エジプトの文化の一貫性「国土が狭い」
最初にデータを挙げてみる。
現在のエジプトの国土データだ。
在エジプト 日本国大使館サイトより
面積 100万平方キロメートル
南北の最長距離は1,024 キロメートル、東西1,240キロメートル
日本の2.5倍程度の大きさということになる。
現在のエジプトはイコール「古代エジプト王国」ではないが、現在の国土は古代王国時代の領土とほぼ重なり、時代ごとに変わっていた国境線の最もコアな部分は、現在の国境線と大差ない。この国土の中で、エジプト文明は、その始まりから終わりまでほとんど一貫した統一性を持っていた。
日本のような小さな島国ならともかく、2.5倍の大きさの陸続きの国で文化的な統一が数千年に渡り保たれていたのは凄いように思われるが、実際のところ、古代のエジプト王国の面積は目に見えるより相当に「狭かった」ということが出来る。
というのも、エジプトの国土は大半が砂漠で、川沿いの肥沃な部分しか人が住むのに適さないからだ。
現在の100万平方キロのうち、砂漠ではない土地は5パーセント程度と言われる。つまり5万平方キロメートル。北海道が8.3万平方キロだから、実際に人が住んでいた部分は北海道よりも狭い。
下の地図でいうと、濃い緑色の部分だけ。
つまりは古代エジプト王国の国土とは「川沿いの狭い範囲」だけであり、しかも幅は川沿いのせいぜい数キロの範囲に収まっている、南北に細長いものだった、ということだ。
ナイルの流れが非常にゆるやかであることからも分かるように、勾配はほとんどなく、人の住む範囲で交通を妨げるものは無い。川を辿ればくまなく行き来可能なひとつながりの国、これがほとんど均一な文化持続させた地理的要因の一つだろう。そしてまた、こうした人の交流の容易な環境が、文明初期にスムーズな文化統一が成された原因でもあったのだと思う。
現在のエジプトの国土データだ。
在エジプト 日本国大使館サイトより
面積 100万平方キロメートル
南北の最長距離は1,024 キロメートル、東西1,240キロメートル
日本の2.5倍程度の大きさということになる。
現在のエジプトはイコール「古代エジプト王国」ではないが、現在の国土は古代王国時代の領土とほぼ重なり、時代ごとに変わっていた国境線の最もコアな部分は、現在の国境線と大差ない。この国土の中で、エジプト文明は、その始まりから終わりまでほとんど一貫した統一性を持っていた。
日本のような小さな島国ならともかく、2.5倍の大きさの陸続きの国で文化的な統一が数千年に渡り保たれていたのは凄いように思われるが、実際のところ、古代のエジプト王国の面積は目に見えるより相当に「狭かった」ということが出来る。
というのも、エジプトの国土は大半が砂漠で、川沿いの肥沃な部分しか人が住むのに適さないからだ。
現在の100万平方キロのうち、砂漠ではない土地は5パーセント程度と言われる。つまり5万平方キロメートル。北海道が8.3万平方キロだから、実際に人が住んでいた部分は北海道よりも狭い。
下の地図でいうと、濃い緑色の部分だけ。
つまりは古代エジプト王国の国土とは「川沿いの狭い範囲」だけであり、しかも幅は川沿いのせいぜい数キロの範囲に収まっている、南北に細長いものだった、ということだ。
ナイルの流れが非常にゆるやかであることからも分かるように、勾配はほとんどなく、人の住む範囲で交通を妨げるものは無い。川を辿ればくまなく行き来可能なひとつながりの国、これがほとんど均一な文化持続させた地理的要因の一つだろう。そしてまた、こうした人の交流の容易な環境が、文明初期にスムーズな文化統一が成された原因でもあったのだと思う。
