青空文庫「埃及雑記」 もう二度とエジプトいかねーよ!! → デスヨネー
Kindleさんを買ってから、青空文庫がヤメラレナイ止マラナイ、PDF化依頼で業者に送りつけたダンボール二箱が処理されたらどうなるんだろう、そんな中の人ですこんばんは。
手当たり次第に青空文庫(著作権の切れてる無料の文書)を落として来ては読んでるわけですが、「埃及(エジプト)雑記」なるものを発見したからにはそりゃ読みますよね読まないわけがない。濱田耕作という人が著者で、誰やねんと思ってググってみたら、この人っぽい…?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%B1%E7%94%B0%E8%80%95%E4%BD%9C
日本の考古学者らしい。なるほど。
その考古学者先生が、船でエジプトを尋ねた昭和一桁台の時代の話である。短い旅行記、とでも言うべきもの。面白いのが、素晴らしい遺跡を見て感動しました!! ではなく、「もう二度といかねーよ! ワアアアン」という内容であること。エジプトだけではなく、同じようにギリシャにも幻滅したという考古学者先生のひとりごとは、こんな調子である。
デスヨネー
いや、これはほんと、同意せざるを得ない。はじめてエジプトに行ってピラミッド周辺にたどり着いて、うわーすごーい、おおきーい とか純粋に感動したと言い張る人を私は信用出来ない。あの岩の塊にいきなり歴史の重みだの古代のロマンだの感じるには、相当な脳内補正を必要とする。
暗いし狭いし臭いし、やたら金をせびってくる現地人はいるしな…。
著者がエジプト行ったのは2月とのこと、暑くはない時期だが、夏に行けば暑いわ喉は渇くわボッタの水売りがくるわ。そうでなくとも、ホテルに帰ろうにも足がなかなか無いわラクダに乗ったら降りられないわ土産物屋がしつこいわホコリっぽくて服も靴も真っ白になるわ眩しいわで、えらい目に遭うこと請け合い。ちゅーかピラミッド周辺は控えめに言っても快適に観光が出来る環境にはない。何もなくても混雑してるし。
エジプト好きの自分でも、そう思う。
50年位上前のことだというのを差し引いても、現代でも大して変わってない。団体ツアーで行くとエアコンの効いたバスの送迎があるから多少マシかなくらい。
ご本人は控えめに、「浮世絵にあこがれて横浜に来た西洋人が、浮世絵の世界がないことを知ってガッカリするようなもん」と書いてるけど、事前情報をたくさん持っていて、「古代エジプト」というイメージを持ったままエジプトに行く人ほど、古代と現代の乖離に最初は戸惑うと思う。そして各遺跡とも、エジプトの気候とあいまって、長時間の観光が厳しい。
考えてみればピラミッドにしろ王家の谷にしろお墓なんである。生きた人間のことは考えてない。楽しくのんびり観光するようなところじゃないのは、そりゃ当たり前だ。
「もう二度といきたいとは思わない」というそっけない感想で締めくくられているこの雑記、実に正直な感想で、自分も体験した不愉快な出来事が多々書かれているだけに、「ですよねぇ…」としかいいようがないのが、悲しいところである。
#でも私はエジプトさんは嫌いじゃない。
#観光に苦労するくらいの国のほうが旅楽しいしなー
手当たり次第に青空文庫(著作権の切れてる無料の文書)を落として来ては読んでるわけですが、「埃及(エジプト)雑記」なるものを発見したからにはそりゃ読みますよね読まないわけがない。濱田耕作という人が著者で、誰やねんと思ってググってみたら、この人っぽい…?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%B1%E7%94%B0%E8%80%95%E4%BD%9C
日本の考古学者らしい。なるほど。
その考古学者先生が、船でエジプトを尋ねた昭和一桁台の時代の話である。短い旅行記、とでも言うべきもの。面白いのが、素晴らしい遺跡を見て感動しました!! ではなく、「もう二度といかねーよ! ワアアアン」という内容であること。エジプトだけではなく、同じようにギリシャにも幻滅したという考古学者先生のひとりごとは、こんな調子である。
「ピラミッド」の内部へ這入った時ほど不気味のものはない、この狭く険しい傾斜を暗中一本のロウソクを頼りに登っていく間に、土人の案内者が都度都度銭を貪って「マグネシウム」を燃やす。好奇心も消えてただ早く外へ出たいと思うばかりであった。
デスヨネー
いや、これはほんと、同意せざるを得ない。はじめてエジプトに行ってピラミッド周辺にたどり着いて、うわーすごーい、おおきーい とか純粋に感動したと言い張る人を私は信用出来ない。あの岩の塊にいきなり歴史の重みだの古代のロマンだの感じるには、相当な脳内補正を必要とする。
暗いし狭いし臭いし、やたら金をせびってくる現地人はいるしな…。
著者がエジプト行ったのは2月とのこと、暑くはない時期だが、夏に行けば暑いわ喉は渇くわボッタの水売りがくるわ。そうでなくとも、ホテルに帰ろうにも足がなかなか無いわラクダに乗ったら降りられないわ土産物屋がしつこいわホコリっぽくて服も靴も真っ白になるわ眩しいわで、えらい目に遭うこと請け合い。ちゅーかピラミッド周辺は控えめに言っても快適に観光が出来る環境にはない。何もなくても混雑してるし。
エジプト好きの自分でも、そう思う。
50年位上前のことだというのを差し引いても、現代でも大して変わってない。団体ツアーで行くとエアコンの効いたバスの送迎があるから多少マシかなくらい。
ご本人は控えめに、「浮世絵にあこがれて横浜に来た西洋人が、浮世絵の世界がないことを知ってガッカリするようなもん」と書いてるけど、事前情報をたくさん持っていて、「古代エジプト」というイメージを持ったままエジプトに行く人ほど、古代と現代の乖離に最初は戸惑うと思う。そして各遺跡とも、エジプトの気候とあいまって、長時間の観光が厳しい。
考えてみればピラミッドにしろ王家の谷にしろお墓なんである。生きた人間のことは考えてない。楽しくのんびり観光するようなところじゃないのは、そりゃ当たり前だ。
「もう二度といきたいとは思わない」というそっけない感想で締めくくられているこの雑記、実に正直な感想で、自分も体験した不愉快な出来事が多々書かれているだけに、「ですよねぇ…」としかいいようがないのが、悲しいところである。
#でも私はエジプトさんは嫌いじゃない。
#観光に苦労するくらいの国のほうが旅楽しいしなー