中国さんは今、象牙の代わりにマンモスの牙を輸入しているらしい…
ナショジオ4月号特集「マンモスの牙を探せ」。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130319/344331/
シベリアの永久凍土では今、異変が起きている。
平均気温の上昇によって地面が溶け始め、かつて凍りついたままだった場所も手で掘れるくらいまで緩んできている。その緩んだ地面を人力で堀りおこし、マンモスの牙を採掘するというのが今シベリアの北極圏でのブームだというのだ。
その牙は1本を掘り出すのに数日かかることもあるが、1本でなんと500万円にもなることがあるという。夏の間、男たちは一攫千金を夢見て凍てつく北極圏の大地へと繰り出す。さながらゴールドラッシュにも似て、マンモスの牙を求める人々は、その年の冬をこすため、家族のための稼ぎを過酷な北の土地に求めるのだ。
…いや、まさかマンモスの牙が象牙の代わりに使えるとは思わなかったんだよね。
しかも本物の象牙とかわらん値段で取引されているっていうのは。
中国は今、金持ちが増えて伝統的な象牙の装飾品に金を出す人が多くなっている。合法的に輸入される象牙だけでは間に合わず、不法に持ち込まれるぶんが後を絶たない。アフリカでは象牙の密漁ものがはびこり、乱獲が問題になっている。象牙の乱獲を禁じるのはもちろん、ゾウが絶滅してしまう恐れがあるからだ。
だが、マンモスはすでに絶滅してしまっている。まさに「法の抜け道」というべきところだ。
研究者は眉をひそめるだろうが、生きているゾウを殺して牙を奪うより、人類のご先祖様が食べたあとに捨てた牙を拾って歩くほうがマシというもの。
品質的な差はともかく、まあ確かに「象牙」っちゃ象牙なんだよなー、そこに目をつけるあたり中国人妙なところで賢いわ…と、感心した。マンモスの牙で作った象牙の印鑑とか、ちょっと見てみたい気はする。
だが、そのマンモスの牙も底を尽きつつあり(人の手で掘りやすい場所のものは採り尽くされてしまった)、さらに問題なのは、シベリアから中国へ毎年何十トンものマンモス牙を輸出しているにもかかわらず、中国への違法象牙の密輸入が減っていないのだという。
近い将来、マンモスの牙は採り尽くされてしまうのだろう。かつての人類はマンモスを最後の一頭まで食い尽くし、現在の人類はその時捨てた牙を最後の一本まで掘り起こし、使い尽くす。そんな風に考えると、我々はマンモスさんに足を向けて寝られないような、非情に申し訳ない気持ちになってくるのである。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130319/344331/
シベリアの永久凍土では今、異変が起きている。
平均気温の上昇によって地面が溶け始め、かつて凍りついたままだった場所も手で掘れるくらいまで緩んできている。その緩んだ地面を人力で堀りおこし、マンモスの牙を採掘するというのが今シベリアの北極圏でのブームだというのだ。
その牙は1本を掘り出すのに数日かかることもあるが、1本でなんと500万円にもなることがあるという。夏の間、男たちは一攫千金を夢見て凍てつく北極圏の大地へと繰り出す。さながらゴールドラッシュにも似て、マンモスの牙を求める人々は、その年の冬をこすため、家族のための稼ぎを過酷な北の土地に求めるのだ。
…いや、まさかマンモスの牙が象牙の代わりに使えるとは思わなかったんだよね。
しかも本物の象牙とかわらん値段で取引されているっていうのは。
中国は今、金持ちが増えて伝統的な象牙の装飾品に金を出す人が多くなっている。合法的に輸入される象牙だけでは間に合わず、不法に持ち込まれるぶんが後を絶たない。アフリカでは象牙の密漁ものがはびこり、乱獲が問題になっている。象牙の乱獲を禁じるのはもちろん、ゾウが絶滅してしまう恐れがあるからだ。
だが、マンモスはすでに絶滅してしまっている。まさに「法の抜け道」というべきところだ。
研究者は眉をひそめるだろうが、生きているゾウを殺して牙を奪うより、人類のご先祖様が食べたあとに捨てた牙を拾って歩くほうがマシというもの。
品質的な差はともかく、まあ確かに「象牙」っちゃ象牙なんだよなー、そこに目をつけるあたり中国人妙なところで賢いわ…と、感心した。マンモスの牙で作った象牙の印鑑とか、ちょっと見てみたい気はする。
だが、そのマンモスの牙も底を尽きつつあり(人の手で掘りやすい場所のものは採り尽くされてしまった)、さらに問題なのは、シベリアから中国へ毎年何十トンものマンモス牙を輸出しているにもかかわらず、中国への違法象牙の密輸入が減っていないのだという。
近い将来、マンモスの牙は採り尽くされてしまうのだろう。かつての人類はマンモスを最後の一頭まで食い尽くし、現在の人類はその時捨てた牙を最後の一本まで掘り起こし、使い尽くす。そんな風に考えると、我々はマンモスさんに足を向けて寝られないような、非情に申し訳ない気持ちになってくるのである。