映画「神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃」を見てきた・・・・
公式
http://www.alcine-terran.com/roma/
予告編とか
http://www.youtube.com/watch?v=_KHhlR56pcs
予告編にウィングハサー部隊がいたので見に行きました。←そんな理由かよ
いや、てか、公式のトップ絵もなぜかウィングハサー部隊なんですよね。神聖ローマとオスマンをタイトルに持ってきてるのに、そのどっちでもなくポーランドの重装有翼騎兵がトップ絵って微妙だと思ってたんだよ。その理由は本編見てなんとなく分かったけど…まさかポーランド軍以外活躍しない展開とか
ちなみにメインのはずの神聖ローマ軍は劇中ほぼ活躍なしでした。双頭の鷲の黄色い旗ほとんど見た覚えないよ(笑) いいとこ全部ポーランド持ってったよ。ソビェスキー無双。
フランス?
名前だけで影も形も出てこなかったよ? 尺が足りなかったんじゃないかな、ハハハ。
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※以下は壮絶にネタバレしています。
ストーリーは史実なのでネタバレもクソもないですが、それ以外の部分で内容にガッツリ触れますのでご注意ください。
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さてこの映画は、全盛期にあったオスマントルコ帝国がヨーロッパを手中にせんとウィーンに進撃した「第二回ウィーン包囲」戦を元にした映画。史実として既に知られていることにネタバレも何も無く、勝敗は見る前から分かっていたんですが、それにしても戦闘関連のシナリオがかなり弱い。
前半部分の、キリスト教側、イスラム側、その中間に位置する年の差異教徒カップルなどのバックボーンや人となりについての描写は、丁寧でよかったと思うんです。(奇跡を起こす修道士の奇跡っぷりは要らなかったですけどね。なんだよあの魔法使い…)
が、いざ戦闘が始まると、戦闘の進め方、各陣営の展開の仕方などが色々ありえない。説明不足。
ヴェネツィアにいたはずのマルコがウィーンまで移動するのが早すぎ、ウィーンからヴェネツィアに戻ろうとしてるシーンも「なぜ吹雪の山を薄着で越えるwww雪山でそれはないwww」状態。オスマン軍くるって分かった皇帝がダッシュで逃げてるけど逃げた先が何処なのか、集まってる面々が誰なのかの説明が一切入らない。史実データからするとパッサウでの会議なんだろうけど、そこにポーランド王とマルコ修道士がいて、どうして次のシーンで突然ウィーンに二人が移動してるのかと…。時間軸の描写もなくて、戦闘の進行がイミフになっちゃってるんだよね。
それと序盤でいきなり城壁ぶっ飛ばされてるシーン。
30万の大軍が攻めてて、城壁が一部落ちてるのに防衛1万5千で一日ももつわけがないので、城壁が破れてるシーンは意味不明。ていうか史実だと一ヶ月以上包囲されている。ウィーンの城壁は強固なので破られなかった、その間に救援が間に合った、というのが歴史の大前提なので、いきなり城壁が落ちるシーンはダメだろうよと。
あと、あれだけ目立つポーランド軍が到着しているのに、カラ・ムスタファがそれに気が付かないわけがなく、そこにソビェスキ王がいたのも知らないわけがない。「ソビェスキは老人だから自らは来ないだろう」のシーンと現状が噛み合っていない。ポーランド騎兵の奇襲にしても、戦場にポーランド兵の旗が無いのは見れば分かるんだから、「ここにいないなら、あいつら今どこにいるんだ」って普通思うはず。斥候も放ってないほど無能な指揮官だったといいたいのか。まあ普通は在り得ない。
あと大砲の射程距離おかしい(笑)
なんだよあの山の上からの超絶射撃。
逆に城壁の向こうの山頂まで届いてるトルコ側の射撃もおかしいけど、戦闘に使われてる銃火器の扱いが全般的にぞんざいな感じなんだよね。。。
そして極めつけは低予算CGのムチャぶりである…。
大砲ガンガン撃ち合ってるシーンの爆発が完全に日曜朝の戦隊モノなんである。オレンジ色の火花で「どかーん!」→吹っ飛ぶ兵士(ショッカー風)。いやいやいやいや。ねーよ、いやいや。
背景の遠景はフォトショで写真を貼ってくるという荒業っぷり(だから遠景は動かないし焦点も合っていない)。
キャスト足りないのか大群の後ろのほうの兵士コピペ。(そしてスローモーションで動く…)
背景画が足りないところは斜め下からのパンで背景を空にして人物の顔アップ。(おっさんのドアップ(´・ω・`))
低予算でもいいんですけど、これ歴史スペクタクルって言っちゃダメだよね。てか、ヒューマンドラマ部分は面白いのに、戦闘シーンがダメって、なぜ戦闘を主軸にしようとした。
なぜヒューマンドラマを主軸にしなかった…。
カラ・ムスタファのイケメンっぷりとか、メフテルの音楽にあわせて進軍するオスマン騎兵のカッコよさとか、ウィーン宮廷の腐りっぷり(笑)とか、俺得要素もたくさんあったのですが、「戦闘がダメすぎる」という理由により、私の中での評価は「ネタ映画」止まり。
歴史要素を知らない一般人はまず派手な戦闘を見に来ると思うので。歴史好きの中でも、オスマン推しの人もしくはポーランド騎兵フェチなら楽しめると思う。ただウィングハサー部隊も微妙に「これなんかちげえ…」って感じではあります。あと、カラ・ムスタファはあんなに軍事的に無能な人ではなかったと思うんだ…。
まあそんなわけで、見に行って損したとは思いませんが、あんまり人にオススメできる映画ではないなあ。と。
おそらく日本でもそう受けることはないと思う。
なお、ヒューマンドラマ部分だけ見ると、キリスト教徒側に屑人間多すぎで完全に悪役サイド、あれで持ちこたえられたところが草生える。あの流れでいくと、カラ・ムスタファが処刑される意味わからんよ。
総評: もうすこしがんばりましょう。
#次回は「レヒアの獅子ソビェスキの大冒険」でお願いします。
#尺不足なのかじいちゃんの説明足りてないよアレ…。
http://www.alcine-terran.com/roma/
予告編とか
http://www.youtube.com/watch?v=_KHhlR56pcs
予告編にウィングハサー部隊がいたので見に行きました。←そんな理由かよ
いや、てか、公式のトップ絵もなぜかウィングハサー部隊なんですよね。神聖ローマとオスマンをタイトルに持ってきてるのに、そのどっちでもなくポーランドの重装有翼騎兵がトップ絵って微妙だと思ってたんだよ。その理由は本編見てなんとなく分かったけど…まさかポーランド軍以外活躍しない展開とか
ちなみにメインのはずの神聖ローマ軍は劇中ほぼ活躍なしでした。双頭の鷲の黄色い旗ほとんど見た覚えないよ(笑) いいとこ全部ポーランド持ってったよ。ソビェスキー無双。
フランス?
名前だけで影も形も出てこなかったよ? 尺が足りなかったんじゃないかな、ハハハ。
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※以下は壮絶にネタバレしています。
ストーリーは史実なのでネタバレもクソもないですが、それ以外の部分で内容にガッツリ触れますのでご注意ください。
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さてこの映画は、全盛期にあったオスマントルコ帝国がヨーロッパを手中にせんとウィーンに進撃した「第二回ウィーン包囲」戦を元にした映画。史実として既に知られていることにネタバレも何も無く、勝敗は見る前から分かっていたんですが、それにしても戦闘関連のシナリオがかなり弱い。
前半部分の、キリスト教側、イスラム側、その中間に位置する年の差異教徒カップルなどのバックボーンや人となりについての描写は、丁寧でよかったと思うんです。(奇跡を起こす修道士の奇跡っぷりは要らなかったですけどね。なんだよあの魔法使い…)
が、いざ戦闘が始まると、戦闘の進め方、各陣営の展開の仕方などが色々ありえない。説明不足。
ヴェネツィアにいたはずのマルコがウィーンまで移動するのが早すぎ、ウィーンからヴェネツィアに戻ろうとしてるシーンも「なぜ吹雪の山を薄着で越えるwww雪山でそれはないwww」状態。オスマン軍くるって分かった皇帝がダッシュで逃げてるけど逃げた先が何処なのか、集まってる面々が誰なのかの説明が一切入らない。史実データからするとパッサウでの会議なんだろうけど、そこにポーランド王とマルコ修道士がいて、どうして次のシーンで突然ウィーンに二人が移動してるのかと…。時間軸の描写もなくて、戦闘の進行がイミフになっちゃってるんだよね。
それと序盤でいきなり城壁ぶっ飛ばされてるシーン。
30万の大軍が攻めてて、城壁が一部落ちてるのに防衛1万5千で一日ももつわけがないので、城壁が破れてるシーンは意味不明。ていうか史実だと一ヶ月以上包囲されている。ウィーンの城壁は強固なので破られなかった、その間に救援が間に合った、というのが歴史の大前提なので、いきなり城壁が落ちるシーンはダメだろうよと。
あと、あれだけ目立つポーランド軍が到着しているのに、カラ・ムスタファがそれに気が付かないわけがなく、そこにソビェスキ王がいたのも知らないわけがない。「ソビェスキは老人だから自らは来ないだろう」のシーンと現状が噛み合っていない。ポーランド騎兵の奇襲にしても、戦場にポーランド兵の旗が無いのは見れば分かるんだから、「ここにいないなら、あいつら今どこにいるんだ」って普通思うはず。斥候も放ってないほど無能な指揮官だったといいたいのか。まあ普通は在り得ない。
あと大砲の射程距離おかしい(笑)
なんだよあの山の上からの超絶射撃。
逆に城壁の向こうの山頂まで届いてるトルコ側の射撃もおかしいけど、戦闘に使われてる銃火器の扱いが全般的にぞんざいな感じなんだよね。。。
そして極めつけは低予算CGのムチャぶりである…。
大砲ガンガン撃ち合ってるシーンの爆発が完全に日曜朝の戦隊モノなんである。オレンジ色の火花で「どかーん!」→吹っ飛ぶ兵士(ショッカー風)。いやいやいやいや。ねーよ、いやいや。
背景の遠景はフォトショで写真を貼ってくるという荒業っぷり(だから遠景は動かないし焦点も合っていない)。
キャスト足りないのか大群の後ろのほうの兵士コピペ。(そしてスローモーションで動く…)
背景画が足りないところは斜め下からのパンで背景を空にして人物の顔アップ。(おっさんのドアップ(´・ω・`))
低予算でもいいんですけど、これ歴史スペクタクルって言っちゃダメだよね。てか、ヒューマンドラマ部分は面白いのに、戦闘シーンがダメって、なぜ戦闘を主軸にしようとした。
なぜヒューマンドラマを主軸にしなかった…。
カラ・ムスタファのイケメンっぷりとか、メフテルの音楽にあわせて進軍するオスマン騎兵のカッコよさとか、ウィーン宮廷の腐りっぷり(笑)とか、俺得要素もたくさんあったのですが、「戦闘がダメすぎる」という理由により、私の中での評価は「ネタ映画」止まり。
歴史要素を知らない一般人はまず派手な戦闘を見に来ると思うので。歴史好きの中でも、オスマン推しの人もしくはポーランド騎兵フェチなら楽しめると思う。ただウィングハサー部隊も微妙に「これなんかちげえ…」って感じではあります。あと、カラ・ムスタファはあんなに軍事的に無能な人ではなかったと思うんだ…。
まあそんなわけで、見に行って損したとは思いませんが、あんまり人にオススメできる映画ではないなあ。と。
おそらく日本でもそう受けることはないと思う。
なお、ヒューマンドラマ部分だけ見ると、キリスト教徒側に屑人間多すぎで完全に悪役サイド、あれで持ちこたえられたところが草生える。あの流れでいくと、カラ・ムスタファが処刑される意味わからんよ。
総評: もうすこしがんばりましょう。
#次回は「レヒアの獅子ソビェスキの大冒険」でお願いします。
#尺不足なのかじいちゃんの説明足りてないよアレ…。