ケルト神話(主にアイルランド)の動物たち

【2017/5/28追加分】

最近の研究をまとめてみたところ、巨石文化がケルト人関係ないことはもちろん、そもそも島のケルトは存在しなかったと(ケルトじゃない別のなにか)いう結論になりました…。

「島のケルト」は「大陸のケルト」とは別モノだった。というかケルトじゃなかったという話
https://55096962.seesaa.net/article/201705article_21.html

なお今まで「ケルト神話」と言われていたものも、島のケルトに属するものは”ケルト”神話じゃなくなります。
なのでこの記事も「アイルランドの伝承の動物たち」になります(´・ω・`)

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世界各地の神話には、それぞれの文化圏を代表する動物たちが登場する。
ここでは、ケルト神話(主にアイルランド)に登場する代表動物をメモメモ。

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アイルランド北方の神話では「クーリーの牛争い」などが有名。
牛=財産であるとともに、王の所有するものという概念。


カラス

戦の女神の象徴となっているカラスは、戦場で死体に群がる鳥であるとともに勝利者にとっては「友」という位置づけ。
カラスたちに餌を与える=常に多くの敵を殺す=カラスの友。




豚ほしさに戦争おこしちゃうくらい豚が好き。
饗宴における最高のもてなしとされた家畜。




力強さ、荒々しさの象徴として武具に使われる。
巨大な猪を狩ることによって神通力を得るというエピソードも。




猟犬として重要視されており、馬同様に貴人の持ち物。
また忠誠心の象徴でもある。


鹿

アイルランド南方系の神話で重要視される動物。
フィンの息子オシーンなど、鹿の名前を持つ登場人物も多い。


鶴(しらさぎ?)

エスス神の象徴として描かれる。




馬の女神エポナが有名で、それ以外にも馬にまつわる神話エピソードは多い。
犬と同様に貴人の持ち物という位置づけ。




あまり信仰された形跡はなく、神話にも登場しないが、
熊の女神アルティオが知られており、大陸系ケルトでは信仰対象だったかも。




神話への登場は少ないが、「ゴネストロップの大がま」でケルヌンノスとともに描かれている。




マビノギオンでは鼠に変身する人々が登場するなど、地味に登場回数は多い。
神格化などはされていないが、身近な存在だったということか。


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ケルト神話のアニマル登場比率はとても高く、登場人物の名前に動物が入ってるとか、動物が冒険の中心を占めるとかがとても多い。そのわりに神様の姿が人間であることが多いのはエジプト神話と違うとこだよなァ、などとしみじみ。

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