未解読文字・ファイストスの円盤 そもそも文章が書いてあるように見えないんだが

世界の未読文字についての本をたらたら読んでいたときに、「ファイストスの円盤」のページが出てきた。
今は手がかりは何もないが、いつか解読されるだろう… 的なお決まりな終わりかたになっていたのだが、・・・・・・・そもそも、それ、文字盤じゃないとすれば解読なんか出来ないから。

日本語Wikipediaの「ファイストスの円盤」説明ページとか
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%86%86%E7%9B%A4


簡単に言うと、クレタ島で見つかった円盤状の石版。スタンプで作った絵文字のようなものが、渦巻状の線にそって繰り返し押印されている。表面に刻印された文字らしきものは、既に解読されているクレタの線文字Aとの関連性がわからず解読は全くされていない。

…が。

私には、なんでこれが文字に見えるのかが疑問なんだ。
文字に見えるのか?

わざわざ、こんなクソ読みにくい渦巻状に文字なんか書くか?

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…これさ、ゲーム盤じゃないの。

文字自体はもしかしたら、円盤が作られた時代に使われていた文字かもしれないけど、書かれているのが文章だという前提自体は確実に間違っていると思う。こんな文章ねーわ。マージャンのパイに書いてある文字を解読しようとしても、マージャンパイだけしかサンプルが無かったら解読できるわけないし、意味はもともと在って無いようなもんだ。解読できないのが正解なシロモノだと思うんだ。



実際、ファイストスの円盤によく似た形状のゲーム盤が古代エジプトに存在する。メヘンというものなんだが、蛇を模して渦巻き状になった双六のようなもの。下の写真は大英博物館所蔵のシンプルなものだが、雰囲気はつたわるだろうか。

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もうちょっとヘビっぽいやつもある。

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ファイストスの円盤というのは、このエジプト古来の盤ゲームを真似て作ったゲーム盤なんじゃないのか。
エジプト将棋の「セネト」なんかもギリシャに輸入されて独自進化してたべ。同じように人気のあったゲーム「メヘン」だって近隣文化圏で独自進化してても不思議は無いんだよ。

だとすれば、円盤に書かれた絵文字がエジプトくさい形になってるのも無理からぬ話で、エジプトにしかない要素をクレタに置き換えた、つまり日本では月見団子なところを中国で月餅に置き換えるが如く、ローカライズがされた図像なのではないかという推測が成り立つ。

ちなみに、こちらが「ファイストスの円盤」に使われている文字の一覧なわけだが

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この中で、ヒエログリフそのまんまで、エジプト語って言われても気が付かなさそうなやつに印をつけてみた。

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残りも、どうとでも見れるような棒状の絵、ちょいといじればヒエログリフそのまんまになるもの、人間の横顔のヒエログリフにギリシャ風の兜を組み合わせただけのローカライズ版と思しきものなどもあり、エジプト語との共通点が多い。決してオリジナリティあふれる文字というわけではないのだ。

たとえるならば、外国人が何となく形だけ真似てみたビミョーに形のおかしい漢字が、それっぽく並べられているだけの状態。
というか、ファイストスの円盤の”文字”があまりにヒエログリフに似ていることが、「これってエジプトの盤ゲームの類似品じゃないの」と思う根拠でもある。




もちろん、これが正解なのかどうかは分からない。
長年、この円盤の文字を解読しようとしてきた人たちの努力が一概に無駄とは、現時点では言えない。

だが、世の中の学者さんたちが物事を難しく考えすぎで、真実は意外と単純なことも多々あると思うんだ。私は、よりシンプルで人間らしい結論を採用する。こんな渦巻きの石版が文書なわけがない。

考古学者は、「解読」の努力をやめて、この円盤と同じ「文字」が使われている他の「文書」ではなく、渦巻き状の盤ゲーム「メヘン」がエジプトなり近隣諸国なりから輸入されてクレタでも遊ばれていたという事実を探したほうがいいと思う。

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