりたいゲーム作ったんだから当然という話もありつつ、ついうっかり夜明け近くまでプレイして、翌朝妙なハイテンションだったりしつつ。ストーリーとか隠し要素とか忘れた頃にやると新鮮。
とかやってたらエジプトの神様について語りたくなったので ちょっと付き合っていくといい。
まんずエジプトの神様たちといえば、頭が動物、体が人間、というパターンが良く知られていると思うんだけど、中には絶対に動物では描かれない、常に人間の姿をとる神様というのが、いらっしゃる。
たとえば、オシリス神、プタハ神、ミン神で、いずれも直立したミイラの姿で描かれている神様たち。また信仰されはじめた時期も古く、古代エジプト王国が王国として成立したあたりから、既に「神」として信仰を集めていたことが判っている。
共通する「死んだ姿」と「信仰の古さ」、「人間の姿」から、これらの神様たちは、もとは人間の王だったのではないかという説がある。死後に神格化された、歴史の黎明期に実在した王様たち。中でもミン神は、最初にエジプトを統一した伝説上の王国の創始者の名前が「メン」とか「メネス」と呼ばれていて、名前が似ていることから、メン王の神格化なんじゃないか? と言われていたり。
人間が神になった証拠を見つけるのは難しいだろうし、なにしろ王朝成立前の話のはずなので、確実なことは言えないが、そんな説もある… ということで。
残りの、半人半獣の神様たちは、もともとが獣の姿だったか、概念を神格化するにあたり、動物の持つ属性を付与された神様たちだ。
たとえば鷹の姿をとる神ホルスは、初期には完全な鷹の姿で描かれていた。その力強さや見た目の高貴さが、王に相応しいとされ王権の守護者となっていったのだろう。動物の部分が獅子の神が力強さ、牝牛の神が優しさや母性、猿の神が知恵、などというのは、その動物からイメージされるものが神の属性になっているので判りやすいかと思う。変わったところでは、雄羊が生殖と豊穣、蛙が多産、など。
他には、その神様の信仰を集めた地域のシンボル的な動物が、神の属性を表すものとして選ばれているケースがある。アフリカ内陸と接するエジプト最南端の町では、そのあたりに多いガゼルが女神の頭部になり、穀倉地帯でもあった、湖のほとりファイユーム地方では、その地方に多いワニが男神の頭部になっている。
ちなみに、エジプト人は、神様を描くのに、常に「頭を動物、体を人」で描いたわけではない。というか、その逆もよくある。
ヘビの顔だけ女性な女神様、とかは序の口。スカラベ(フンコロガシ)の顔だけ人間、とかよくある図なんで、見慣れてくるとだんだんその程度では笑わなくなってくるから慣れって恐ろしい。そのうち人間と動物の混ぜ方がえらいことになってきて、ヘビなのに手足が生えてるとか、足の出てるヘビに羽根も生えてるとか、頭が隼で体がワニとか、やりたい放題バリエーション無限大。まあヘビの神様に武器を持たせようとすると手を描くしかないわけで、絵師の気持ちも判らないでもないが、しかしせめて体全部人間にしてあげるわけにはいかなかったのかと小一時間。
見た目のユニークさでインパクトのあるエジプト神話の神様たち、なのだが、そのビジュアルは決してネタでもギャグでもなく、一応意味があるんだってこと、…その反面、意味があるわりに無いんじゃないかとフト思ってしまうような謎な造形もたまにはあるんだってこと。
とても奥の深い世界なのです。はい。
いやー楽しいわこれ。自分のやりたいゲーム作ったんだから当然という話もありつつ、ついうっかり夜明け近くまでプレイして、翌朝妙なハイテンションだったりしつつ。ストーリーとか隠し要素とか忘れた頃にやると新鮮。
とかやってたらエジプトの神様について語りたくなったので ちょっと付き合っていくといい。
まんずエジプトの神様たちといえば、頭が動物、体が人間、というパターンが良く知られていると思うんだけど、中には絶対に動物では描かれない、常に人間の姿をとる神様というのが、いらっしゃる。
たとえば、オシリス神、プタハ神、ミン神で、いずれも直立したミイラの姿で描かれている神様たち。また信仰されはじめた時期も古く、古代エジプト王国が王国として成立したあたりから、既に「神」として信仰を集めていたことが判っている。
共通する「死んだ姿」と「信仰の古さ」、「人間の姿」から、これらの神様たちは、もとは人間の王だったのではないかという説がある。死後に神格化された、歴史の黎明期に実在した王様たち。中でもミン神は、最初にエジプトを統一した伝説上の王国の創始者の名前が「メン」とか「メネス」と呼ばれていて、名前が似ていることから、メン王の神格化なんじゃないか? と言われていたり。
人間が神になった証拠を見つけるのは難しいだろうし、なにしろ王朝成立前の話のはずなので、確実なことは言えないが、そんな説もある… ということで。
残りの、半人半獣の神様たちは、もともとが獣の姿だったか、概念を神格化するにあたり、動物の持つ属性を付与された神様たちだ。
たとえば鷹の姿をとる神ホルスは、初期には完全な鷹の姿で描かれていた。その力強さや見た目の高貴さが、王に相応しいとされ王権の守護者となっていったのだろう。動物の部分が獅子の神が力強さ、牝牛の神が優しさや母性、猿の神が知恵、などというのは、その動物からイメージされるものが神の属性になっているので判りやすいかと思う。変わったところでは、雄羊が生殖と豊穣、蛙が多産、など。
他には、その神様の信仰を集めた地域のシンボル的な動物が、神の属性を表すものとして選ばれているケースがある。アフリカ内陸と接するエジプト最南端の町では、そのあたりに多いガゼルが女神の頭部になり、穀倉地帯でもあった、湖のほとりファイユーム地方では、その地方に多いワニが男神の頭部になっている。
ちなみに、エジプト人は、神様を描くのに、常に「頭を動物、体を人」で描いたわけではない。というか、その逆もよくある。
ヘビの顔だけ女性な女神様、とかは序の口。スカラベ(フンコロガシ)の顔だけ人間、とかよくある図なんで、見慣れてくるとだんだんその程度では笑わなくなってくるから慣れって恐ろしい。そのうち人間と動物の混ぜ方がえらいことになってきて、ヘビなのに手足が生えてるとか、足の出てるヘビに羽根も生えてるとか、頭が隼で体がワニとか、やりたい放題バリエーション無限大。まあヘビの神様に武器を持たせようとすると手を描くしかないわけで、絵師の気持ちも判らないでもないが、しかしせめて体全部人間にしてあげるわけにはいかなかったのかと小一時間。
見た目のユニークさでインパクトのあるエジプト神話の神様たち、なのだが、そのビジュアルは決してネタでもギャグでもなく、一応意味があるんだってこと、…その反面、意味があるわりに無いんじゃないかとフト思ってしまうような謎な造形もたまにはあるんだってこと。
とても奥の深い世界なのです。はい。