山歩きにおけるストックの存在意義が分からない。
過疎ルートを朝一番に通る登山客の仕事は
後続のために蜘蛛の巣にかかることである。
というわけで、最近は人の登らない過疎ルートや不人気の山を開拓することにハマっている中の人。
クモの巣にひっかかり、下草に足をとられてアバババってなれるのは過疎ルートだけ★ ←何が楽しいのかはあまりまじめに聞かないでほしい。
鳥の声だけ聞いて歩きたい。自然満喫しに行ってるのに、要所要所で聞こえてくるおばちゃんの甲高い話し声とか嫌なんですよ(´・ω・`)
さて、今年も山シーズン。休日の人気のお山はどこも人でいっぱい。まーねほんと、「山ブームで登山客が増えてる」ってことなんでしょうが、前からずっと意味が分からないことがあるんです。
最近登山はじめた人、なんでみんなストック持ってんの?
安くないでしょうし、持って来るの手間じゃないですか。
ぶっちゃけストックは登山に要りません。無用の長物です。むしろ使い方しらず振り回すと他の人に当たるし、先で山傷めるし、不用意に体重かけるとストックのせいでバランスを崩します。なんも良い事無い。登山ショップが潤うだけです(笑)
自分も上級者とか言うつもりは全然ないんですが、ストックでひっくり返した石が転がってきてぶつけられたり、不器用に振り回してる人に突き刺されたり、被害こうむっているうちに、だんだん嫌になってきました…。自分がストックの使い方も意味も知らずに事故るのは自業自得ですねって話なんですけど、周りの無関係な人巻き込むのはあかんでしょ。ていうか最近の登山客は石落としても下の人に「落石!」とか声かけないのな。勘弁してほしい。
というわけで、自分が思っていることを書いておきます。
本来の登山は、ストックのような棒を持たず、足元が危ないときは全身でバランスをとるというのが基本なはずなんです。もしくは鎖などを掴みながら三点確保で歩く。でも歩行に難があり、バランス感覚も衰えているお年寄りなどの場合、それが難しい。そのための歩行補助装備がストックです。
――ってのが、十年くらい前の登山の常識でしたよね…。多分…。
十年くらい前、主に関西のほうで登ってた時は、ご高齢者パーティーしかストックなんて持ってなかったです。それは「杖がないと歩けない」ということも指していて、若者パーティーからすると、ある種ダサイというのに近い感覚でした。今では何でかしりませんが若者が率先してストックを持ち、さらにちっちゃな子供にまで持たせています。逆に危ないです。
ストックはあくまで、自分の体でバランスを保てない人のための歩行補助装置なので、ストックに体重をかけるのはおかしいです。というかそれ死にます。
初心者で、登りのキツいときに必死にストックに体重をかけている人がいますが、そんなことしても全然楽にはなりません、むしろ苦しいはずです。ちゅーか登り斜面の土も削れるので止めて下さい…。あと、ストックから手が滑ったら自分が滑落します。
下りでストックに力かけちゃってる人も同じで、下りの場合はストックに重心をかけてしまうと、ストックが滑ったときに高確率でコケるという弊害つき。安全に歩くための道具で事故っちゃ意味がないです。
ストックの先で石をひっくり返してしまうと、下に居る人に当ててしまうのもまずいです。
また、岩の間にストックが刺さりやすいガレ場や、木の板を渡しているような道では、持つ意味は気休め以外にないです。両手を空にしたほうがバランスをとりやすくなるのでザックにしまうか短くするのが無難だと思います。たまに、ストックの先で木の板をコツコツたたきながら歩いてる視覚障害者みたいな状態になってる人を見かけますが、あれは一体なにしてんのかと(笑) なぜそこまでしてストックを持ちたがる…。意味が分からない…。
というわけで、今から登山始める人は、60歳以下ならストック買わないでください。
60歳以上で始める方は、体力が落ちてるぶん事故率高いのでストックの要らない低めの山から挑戦してください。
すでにストックを買ってしまった人は、次回のお山ではストックなしで歩いてみてください。
要するにストックいらねぇってこった
ストックを買うのは、年とってそろそろ足元が覚束なくなってきたなあと思う慣れた高齢登山客だけでいいんです! 子供には絶対持たせないでほしい。バランス感覚の優れた子供は、ストックを持たせることによって足かせをはめられるようなもので、むしろ転びやすくなります。あと使い方わかんなくて振り回すから周囲の登山客にガンガン当ててくる…。(´・ω・`)
最初からストックを持ってしまうと、体が、山で疲れない歩き方を覚えられなくて、いつまでも辛いだけなんですね。急勾配の道の歩き方を見てると、この人慣れてるなーとか、この人は装備は揃ってるけど危なっかしいなーとかがなんとなく分かります。
最初は道具に頼らずに歩きましょう。
あと、山歩きは頻繁に死人が出てるスポーツですよっていうのは忘れないで欲しいのです。
少人数、最悪一人でも出来る健康志向なスポーツではありますが…。低くても死ぬ人は死にますよ、今年のGWは丹沢大山でも亡くなってましたし。高齢者の事故が多いですが、20代の道迷いとかも結構多いです。体力があって携帯普及率が高いから死ぬ前に救助されててニュースになってないだけだっちゅー…
偶然事故ってないのと、事故が起きないよう注意しているのは全然別ものです。
ストックに対する意識が足りないだけでも、転げ落ちて足の骨折ったり、頭打って死んだりすることはあります。
正しい知識と安全意識で、より多くの人が楽しいお山ライフを送れますように!
----------------
* これを書いている人は高校が登山部だっただけで山岳会には所属してません
*登山初めてからの暦だと長いですが、まだ中高年登山者ではないです…ギリギリデ
*冬山は登ったことありません。登る気もありません。てか寒いし
*基本単独登山者です
*山ガールと一緒にされると不機嫌になります
後続のために蜘蛛の巣にかかることである。
というわけで、最近は人の登らない過疎ルートや不人気の山を開拓することにハマっている中の人。
クモの巣にひっかかり、下草に足をとられてアバババってなれるのは過疎ルートだけ★ ←何が楽しいのかはあまりまじめに聞かないでほしい。
鳥の声だけ聞いて歩きたい。自然満喫しに行ってるのに、要所要所で聞こえてくるおばちゃんの甲高い話し声とか嫌なんですよ(´・ω・`)
さて、今年も山シーズン。休日の人気のお山はどこも人でいっぱい。まーねほんと、「山ブームで登山客が増えてる」ってことなんでしょうが、前からずっと意味が分からないことがあるんです。
最近登山はじめた人、なんでみんなストック持ってんの?
安くないでしょうし、持って来るの手間じゃないですか。
ぶっちゃけストックは登山に要りません。無用の長物です。むしろ使い方しらず振り回すと他の人に当たるし、先で山傷めるし、不用意に体重かけるとストックのせいでバランスを崩します。なんも良い事無い。登山ショップが潤うだけです(笑)
自分も上級者とか言うつもりは全然ないんですが、ストックでひっくり返した石が転がってきてぶつけられたり、不器用に振り回してる人に突き刺されたり、被害こうむっているうちに、だんだん嫌になってきました…。自分がストックの使い方も意味も知らずに事故るのは自業自得ですねって話なんですけど、周りの無関係な人巻き込むのはあかんでしょ。ていうか最近の登山客は石落としても下の人に「落石!」とか声かけないのな。勘弁してほしい。
というわけで、自分が思っていることを書いておきます。
本来の登山は、ストックのような棒を持たず、足元が危ないときは全身でバランスをとるというのが基本なはずなんです。もしくは鎖などを掴みながら三点確保で歩く。でも歩行に難があり、バランス感覚も衰えているお年寄りなどの場合、それが難しい。そのための歩行補助装備がストックです。
――ってのが、十年くらい前の登山の常識でしたよね…。多分…。
十年くらい前、主に関西のほうで登ってた時は、ご高齢者パーティーしかストックなんて持ってなかったです。それは「杖がないと歩けない」ということも指していて、若者パーティーからすると、ある種ダサイというのに近い感覚でした。今では何でかしりませんが若者が率先してストックを持ち、さらにちっちゃな子供にまで持たせています。逆に危ないです。
ストックはあくまで、自分の体でバランスを保てない人のための歩行補助装置なので、ストックに体重をかけるのはおかしいです。というかそれ死にます。
初心者で、登りのキツいときに必死にストックに体重をかけている人がいますが、そんなことしても全然楽にはなりません、むしろ苦しいはずです。ちゅーか登り斜面の土も削れるので止めて下さい…。あと、ストックから手が滑ったら自分が滑落します。
下りでストックに力かけちゃってる人も同じで、下りの場合はストックに重心をかけてしまうと、ストックが滑ったときに高確率でコケるという弊害つき。安全に歩くための道具で事故っちゃ意味がないです。
ストックの先で石をひっくり返してしまうと、下に居る人に当ててしまうのもまずいです。
また、岩の間にストックが刺さりやすいガレ場や、木の板を渡しているような道では、持つ意味は気休め以外にないです。両手を空にしたほうがバランスをとりやすくなるのでザックにしまうか短くするのが無難だと思います。たまに、ストックの先で木の板をコツコツたたきながら歩いてる視覚障害者みたいな状態になってる人を見かけますが、あれは一体なにしてんのかと(笑) なぜそこまでしてストックを持ちたがる…。意味が分からない…。
というわけで、今から登山始める人は、60歳以下ならストック買わないでください。
60歳以上で始める方は、体力が落ちてるぶん事故率高いのでストックの要らない低めの山から挑戦してください。
すでにストックを買ってしまった人は、次回のお山ではストックなしで歩いてみてください。
要するにストックいらねぇってこった
ストックを買うのは、年とってそろそろ足元が覚束なくなってきたなあと思う慣れた高齢登山客だけでいいんです! 子供には絶対持たせないでほしい。バランス感覚の優れた子供は、ストックを持たせることによって足かせをはめられるようなもので、むしろ転びやすくなります。あと使い方わかんなくて振り回すから周囲の登山客にガンガン当ててくる…。(´・ω・`)
最初からストックを持ってしまうと、体が、山で疲れない歩き方を覚えられなくて、いつまでも辛いだけなんですね。急勾配の道の歩き方を見てると、この人慣れてるなーとか、この人は装備は揃ってるけど危なっかしいなーとかがなんとなく分かります。
最初は道具に頼らずに歩きましょう。
あと、山歩きは頻繁に死人が出てるスポーツですよっていうのは忘れないで欲しいのです。
少人数、最悪一人でも出来る健康志向なスポーツではありますが…。低くても死ぬ人は死にますよ、今年のGWは丹沢大山でも亡くなってましたし。高齢者の事故が多いですが、20代の道迷いとかも結構多いです。体力があって携帯普及率が高いから死ぬ前に救助されててニュースになってないだけだっちゅー…
偶然事故ってないのと、事故が起きないよう注意しているのは全然別ものです。
ストックに対する意識が足りないだけでも、転げ落ちて足の骨折ったり、頭打って死んだりすることはあります。
正しい知識と安全意識で、より多くの人が楽しいお山ライフを送れますように!
----------------
* これを書いている人は高校が登山部だっただけで山岳会には所属してません
*登山初めてからの暦だと長いですが、まだ中高年登山者ではないです…ギリギリデ
*冬山は登ったことありません。登る気もありません。てか寒いし
*基本単独登山者です
*山ガールと一緒にされると不機嫌になります