映画「ホビット 思いがけない冒険」ビルボいいやつだな!
お買い物に外に出たところが、あまりの寒さに動きが鈍り、暖かい場所を求めて彷徨い込んだそこは映画館。
というわけで「マリー・アントワネットに別れをつげて」を見に行くつもりだったのが気がついたらこっち見てたYo…。
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
この映画は、以前上映され大いにファンを沸かせた「ロード・オブ・ザ・リング」(トールキンの「指輪物語」の映画化)の前段階にあたる映画。「指輪ー」で主人公だったフロドの養父ビルボがまだ若かった頃の冒険を題材にしていて、一部登場人物が被っているものの、特に前知識はなくても単体で楽しめる作りになっている。
邪悪な竜スマウグに故郷を奪われたドワーフたち、彼らを支援してスマウグを倒そうとするガンダルフ、ガンダルフにむりくり冒険に引っ張り込まれるビルボ…。ドワーフの故郷「はなれ山」を目指す彼らの旅の、山が見えてくるところでこの映画は終了。続きは第二部でね! となっている。まあわかりやすい冒険活劇。そして大長編だった映画「ロード・オブ・ザ・リング」に比べればアクション多めなので、上映時間は長いが退屈せずに見られると思う。登場人物も、 ドワーフの見分けがつかねえ というのを除けば、少なめなんでわかりやすいほうなのかな。
ただやはり、原作「指輪物語」か、時系列的には後になるものの前作である「ロード・オブ・ザ・リング」は見ていたほうが楽しさはUPするというもの。
「ロード・オブ・ザ・リング」のほうでは111歳と年をとっていたビルボに対し、年取らないエルフの皆さんがそのまんまの姿で出場していたのにはニヤリとした。ほんとかわんねーですねエルロンド卿とか…。あとレゴラスのパパンも出てたね、ちょっとだけだけど。流し目しながら鹿に乗って去っていくパパン色気ありまくり。
指輪の力で消えたビルボが、そのあとエルフの谷に行った理由や、ゴラムが「バギンズ」や「シャイア(ホビット庄)」の名前を知っていた理由も、こちらの映画で補完できる。
新キャラではガンダルフの同僚魔法使い、「茶の魔法使い」さんが登場。彼のうさぎ馬車は凄い! っていうか良く落ちないなっていうか… 乗ってみたいけど普通の人間は絶対放り出されるねアレ。CGすげーなーとか思いながら見ていた。ちなみに一番ドキドキハラハラしたのは、茶の魔法使いのうさぎ馬車vs魔狼の追いかけっこシーン。3D上映は目が疲れるので敢えて普通の2Dに入ったんだけど、あれはきっと3Dだとめっちゃ画面から飛び出してくるシーンだと思う。お子様泣いちゃう!
旧キャラとしてはビルボの人間性、「ロード・オブ・ザ・リング」ではあんまり良くわからなかったビルボの過去なんかが見えてきて面白い感じ。
養子のフロドのほうはイマイチ好きになれないというか、感情移入しにくいキャラだったと思う。指輪の力に引きずられて途中からヘロヘロの状態になっていて、みんなに手助けされながらようやく滅びの山にたどり着く、という感じのお姫様キャラだった。
しかしビルボのほうは、むかし憧れていた冒険に出る気力を失いかけていた壮年期、再びかつての心を取り戻して自らの意思で冒険の旅に出ることを選択。一度は去りかけるも自分の意志で仲間たちのもとへ戻り、ホビットの王トーリンに「何故戻ってきた」と問われて「僕が家が恋しいのは、そこが故郷だからだ。でも君たちには故郷はない。取り戻してあげたいんだ」と、至極まっとうな、そしてとても共感できる理由を述べる。気味の悪いゴラムを殺すチャンスがありながら、敢えて見逃す。(そして、その選択ゆえに後に"一つの指輪"を無に帰すことに成功する)
ビルボはとてもイイ奴。そしてとても「普通」な常識人なのだ。
王の血筋に生まれ、重い使命を背負ったトーリンの危うさなんかと比べて見ると、ガンダルフの言う「偉大なことを成すには普通の人の普通の暮らしが重要」というセリフの意味が、よくわかる。
あと旧キャラでは、白の魔法使いサルマンさんの相変わらず眉毛黒いところとかが(笑)
コイツあとで裏切るんだよな… とか思いながら見ると、いかにも言動が怪しくて笑える。そのやられっぷりを先に見てしまっていると、なんだかこう、小物臭が…。そしてサルマンが熱弁を振るっているのに全く聞かずにガンダルフに直接テレパシーで語りかけてくる裂け谷の奥方様(笑) 人の話聞かずにナイショ話とは流石である。
と、キャラがある程度わかってると見てて色々楽しめたり。キャラがいまいち誰がどうとか分かんない人は、美しいファンタジー世界の情景とバトルシーンとかで楽しめるんじゃないかな。オーク、ドワーフ、ゴブリン、エルフなど、RPGなんかでお馴染みの種族が出てくるので馴染みやすいとは思う。(それらの種族の元ネタがこの映画の原作になってる小説なんだぜー、とかいうのばファンサイトに行くと山ほど書いてあると思う…)
「ホビット」は通しで読んだことがなく、ベーオウルフに影響を受けて書かれた火竜vs王の戦いとしか認識していないので
実はこの先のストーリーは概要しか知らない。果たしてこの先、ビルボはどうなってしまうのか。第二部にも期待です。
というわけで「マリー・アントワネットに別れをつげて」を見に行くつもりだったのが気がついたらこっち見てたYo…。
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
この映画は、以前上映され大いにファンを沸かせた「ロード・オブ・ザ・リング」(トールキンの「指輪物語」の映画化)の前段階にあたる映画。「指輪ー」で主人公だったフロドの養父ビルボがまだ若かった頃の冒険を題材にしていて、一部登場人物が被っているものの、特に前知識はなくても単体で楽しめる作りになっている。
邪悪な竜スマウグに故郷を奪われたドワーフたち、彼らを支援してスマウグを倒そうとするガンダルフ、ガンダルフにむりくり冒険に引っ張り込まれるビルボ…。ドワーフの故郷「はなれ山」を目指す彼らの旅の、山が見えてくるところでこの映画は終了。続きは第二部でね! となっている。まあわかりやすい冒険活劇。そして大長編だった映画「ロード・オブ・ザ・リング」に比べればアクション多めなので、上映時間は長いが退屈せずに見られると思う。登場人物も、 ドワーフの見分けがつかねえ というのを除けば、少なめなんでわかりやすいほうなのかな。
ただやはり、原作「指輪物語」か、時系列的には後になるものの前作である「ロード・オブ・ザ・リング」は見ていたほうが楽しさはUPするというもの。
「ロード・オブ・ザ・リング」のほうでは111歳と年をとっていたビルボに対し、年取らないエルフの皆さんがそのまんまの姿で出場していたのにはニヤリとした。ほんとかわんねーですねエルロンド卿とか…。あとレゴラスのパパンも出てたね、ちょっとだけだけど。流し目しながら鹿に乗って去っていくパパン色気ありまくり。
指輪の力で消えたビルボが、そのあとエルフの谷に行った理由や、ゴラムが「バギンズ」や「シャイア(ホビット庄)」の名前を知っていた理由も、こちらの映画で補完できる。
新キャラではガンダルフの同僚魔法使い、「茶の魔法使い」さんが登場。彼のうさぎ馬車は凄い! っていうか良く落ちないなっていうか… 乗ってみたいけど普通の人間は絶対放り出されるねアレ。CGすげーなーとか思いながら見ていた。ちなみに一番ドキドキハラハラしたのは、茶の魔法使いのうさぎ馬車vs魔狼の追いかけっこシーン。3D上映は目が疲れるので敢えて普通の2Dに入ったんだけど、あれはきっと3Dだとめっちゃ画面から飛び出してくるシーンだと思う。お子様泣いちゃう!
旧キャラとしてはビルボの人間性、「ロード・オブ・ザ・リング」ではあんまり良くわからなかったビルボの過去なんかが見えてきて面白い感じ。
養子のフロドのほうはイマイチ好きになれないというか、感情移入しにくいキャラだったと思う。指輪の力に引きずられて途中からヘロヘロの状態になっていて、みんなに手助けされながらようやく滅びの山にたどり着く、という感じのお姫様キャラだった。
しかしビルボのほうは、むかし憧れていた冒険に出る気力を失いかけていた壮年期、再びかつての心を取り戻して自らの意思で冒険の旅に出ることを選択。一度は去りかけるも自分の意志で仲間たちのもとへ戻り、ホビットの王トーリンに「何故戻ってきた」と問われて「僕が家が恋しいのは、そこが故郷だからだ。でも君たちには故郷はない。取り戻してあげたいんだ」と、至極まっとうな、そしてとても共感できる理由を述べる。気味の悪いゴラムを殺すチャンスがありながら、敢えて見逃す。(そして、その選択ゆえに後に"一つの指輪"を無に帰すことに成功する)
ビルボはとてもイイ奴。そしてとても「普通」な常識人なのだ。
王の血筋に生まれ、重い使命を背負ったトーリンの危うさなんかと比べて見ると、ガンダルフの言う「偉大なことを成すには普通の人の普通の暮らしが重要」というセリフの意味が、よくわかる。
あと旧キャラでは、白の魔法使いサルマンさんの相変わらず眉毛黒いところとかが(笑)
コイツあとで裏切るんだよな… とか思いながら見ると、いかにも言動が怪しくて笑える。そのやられっぷりを先に見てしまっていると、なんだかこう、小物臭が…。そしてサルマンが熱弁を振るっているのに全く聞かずにガンダルフに直接テレパシーで語りかけてくる裂け谷の奥方様(笑) 人の話聞かずにナイショ話とは流石である。
と、キャラがある程度わかってると見てて色々楽しめたり。キャラがいまいち誰がどうとか分かんない人は、美しいファンタジー世界の情景とバトルシーンとかで楽しめるんじゃないかな。オーク、ドワーフ、ゴブリン、エルフなど、RPGなんかでお馴染みの種族が出てくるので馴染みやすいとは思う。(それらの種族の元ネタがこの映画の原作になってる小説なんだぜー、とかいうのばファンサイトに行くと山ほど書いてあると思う…)
「ホビット」は通しで読んだことがなく、ベーオウルフに影響を受けて書かれた火竜vs王の戦いとしか認識していないので
実はこの先のストーリーは概要しか知らない。果たしてこの先、ビルボはどうなってしまうのか。第二部にも期待です。