イスタンブール:古代東方博物館レポ 誰か解説を頼む…。
イスタンブールにある「国立考古学博物館」内、古代東方博物館。
隣のトプカプが人でごった返す中、ここはあまり観光客もおらず、日本人に至っては一人二人しか出会わないという…。なんてもったいない!
お値段わずか10リラ(450円くらい)なのに見所は満載で、無茶にだだっ広い。膨大な陳列品にめまいがしてくるものの、同じ膨大さでもカイロの考古学博物館ほど雑多でも埃まみれでもないのが、まだ救いか…。
#ただし陳列品が土器と彫刻メインのためか
#冷房が一切かかっていない。
#全開の窓の前で警備員がグタっているという恐ろしい博物館である
写真撮り放題(フラッシュだけは不可)なので、気になるものは片っ端から撮って来ました。
つかね、ここ、ほんと興味深いものが色々あったんです。大半は出土地すら書いてない適当っぷりだけどな。
******
◆これは何?
入り口を入ったすぐあたりのところにある、やたらと四角い頭。
一番右端のは、ちょっとエジプトチック。
ろくに説明もなく、何文化のものなのかも分からない。
やたらと四角い。なぜこの直線で人間を表現しようと思ったのか…。
坐像は若干エジプトっぽさも持ちつつ、顔の雰囲気は全然違う感じ。これ、なんなんすかね? 誰か…説明してください…。
→解決、南アラビアでした!
◆普通にエジプトなんだけど
出土地も、ここにある理由も何も書いていないよ!
新王国時代あたり…なのか? けっこうな量の古代エジプトの遺産がありましたが、同じ系列のを並べてるだけで、特に説明すらなく。まともに研究されてない気がする…。
かつてのトルコ帝国がエジプトを支配していた時代に持ってきたものの名残なんかなあ。
◆メソポタミアもあるんだけど
同じく、普通にメソポタミアなんだけど、何故ここにあるの? というカンジのものが多数。
これなんかはまだ良心的なほうで、新バビロニア時代のネブカドネザル王のものだということは分かる。…が、出土地「マリ(テル・ハリリ)」って… どういうことなの…。
※現在、テル・ハリリはシリアに属しています
テル・ハリリのあたりまでトルコ帝国が広がってた時代に持ってきてそのままなんかな? と思うんですが…。
今はトルコじゃない場所で出たものが結構あったんですよね。収蔵履歴は残っていないんだろうか。
◆カピトリーノの雌狼?
なんの説明もなく、シリアコーナーの間にぽそっと置かれていた物体。
頭の取れた狼? が子供に乳を飲ませているっぽいのだけれど、これカピトリーノの雌狼と同じ構図だよね。
関連がありそうななさそうな、どういうことなの…
↑↓ モチーフが同じ
→ぜんぜん関係なかった。正体はコレ
◆バビロニアのブツだけどエジプトそっくり
沢山置かれていたアヒルさん。バビロニアと書かれているけどエジプトでお馴染みの供物模型と全く同じ。
えっ… ほんとにバビロニアなんだよね。同じモチーフ使ってたってこと…? その場合、用途も同じなの…?
分からない。何も説明されていないからほんとに分からない。
↑↓ 見た目は全く同じ
→異様にでかいけど分銅らしい
◆多数の楔型文字
醤油せんべいの表面に似過ぎで、見ていると背中がムズムズしてきてニギャー! 割りたい!! ってなる危険な碑文(笑) やはり説明もなんもない。粘土っていうかコンクリみたいに見えるけど、石なの…? 粘土板なの…? てか、多数の石版がぽそっとあったけど、どこらへんから持ってきた…?
だ、誰か解説を頼む。
→クレイタブレット、ヒッタイト語か? 詳細不明
◆ガズィアンテップの壁画
エジプトでお馴染みの、戦車に乗るファラオ様の浮き彫り姿と同じ構図の不思議な壁画。
これについては最近の発掘物らしく説明もついていました。
説明にある「Gaziantep(ガズィアンテップ)」はココにあるらしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Gaziantep
エジプトとメソポタミアの芸術様式が中途半端に交じり合っているカンジの…。
一番最初に見た、やたらと四角い人間の伝統も微妙に入り込んでいるような…。
不思議な感覚。
もともとは、こういう感じでパネルが並んでいたらしいです。
中央アナトリアまでエジプト文化って伝播してた可能性あるのかな? キプロスまでだと思ってたんだけど。このあたりの地域は文化圏が良くわからない…。
◆カデシュの戦いの和平条約文
意外と小さかった!
まあエジプト側がヒエログリフなら、こっちは楔型文字。当たり前っすよね…。
しかし冷静に考えると、これ、いつ掘り出していつ持ってきたんだろう? 説明に内容しか書いてなかった…。
◆見知らぬ古代文字
見たことのない不思議な古代文字。こんなのあったの? てか、これは何文字??
「古代のトルコ文字です」とか書かれていたけど、シリア出土。そして時代は後期ヒッタイト…ということは、楔型文字はもう開発されてるわけで、楔形文字になる前の象形文字ってわけでもなさそう?
バビロニア風の人物にこの文字だと、ものすごい違和感。
楔形文字のあるべきところに見たことのない象形文字っていう…
拡大。
これが何者なのかを調べないとだ…。
→解決済 正体はこれでした
*******
というわけで、ここだけで「あとで調べる」フラグが多数立ちましたことよ。
むーん解説書とか売ってくれればいいのに。ミュージアムショップ休みだったんだよなあ。(あいてたとして解説書売ってたかどうかは謎だけど。)
しかし、トルコってほんといろんなもんがあるね。
さすが、かつて広大な領土を誇った帝国の末裔か。
隣のトプカプが人でごった返す中、ここはあまり観光客もおらず、日本人に至っては一人二人しか出会わないという…。なんてもったいない!
お値段わずか10リラ(450円くらい)なのに見所は満載で、無茶にだだっ広い。膨大な陳列品にめまいがしてくるものの、同じ膨大さでもカイロの考古学博物館ほど雑多でも埃まみれでもないのが、まだ救いか…。
#ただし陳列品が土器と彫刻メインのためか
#冷房が一切かかっていない。
#全開の窓の前で警備員がグタっているという恐ろしい博物館である
写真撮り放題(フラッシュだけは不可)なので、気になるものは片っ端から撮って来ました。
つかね、ここ、ほんと興味深いものが色々あったんです。大半は出土地すら書いてない適当っぷりだけどな。
******
◆これは何?
入り口を入ったすぐあたりのところにある、やたらと四角い頭。
一番右端のは、ちょっとエジプトチック。
ろくに説明もなく、何文化のものなのかも分からない。
やたらと四角い。なぜこの直線で人間を表現しようと思ったのか…。
坐像は若干エジプトっぽさも持ちつつ、顔の雰囲気は全然違う感じ。これ、なんなんすかね? 誰か…説明してください…。
→解決、南アラビアでした!
◆普通にエジプトなんだけど
出土地も、ここにある理由も何も書いていないよ!
新王国時代あたり…なのか? けっこうな量の古代エジプトの遺産がありましたが、同じ系列のを並べてるだけで、特に説明すらなく。まともに研究されてない気がする…。
かつてのトルコ帝国がエジプトを支配していた時代に持ってきたものの名残なんかなあ。
◆メソポタミアもあるんだけど
同じく、普通にメソポタミアなんだけど、何故ここにあるの? というカンジのものが多数。
これなんかはまだ良心的なほうで、新バビロニア時代のネブカドネザル王のものだということは分かる。…が、出土地「マリ(テル・ハリリ)」って… どういうことなの…。
※現在、テル・ハリリはシリアに属しています
テル・ハリリのあたりまでトルコ帝国が広がってた時代に持ってきてそのままなんかな? と思うんですが…。
今はトルコじゃない場所で出たものが結構あったんですよね。収蔵履歴は残っていないんだろうか。
◆カピトリーノの雌狼?
なんの説明もなく、シリアコーナーの間にぽそっと置かれていた物体。
頭の取れた狼? が子供に乳を飲ませているっぽいのだけれど、これカピトリーノの雌狼と同じ構図だよね。
関連がありそうななさそうな、どういうことなの…
↑↓ モチーフが同じ
→ぜんぜん関係なかった。正体はコレ
◆バビロニアのブツだけどエジプトそっくり
沢山置かれていたアヒルさん。バビロニアと書かれているけどエジプトでお馴染みの供物模型と全く同じ。
えっ… ほんとにバビロニアなんだよね。同じモチーフ使ってたってこと…? その場合、用途も同じなの…?
分からない。何も説明されていないからほんとに分からない。
↑↓ 見た目は全く同じ
→異様にでかいけど分銅らしい
◆多数の楔型文字
醤油せんべいの表面に似過ぎで、見ていると背中がムズムズしてきてニギャー! 割りたい!! ってなる危険な碑文(笑) やはり説明もなんもない。粘土っていうかコンクリみたいに見えるけど、石なの…? 粘土板なの…? てか、多数の石版がぽそっとあったけど、どこらへんから持ってきた…?
だ、誰か解説を頼む。
→クレイタブレット、ヒッタイト語か? 詳細不明
◆ガズィアンテップの壁画
エジプトでお馴染みの、戦車に乗るファラオ様の浮き彫り姿と同じ構図の不思議な壁画。
これについては最近の発掘物らしく説明もついていました。
説明にある「Gaziantep(ガズィアンテップ)」はココにあるらしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Gaziantep
エジプトとメソポタミアの芸術様式が中途半端に交じり合っているカンジの…。
一番最初に見た、やたらと四角い人間の伝統も微妙に入り込んでいるような…。
不思議な感覚。
もともとは、こういう感じでパネルが並んでいたらしいです。
中央アナトリアまでエジプト文化って伝播してた可能性あるのかな? キプロスまでだと思ってたんだけど。このあたりの地域は文化圏が良くわからない…。
◆カデシュの戦いの和平条約文
意外と小さかった!
まあエジプト側がヒエログリフなら、こっちは楔型文字。当たり前っすよね…。
しかし冷静に考えると、これ、いつ掘り出していつ持ってきたんだろう? 説明に内容しか書いてなかった…。
◆見知らぬ古代文字
見たことのない不思議な古代文字。こんなのあったの? てか、これは何文字??
「古代のトルコ文字です」とか書かれていたけど、シリア出土。そして時代は後期ヒッタイト…ということは、楔型文字はもう開発されてるわけで、楔形文字になる前の象形文字ってわけでもなさそう?
バビロニア風の人物にこの文字だと、ものすごい違和感。
楔形文字のあるべきところに見たことのない象形文字っていう…
拡大。
これが何者なのかを調べないとだ…。
→解決済 正体はこれでした
*******
というわけで、ここだけで「あとで調べる」フラグが多数立ちましたことよ。
むーん解説書とか売ってくれればいいのに。ミュージアムショップ休みだったんだよなあ。(あいてたとして解説書売ってたかどうかは謎だけど。)
しかし、トルコってほんといろんなもんがあるね。
さすが、かつて広大な領土を誇った帝国の末裔か。