本当に好きな事をするのに、あとどのくらいの時間がありますか
自分の場合、山登りで考えてみた。
冬山は登らないので、登山ができるのは4月から9月末あたりまでの6ヶ月。平均2ヶ月に一度登るとして年3回。
登山は60歳以降は事故率が上がるので、他所様に迷惑をかけないことを考えて60歳で単独登山引退としてあと30年くらい。3×30 = 90回。
五体満足で順調に歳をとったとしても、あと90回しか山に登れない。
それは果たして、「本当に好きなこと」をやるのに十分な時間なのだろうか。
…とか、そういう話がジャレド・ダイアモンドのどれかの本に書いてあった気がする。
まあ今回の登山でノルマまで-1かね。今回は、意外と行ったことがなかった表丹沢縦走コースで塔ノ岳。
平野部は梅雨明け・猛暑だったと聞きますが、山はというと
秦野発の登山バスを降りた時から
丹沢道はガスの中
南風が叩きつけて誰も無口で
風音だけを聞いている
なwwwんwwwすwwwかwww これは…。
うぇーい。
うぇーーーい。
二ノ岳頂上 風速15m
予報では、山頂19度、午後晴れ、蒸し暑くなるはずだったんですよ…。よ…。
それが南からの風が予想以上に強く、山全体が雲の中に突っ込んでいる状態で何も見えねえ。見えねえどころか山小屋すら霧の彼方。雲の中を歩いているわけなので、雨ではなく霧のようなものが真横から風とともに叩きつけてくるというパネェ状況で雨具役に立たず。おまけに前日までの雨でガレ場は水が滴り落ちている…。
道幅1m、左右は崖、冷たい風雨が叩きつける中、鎖から手を離したらデッドエンドだよ★
…あれだ。たぶん、このへんで種割れを起こした。
このあと、風の叩きつける谷に丸太が渡してあって「さぁ渡れ」ってなってたあたりから多分楽しくなってた。「引き返しますか? ・はい ・いいえ」の選択肢をEscで飛ばしてモード切り替えてた。
たーのーしーい!
崖を降りるのたーのーしーい!(※脳内麻薬でかなりハイ)
普段は大混雑の山らしいけど、この状態なので途中リタイヤもいるのか、道がすきまくっててスイスイいけるぜ!
この先ぜったい中ボスいるよね! 富士山とか見えるはずの場所なんだけど富士山どころか自分の足元が見えてません。 ヒャッホォォォォウ
立ち止まると風に足元をさらわれるのと、休憩できる状況ではないので、所要時間280分かかるところを180分弱でカッ飛ばし巻き巻きで今回のコースの最高峰である塔ノ岳に到達。
だが状況はさらに悪化していた。視界が一瞬0になることも…。
この雨風叩きつける状況下で昼飯を食ってお茶わかして、まったりしたら下山ルートへ。
これは久々に生存スキルがランクアップした、間違いない。(笑)
下山ルートは、よく足を壊す人がいると評判(?)の馬鹿尾根。確かに久々に軽く膝にきた。ちゃんとした登山靴じゃないと足が死ぬね、多分。黙々と下り、標高が下がると雲を抜けてようやく視界が戻ってきた…。
最後に登山道入り口のお花。
いやー、山の天気には魔物が潜むってのはマジだわ。体感で山頂10度くらいしかなかったもん。いつも防寒具は持って登ってるから何とかなったけど、持ってない人はほんと寒そうだった。一日中霧に打たれ続けて髪の毛も服もぐっしょり。だがしかし山から一歩出るとムシ暑いほどの風にさらされて、あっというまに乾いてしまうという…。
お山は別世界。いや異世界。一日で村を出てからダンジョンの奥までいって中ボス倒して帰ってきた、そんな気分。
こういう冒険が楽しくて山に登ってる感じ。たまに冒険しないと、私はどうもダメらしい。死なない程度にね、当たり前の日常から飛び出してね。旅行でもなんでもいいんだけど。
日が照ってるとキツそうではあったけど、今回のコースはいつか晴れてるときにまたリベンジしてみたいな。風景が何も見えなかったのはさすがに寂しい(笑)
…そして冒険は続いてゆくのであった。
冬山は登らないので、登山ができるのは4月から9月末あたりまでの6ヶ月。平均2ヶ月に一度登るとして年3回。
登山は60歳以降は事故率が上がるので、他所様に迷惑をかけないことを考えて60歳で単独登山引退としてあと30年くらい。3×30 = 90回。
五体満足で順調に歳をとったとしても、あと90回しか山に登れない。
それは果たして、「本当に好きなこと」をやるのに十分な時間なのだろうか。
…とか、そういう話がジャレド・ダイアモンドのどれかの本に書いてあった気がする。
まあ今回の登山でノルマまで-1かね。今回は、意外と行ったことがなかった表丹沢縦走コースで塔ノ岳。
平野部は梅雨明け・猛暑だったと聞きますが、山はというと
秦野発の登山バスを降りた時から
丹沢道はガスの中
南風が叩きつけて誰も無口で
風音だけを聞いている
なwwwんwwwすwwwかwww これは…。
うぇーい。
うぇーーーい。
二ノ岳頂上 風速15m
予報では、山頂19度、午後晴れ、蒸し暑くなるはずだったんですよ…。よ…。
それが南からの風が予想以上に強く、山全体が雲の中に突っ込んでいる状態で何も見えねえ。見えねえどころか山小屋すら霧の彼方。雲の中を歩いているわけなので、雨ではなく霧のようなものが真横から風とともに叩きつけてくるというパネェ状況で雨具役に立たず。おまけに前日までの雨でガレ場は水が滴り落ちている…。
道幅1m、左右は崖、冷たい風雨が叩きつける中、鎖から手を離したらデッドエンドだよ★
…あれだ。たぶん、このへんで種割れを起こした。
このあと、風の叩きつける谷に丸太が渡してあって「さぁ渡れ」ってなってたあたりから多分楽しくなってた。「引き返しますか? ・はい ・いいえ」の選択肢をEscで飛ばしてモード切り替えてた。
たーのーしーい!
崖を降りるのたーのーしーい!(※脳内麻薬でかなりハイ)
普段は大混雑の山らしいけど、この状態なので途中リタイヤもいるのか、道がすきまくっててスイスイいけるぜ!
この先ぜったい中ボスいるよね! 富士山とか見えるはずの場所なんだけど富士山どころか自分の足元が見えてません。 ヒャッホォォォォウ
立ち止まると風に足元をさらわれるのと、休憩できる状況ではないので、所要時間280分かかるところを180分弱でカッ飛ばし巻き巻きで今回のコースの最高峰である塔ノ岳に到達。
だが状況はさらに悪化していた。視界が一瞬0になることも…。
この雨風叩きつける状況下で昼飯を食ってお茶わかして、まったりしたら下山ルートへ。
これは久々に生存スキルがランクアップした、間違いない。(笑)
下山ルートは、よく足を壊す人がいると評判(?)の馬鹿尾根。確かに久々に軽く膝にきた。ちゃんとした登山靴じゃないと足が死ぬね、多分。黙々と下り、標高が下がると雲を抜けてようやく視界が戻ってきた…。
最後に登山道入り口のお花。
いやー、山の天気には魔物が潜むってのはマジだわ。体感で山頂10度くらいしかなかったもん。いつも防寒具は持って登ってるから何とかなったけど、持ってない人はほんと寒そうだった。一日中霧に打たれ続けて髪の毛も服もぐっしょり。だがしかし山から一歩出るとムシ暑いほどの風にさらされて、あっというまに乾いてしまうという…。
お山は別世界。いや異世界。一日で村を出てからダンジョンの奥までいって中ボス倒して帰ってきた、そんな気分。
こういう冒険が楽しくて山に登ってる感じ。たまに冒険しないと、私はどうもダメらしい。死なない程度にね、当たり前の日常から飛び出してね。旅行でもなんでもいいんだけど。
日が照ってるとキツそうではあったけど、今回のコースはいつか晴れてるときにまたリベンジしてみたいな。風景が何も見えなかったのはさすがに寂しい(笑)
…そして冒険は続いてゆくのであった。