古代エジプトのウナギのミイラ箱 アトゥムの神聖動物の驚きの正体・・・!

発端→DeNA入来のウナギ捕獲ニュースを見ながら「古代エジプト人の崇めたウナギ神ってやつがいてだな」
でウナギ画像を探したところから、昔は疑問に思わなかったあることに気がついてしまう…


★こちらがウナギのミイラ箱

大英博物館所蔵。日本にもきたことある。
http://www.britishmuseum.org/explore/highlights/highlight_objects/aes/b/bronze_relic-box_for_an_eel.aspx

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で、今回ググってたら見つけたこちら…


★コブラのミイラ箱として紹介

ブルックリン博物館所蔵。
http://www.archaeology.org/exclusives/articles/1774-ancient-egypt-animal-mummies

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どちらも同じスタイル、同じく原初の神アトゥムに捧げられたものでありながら、一方がウナギで一方がコブラとはこれいかに。大英博物館のほうがウナギなのは確実なのです。拡大するとウロコとヒレが体に描かれているのでヘビではない。

…そこでよくよく説明を読んでみて気がついた。
そうもう分かりましたね…

これ 前半分がコブラで後ろ半分がウナギの架空生物だった。

大英の説明文
an eel with the forepart of a uraeus-serpent, and a human head wearing the double crown of Upper and Lower Egypt.


つまりこういうことだ。

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前半分ウラエウス(コブラ)で後ろ半分がウナギ。

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あれかなー泥から発生するように見えるウナギを創世神と結びつけたはいいけれど、ウナギの顔がいまいちダサかったのでコブラにした的な感じなのかなー…。ずっとただの人頭ウナギだと思っていたのに、まさかウナギイヌ的ジョイントビルドクリーチャーだったとは。古代エジプト人に騙された。この箱の中に入っていたミイラが結局どっちだったのかが気になります。

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