[遠征]夏の南海島巡り~ 伝説を探して PART.3

<<ここまでのあらすじ>>

南海の島に眠る神々に会うためにやってきた冒険者を待ち受けていたものは、無数の敵(カナブン)に支配された修羅(夏草)の世界だった…! 容赦ない真夏の太陽が照りつける中、詳細地図さえない島から果たして神々を見つけることが出来るのか!

<<この物語は、八割くらいがノンフィクションです>>



というわけで神様めぐり後半戦。
大里神社からロードを辿り、ジャンジャンバリバリ歩きますわよ! 向かう先は大千代港だっ。

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★四つ目★ 大千代神様


はい発見、港の見える断崖絶壁の上にぽそりと安置された神様。鳥居すらないけど、参拝されてる跡があるから多分いまも信仰されている、はず。

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ちなみにこの大千代港、港をつくったもんの作ってすぐに崖崩れがあり、道が消滅してしまったので、今では使われず放置されているという悲しい港なのだそうな。朽ち果てたガードレールの先を覗いてみると…

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なんだこのファンタジー設定な港は。

はるか眼下に小さな港。草に覆われた先の階段がブラーンとなってるので、そこから先は行けない。
つか、ここ200Mくらい徒歩で階段登らないとだめなんだな、こっちの港が生きてても、観光客はまず上に辿り付けないような気がするぜ。




☆番外編 今回は行けなかった場所☆

大凸部の反対側のいちばん高い場所「大人ヶ凸部(336M)」。入り口からして草もっさりでどこが入り口だか分からず、なんとか道っぽいところを搔き分けて進んでみましたが、途中から歩行不能に。

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無理ですた(´・ω・`)


自分の身長より高い草に阻まれ、道どころか前がみえねぇ。踏み外したら崖だからなー、冬に行かないと辿りつけない季節限定の道。二周目プレイ用のエキストラステージなんだきっと。



★五つ目★ 御富士様


というわけでサクサク進みます。引き返して平成流しトンネル脇の旧道へ。

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外輪の山を下っていくと、目の前に内輪の山が。いいかんじっすねー。謎っぽさが出てますねー。
今から目指すのはあの山ですよ。

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途中の車道が崩れてますが、そんなの関係ねぇ (ジャンジャンバリバリ
ここまで越えてきた藪に比べればなんくるないさー進め、進め。

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そしてひたすら歩くこと30分、島の中心部、丸山に到着っ。

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ざん。

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ざざざん。


ちなみに尾根の上をぐるっと一周してる道なので、どっち行っても一緒。ふもとのサウナ付近からは100mくらい登ってるので、まぁまぁな展望。ちなみに丸山のハゲてる部分は、がけ崩れではなく、湯気が立ってます。 すなわちマグマがすぐそこに。活火山っすねー…

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島歩いてて学んだこと、草や木が生えていない部分は地面がむちゃくちゃ熱い。 いたるところに蒸気の噴出する裂け目があるんだココ。めっちゃ火属性の島っす。 (出没するモンスターは風属性のカナブンなのにな…。)

丸山周辺は、硫黄の匂いのしない箱根、ってカンジ。


蒸気のモウモウと立つ中を丸山頂上、御富士様へ。

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なんせ絶賛活動中の火山ッスすからね。浅間神社の分社なのかなーと思って横の由来を見たら

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なんだよ全然関係なかったよ。島ローカルの神様だったよ。

ま、まあ、うん。たぶんこの島の中では一番メジャーというか、伝説の剣とか眠ってるならマップの構造上ここじゃないかな的なカンジで。

はい次いきますよー!


★六つ目★ 金比羅神社

村の近くにあるのに見逃していた金比羅様。名前からして由緒ただしい系だろ! と思ったら、島が噴火して脱出したあと、八丈島から戻ってくる際に持ち帰ったものなんだそうな。ここも新しい神社なのか。

場所はヘリポートの横、一見なにがなんだか分かりませんが、例によって背丈まである草に埋もれた道がソレです。 HAHAHA、楽勝だなっ。

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入り口はこちら。もうお分かりでしょうが、埋もれていても道はあるのです! これマシなほうですから!
つっこみますか? 

[>はい
  いいえ

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突き当たりに何もないからといって引き返してはいけない。すぐ側に、さらに通じる細い細い道の先…
これが神様。突き当たりの壁で「調べる」コマンド発動しまくって隠し通路探すのはRPGのお約束ですよおおお

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で、「調べる」しまくっていたら隠し通路に入ってしまっていたらしい。
草を突き抜けると突然、視界が開けて…

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島のさきっぽだああああ

牧場になってる、牛がいっぱいいる! 写真だと分かりづらいけど、真っ黒な牛が草食ってます崖の下で。写真で見ても島のさきっぽの平らなところが何なのか分からなかったので、これでようやく謎が解けたぜ。



と、いうわけで、島一巡り完了! 道があるところはだいたい行った。
地図にあった「渡海神社」だけが見つからなかったけど、噴火の犠牲者を祀ってる場所らしいので、まあいっか。

ほどよくお腹もすいたところでお宿に戻り、晩御飯に名物の島寿司をいただきます。

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きれいな夕日とともに、本日の冒険終了。おつかれさまっしたー。

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お宿でもらった島のマップ。

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今回の六つの神様はここだ。
走行距離20kmくらいっすかね。レンタカーで回ってる人がほとんどでしたが、やはりここは徒歩をプッシュしたいです。冒険者ですから。つか徒歩じゃないとレベル上がらないですよエンカウントしないし!

ただし補給基地は村の郵便局横と酒屋横の自販機のみ、使えるトイレは村以外だと丸山ふもとのキャンプ場・サウナ、あとは三宝港のチケ売り場のみなのに注意。

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総括―

この島の神様はみんな新しい。っていうか二百年ほど前に噴火で全焼してるんで、まぁ当たり前なのかもしれませんが…

噴火以前からの由来がある神様、というか、本当に「島の神様」といえるものは、大里神社だけじゃないかと思います。祭神不明なのは本土の神社のどの系統にも所属しないオリジナルな神様だからではないかと思われる。

そしてどの神様も、鳥居の朽ち方と下草のもっさり感がすごい。藪に突っ込む度胸と長袖・長ズボン必須。バカンス気分の人にはオススメできないワイルドな島ですた…。


私は好きですけどねこういう場所!
次回はカナブンにエンカウントしない時期に行きたいです、はい。

#眉間に食らったクリティカルは相当痛かった。
#レベルが低ければ即死だった…。



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