マジレスするとギザの三大ピラミッドの位置とオリオン座はたぶん関係ない。
今から10年以上前。「世界ふしぎ発見」でプッシュされていたトンデモ説に、オリオン・ミステリーというものがある。
1990年代の末ごろに流行った、グラハム・ハンコックの「神々の指紋」という本が元になっているのだが、曰く、ギザの三大ピラミッドは、オリオン座の真ん中にある3つの特徴的な星の並びになぞらえて建てられたものだという。
さんざん叩かれ、専門家にも古代文明マニアにも天文ファンにも論破されつくした説に思えるのだが、意外と、今でも信じている人はいる。とくに興味がなくても一方的に情報を流して植えつけられるテレビというメディアの罪業を裏付ける事象なのだが、そうはいってもチャチな説がいつまでも世の中を回っているのは癪に触るので、とりあえずは簡単に、ザックリと、「それはちゃうねん。」という話を出しておきたいと思う。
まずはこちら。ギザの三大ピラミッドこと、クフ王・カフラー王・メンカウラー王による三つ並んだ巨大なピラミッドと、その周囲の小さな衛星ピラミッドをあらわした図。
Google様の衛星写真。
見てのとおり一番小さいメンカウラー王のピラミッドだけ位置がすこしズレているように見える。
これを見て、「このピラミッドの配置はオリオン座の真ん中のみっつの星を元にしたんだよ!」・・・と、言い出したのが、オリオン・ミステリーなどともてはやされた説。
・・・だが、この説には根本的かつ致命的な欠陥があって、
ギザには多数の衛星ピラミッドがあるのに
そのどれも、オリオン座のほかの星にあてはまらない。
オリオン座の写真とか
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%BA%A7&hl=ja&rls=com.microsoft:ja:IE-SearchBox&rlz=1I7GFRE_ja&prmd=ivns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=CMTTTd2IIouivgOcpNG5DQ&ved=0CDoQsAQ&biw=882&bih=585
もし、オリオン座になぞらえてピラミッド建てるつもりでピラミッドの大きさや角度まで空のオリオン座に忠実に作ったのなら、周囲の小さなピラミッド群だって他の星々に合わせたはずだ。そうなっていない現状を見るに、ピラミッドの並びがオリオン座になぞらえられているという説は単なるコジツケにすぎないといえる。
まあ、空って星たくさんあるんで。
似てる星の配列が偶然あった、ってだけかと。
ちなみに周囲の小さなピラミッドだけ後から建てた説はムリ。
小さなピラミッドは中身が残ってるものもあり、中から王妃のミイラや内臓壺が出てきたものもあるんで、間違いなく古王国時代のものです・・・。
じゃあ、なんで1つだけピラミッドが小さいのか。
なんで位置が微妙にズレているように見えるのか。
その理由は、このように図をいじると、一目瞭然。
メンカウラー王のピラミッドは、本当は、
ほかの二基と同じ大きさにする予定だった。
三つとも同じ大きさに建てると、中心線がぴったり一致する。
そして、三つのピラミッドの南東の角は一直線上にある。
この線の延長線上にあるのは、ピラミッド背後の小高い丘。おそらくそこから見た一直線上にピラミッドの底辺の一点を最初に確定し、目視で方角を定めて四隅を決定したのだと思われる。
ただ、一番最後に建てたピラミッドだけは、資金不足か、あるいは石を切り出しすぎたための資源不足か、予定どおりの大きさで作ることが難しくなってしまった。そこで、最初に決定した直線上の南東の点は変更せず、底辺の長さを短くすることで調整したのだろう。
計画通りにいっていれば、ギザのピラミッドは一直線上に美しくならぶ三つのほぼ同じ大きさのモニュメントとして後世に残っていたことだろう。
…と、まあ、わかっちゃえば超単純な話だったりしますハイ。
ミステリーとか一万年前とかそんな話じゃなく、とくに深い意味合いもなくシンプルに「一直線!」というのが真実。みりゃ分かるだろ的な状態なので、専門家の多くは説明するのも面倒くさがってスルーしてるがために誤解が残ったままになっているところもあるのかも。
この説をいまだに信じている人には、「南東のカドを起点にして、小さいピラミッドの大きさをほかのと同じ大きさまで拡大してみれ」って言えば一言で済みます(笑
1990年代の末ごろに流行った、グラハム・ハンコックの「神々の指紋」という本が元になっているのだが、曰く、ギザの三大ピラミッドは、オリオン座の真ん中にある3つの特徴的な星の並びになぞらえて建てられたものだという。
さんざん叩かれ、専門家にも古代文明マニアにも天文ファンにも論破されつくした説に思えるのだが、意外と、今でも信じている人はいる。とくに興味がなくても一方的に情報を流して植えつけられるテレビというメディアの罪業を裏付ける事象なのだが、そうはいってもチャチな説がいつまでも世の中を回っているのは癪に触るので、とりあえずは簡単に、ザックリと、「それはちゃうねん。」という話を出しておきたいと思う。
まずはこちら。ギザの三大ピラミッドこと、クフ王・カフラー王・メンカウラー王による三つ並んだ巨大なピラミッドと、その周囲の小さな衛星ピラミッドをあらわした図。
Google様の衛星写真。
見てのとおり一番小さいメンカウラー王のピラミッドだけ位置がすこしズレているように見える。
これを見て、「このピラミッドの配置はオリオン座の真ん中のみっつの星を元にしたんだよ!」・・・と、言い出したのが、オリオン・ミステリーなどともてはやされた説。
・・・だが、この説には根本的かつ致命的な欠陥があって、
ギザには多数の衛星ピラミッドがあるのに
そのどれも、オリオン座のほかの星にあてはまらない。
オリオン座の写真とか
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%BA%A7&hl=ja&rls=com.microsoft:ja:IE-SearchBox&rlz=1I7GFRE_ja&prmd=ivns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=CMTTTd2IIouivgOcpNG5DQ&ved=0CDoQsAQ&biw=882&bih=585
もし、オリオン座になぞらえてピラミッド建てるつもりでピラミッドの大きさや角度まで空のオリオン座に忠実に作ったのなら、周囲の小さなピラミッド群だって他の星々に合わせたはずだ。そうなっていない現状を見るに、ピラミッドの並びがオリオン座になぞらえられているという説は単なるコジツケにすぎないといえる。
まあ、空って星たくさんあるんで。
似てる星の配列が偶然あった、ってだけかと。
ちなみに周囲の小さなピラミッドだけ後から建てた説はムリ。
小さなピラミッドは中身が残ってるものもあり、中から王妃のミイラや内臓壺が出てきたものもあるんで、間違いなく古王国時代のものです・・・。
じゃあ、なんで1つだけピラミッドが小さいのか。
なんで位置が微妙にズレているように見えるのか。
その理由は、このように図をいじると、一目瞭然。
メンカウラー王のピラミッドは、本当は、
ほかの二基と同じ大きさにする予定だった。
三つとも同じ大きさに建てると、中心線がぴったり一致する。
そして、三つのピラミッドの南東の角は一直線上にある。
この線の延長線上にあるのは、ピラミッド背後の小高い丘。おそらくそこから見た一直線上にピラミッドの底辺の一点を最初に確定し、目視で方角を定めて四隅を決定したのだと思われる。
ただ、一番最後に建てたピラミッドだけは、資金不足か、あるいは石を切り出しすぎたための資源不足か、予定どおりの大きさで作ることが難しくなってしまった。そこで、最初に決定した直線上の南東の点は変更せず、底辺の長さを短くすることで調整したのだろう。
計画通りにいっていれば、ギザのピラミッドは一直線上に美しくならぶ三つのほぼ同じ大きさのモニュメントとして後世に残っていたことだろう。
…と、まあ、わかっちゃえば超単純な話だったりしますハイ。
ミステリーとか一万年前とかそんな話じゃなく、とくに深い意味合いもなくシンプルに「一直線!」というのが真実。みりゃ分かるだろ的な状態なので、専門家の多くは説明するのも面倒くさがってスルーしてるがために誤解が残ったままになっているところもあるのかも。
この説をいまだに信じている人には、「南東のカドを起点にして、小さいピラミッドの大きさをほかのと同じ大きさまで拡大してみれ」って言えば一言で済みます(笑




