上野の森博物館「ツタンカーメン展」へ行ってきた… エジプト好きな人ほど「行くのは止めとけ」。

えー、暑い中、2艦隊編成で行って来ました上野の「ツタンカーメン展」。
http://kingtut.jp/

※1ページ入るといきなり大音量で音が出ます注意
※流れる頭悪そうなCMの悪い予感はだいたい当たってます…


感想:

 ・休日3000円は高え。図録も高え。
 ・高いわりに品数が少ない 説明もほとんどなくて「見るだけ」
 ・品のチョイスが私の好みではない
 ・人が多いことよりもスタッフの「立ち止まらずに進んでくださーい」がしつこすぎ、鬱陶しい
 ・やりすぎ感のある宣伝と便乗商法が目に余る


残念ながら、中の人は、あまり楽しくなかったようです。
冒険者仲間たちと一緒でなければしょんぼり帰宅してたレベル。ていうか、土産物屋に売ってたツタンカーメン仮面を付け回してみんなでワイワイ騒いでた、事後のお茶会だけで面白かったわ。

展示物の大半が見たことのあるものだったのもあるけど、会場内のスタッフが五月蠅すぎてイライラした。エジプトのエの字も知らなさそうな、適当にバイトで雇われて人の整理してるだけっぽいスタッフが「立ち止まらないでください!」「進んでくださいー」と甲高い声で引っ切り無しにがなりたてる会場で、いったい何を楽しめというのか…。

そもそもの展示が104点しかなく、立ち止まらないためかロクに説明も書いていない。金張りだったり、保存状態がよくて色がキレイだったりと見栄えの良い、ぱっと見て楽しめるものをチョイスして、ぽんと置いてあるだけ。ゆっくり回って1時間ちょっとあれば見終わる程度。並んでる時間のほうが、たぶん長い。(今回は整理券もらってたぶんマシだと思いますが)

この展示会なら、出せてもせいぜい1800円だなあ…。


というわけで、今から何かエジプト関係のイベントに行きたい人は、迷わず森ビルの「大英博物館 古代エジプト展」のほうに行け、と言っておきます。エジプトマニア度の高い人ほど、ツタンカーメン展は面白くないと思われます。

一生エジプトに行く予定がなくて、現地で黄金の遺産が見られない人だけ今回の「ツタンカーメン展」に行くといいかと。

ただし黄金のマスクは来ていません。もちろん黄金の遺物すべてが来ているわけではなく、展示品の半分くらいはツタンカーメン以外のものです。




エセ学者の暑苦しい吉村作治氏が前面に出てないからマシかと思いましたが、まあエジプト展では珍しいくらい面白くなかった。次回から「黄金」「ツタンカーメン」「ミステリー」の3つの単語に絡むエジプト展は、もう行かないわ…。


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尚、「乾燥フォラオ ツタンカー麺」は、何年も前にすでにネタとしてあった…。
http://www.genrei-koubou.com/library/fp/f-tutan.htm

今回のイベントで売られている「ツタンカーメン麺」が「ツタンカー麺」にできなかったのは、ネタがかぶるからだと思う。ネタがかぶる時点で思いとどまれよっていうか別のネタ思いつかなかったのかよってツッコミたい、超ツッコみたい。私ならスパ王と提携して「長い眠りから目覚めたあとは… 空腹もすぐに解消! ファラ王」これでいくが。

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