パタゴニア " The World's End"ウシュアイアへ
次の日は「世界の果ての町」ウシュアイアへ行くため、カラファテの空港まで移動。
ウシュアイアへはアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスから飛ぶのが一般的なようだが、今回はチリ側も行きたかったのでカラファテ→ブエノスアイレスの、夏季しか飛んでいないという空路を使うことにした。これならバスより早く着ける!
だが、地元の旅行代理店に頼んだトランスポートサービスが約束の時間になっても姿を見せない。
アルゼンチン人が時間にやたらとルーズなのはこの日に限ったことではないのだが、この日だけは、飛行機に乗らねばならないので遅れてもらっては困る。
約束の時間が30分過ぎ、搭乗開始まであと1時間。町から空港まで15分の距離とはいえ、間に合うのか? とヒヤヒヤしはじめたとき、ようやく迎えが到着。バスの中には、他のホテルからピックアップされた色んな国の旅行者が乗り込んでいる。
乗り込むとすぐ、添乗員さんがにこやかな顔で搭乗券を差し出した…
「これがあなたのボーディングパスよ♪」
おい!勝手にチェックインされてるよ???!!!!
つーかチェックインってパスポートとかいらなかったっけ? 確かに予約のときパスポート番号は伝えてるけどさ。他人がチェックイン手続きしていいもんなの??! てか座席選ぶ権利もなしか!
これがアルゼンチン流かと唖然としつつパスを受け取り空港へ。だがしかし。
例によって空港ロビーは混乱を極めていた。
理由:
チリのフラッグキャリア・LAN航空と、アルゼンチンのフラッグキャリア・アルゼンチン航空が乗りいれており、ほぼ同時に発着するのだが、両者がお互いの列を整理しないため。
というかLAN航空の列はLANの人が整理しているが、アルゼンチン航空は誰も列を整理しないため自然形成されたままのgdgdな列がみやげ物屋の前を蛇行しており、最後尾がどこかもよく分からない。
カラファテ空港なんて、ちっちゃいローカル空港なんですよ…
なのに人の列がさばけてないアルゼンチン…
おまけに、出発までもう1時間しかなくて、スケジュールでは「OnTime」となっているのにアルゼンチン航空のカウンターが開かない。理由もない。ていうかロビー内にアルゼンチン航空のスタッフが誰もいねえ。
途方に暮れた搭乗者たち。
ストレッチをはじめるもの。腹筋するもの。
リュックをダンベルがわりにトレーニングするもの。こんなマッチョな客ばかりの飛行場は初めてだ…。
ここはパタゴニア、選ばれし冒険者たちの集う地。
観光気分の浮かれた客はこの先生き残れないぜー、とっとと帰りなヒャッハァ!(※嘘です)
待つこと40分くらい。
ようやくカウンターが開いた。そしてなんと、出発が2時間遅れになったという。oh.... 何故だ。晴れていて風もないのに。つーか隣のLAN航空は普通に飛んでるぞ?
この時は理由が分からなかったが、後日判明した。
アルゼンチン航空は予備の機体を持っていないので、一便遅れるとその日のフライトスケジュールは玉突きで遅れていくのだ。
LCC並みのサービスである。(´・ω・`)
いや、清掃に手間取って30分遅れとかやらかしてるあたり、そもそも日本のLCCよりサービスが下かもしれない。カウンターは、折り返しの機体が到着してから開く。事前に受付けだけでもしとけば無駄に列が伸びないのに、そういう配慮はナシである。労働時間は短いほうがいい、ということだろう。客が行列を成していても捌く気を全く起こさないのが、アルゼンチンという国のようだ。
この国がなぜ短期間に二回もデフォルトしたのか、その理由はこのへんにある気がするよ…。
そんなこんなで、予定より2時間遅れでウシュアイアに到着。午前中につくはずだったのに、もう昼過ぎ。
午後からペンギンクルーズに参加しようと思っていたのに、これではホテルに荷物放り込んですぐ港に向かうしかない。昼飯食う時間がない。仕方が無いので、日本からもってきたカロリーメイトで空腹を満たすことにする。
空港は、ローカル空港ながら木が使われたシックな雰囲気でとてもキレイだ。
さすが観光地。
ちなみにペンギンクルーズは6時間コース。夏場は15時発のが最終のはずで、間に合うと思ったのだが…
チケット売り場にいくと「やってない」という。海が荒れているからなのか、年末年始だからなのかはよくわからない。とにかく「ない」という。この理由説明しなさは飛行機が遅れたときと同じ。
しょうがないので2時間半のショートコースのほうに乗る。
ちなみに乗り場の入り口は 例によって混乱を極め(略)
理由:
ビーグル水道に入るために税金を払わねばならず、その窓口が出発ゲートの建物の右側にあるのだが出入り口が共通。また窓口の位置を示す案内もなければ列を整理する人もいないためクルーズの人と税金を払いに行く人の列が交差している。
また15時発なのに前回ツアーの船がまだ戻ってきておらずゲートが開かないためクルーズ参加者の待機列が自然形成されている。
「遅れるのがデフォで理由の説明はない」「列を整理しない」「案内係はいない」、これがアルゼンチンの交通網のデフォのようだ。といっても後日通過することになるブエノスアイレスのバスなどはごくごくフツーだったので、ある程度の人が集まると混乱を来たす国なのかもしれない。とかくアルゼンチン側パタゴニアは、人の営みに関する限り、チリ側とは何もかもが違っていた。時間に余裕を持って行動することをオススメする。
…ゲートには手荷物検査場のような場所もあったが、全くのスルー、もはや意味を成していなかった。
この大混乱の状態で手荷物検査までやってる余裕がないからだろう。係りの人も半ギレだが、客もキレぎみである。わけがわからない。
ゲートをくぐり桟橋を歩いていくと、乗り込む予定の船が見えた。乗客でごった返しているが、例によって案内係などはいない。「この船でいいの?」「こっちだよね」などと前後から不安げな声が聞こえてくる… ちなみに、黄色いジャンパーの軍団は台湾人のパッケージツアー客。同じ船に乗るというので、この集団に紛れてついていくことにした。隣にいた夫婦は、息子さんが東京農業大学に通ってると言っていた。
船の入り口でまた列が形成されていて人が進まないので何事かと思ったら、船の入り口に名簿がおいてあって、乗船者は名前と国籍とパスポートNoを書かねばならないという! そんなもん事前に書かせとけよと小一時間。既に出発時間を30分以上過ぎている。
ちなみに日本で船に乗る場合、乗船チケットの半券に名前や連絡先を書くところがあり、あらかじめ書いておけば、乗船時はチケットをもぎるだけでスムーズに乗り込むことが出来るようになっている。あるいはチケットを予約するときに住所指名を記入するので、船に乗る直前に書くなんてことはしない。
アルゼンチン人に仕事の効率化と列の上手なさばきかたというものを、誰か教えてあげてほしい…切実に。
そんなすったもんだの挙句、ようやく出航である。
この日はあいにくの天気で、曇りと小雨を繰り返していたこともあり、船の上はやや寒かった。
しかも、町の近くの入り江は海が穏やかなのに、外洋に出たとたんものすごく揺れはじめた。1Fにはカフェもあったが、果たしてこの船の上で落ち着いて飲み物を飲めるかは疑問。
ビーグル水道に点在する島々には、ウミウ、トド?、ペンギン、カモメなど、様々な動物がたむろしている。
数が多すぎてカワイイというよりちょっと気持ち悪い。
それにむらがり必死にカメラを構える人間たち。うーむ。ザ・観光地、といったところか。
港に戻ってくると18時過ぎ。この町も大半のレストランは19時から。
ちなみにパタゴニア南部は夏の日没は10時過ぎくらいなので、夜の一人歩きを警戒する必要はない。というかウシュアイアまでくるとむしろ夜が来ない。観光客しかいないので、かなり治安の良い町だ。
観光桟橋の近くには「世界の果て博物館」があり、20時までオープンなのでついでによっていくことにした。
なお、いくら観光地といえどウシュアイアの博物館も年末年始はClosedになっていた。お正月を挟んで訪問する人は注意したほうがいいと思う。
こちらは郵便局。平日は18時までしか開いておらず、こちらも祝日はお休み。
壁のアートが面白い。こんな感じのが町中いたるところにある。ウシュアイアの町は、チリのパルパライソ以上にスプレーアートがイカした町だった。
世界の果てから郵便を送るのには、なにも郵便局に行かなくてもいい。あいている時間帯は、例によって大混雑でめちゃくちゃ時間を取られるので、よほどヒマがない限り並ばないほうがいいと思う。そのへんの絵葉書を売っている店で切手が買えるのだ。
サービスをやってるのはDHLなので、「DHL Express」のマークがある店にいくといい。ウシュアイア仕様のシール切手を出してくれる。たぶん1枚16ペソくらいだったと思う。
シール切手を貼り付けたら、お店に戻ってハガキ売り場の横にある「DHL」マークのポストに投函。これでOK。
ただ記念スタンプなどが欲しいなら、やっぱり並ぶしかないんですけどね…。
ごはんは、途中で見かけたカニマークのお店に入った。ウシュアイアといえばカニ(セントージャ)が名産。ただ、ほとんどが輸出されていて、お店で出されるものは冷凍モノだという。日本にも缶詰などで入ってきているとか。
…店に入ると日本人が一杯。どうやら「地球の歩き方」に乗っているらしい…。
あの本そんなに宣伝効果あったのか^^;
食べたものはカニグラタン。一人旅だとたくさんの品目は食べられないのが難点。
そしてこのお店、カニマークだがカニ専門店というわけではないらしい。メニューにあるシーフードの欄は意外と少なかった。カニだけ食べたいなら、メインストリート沿いの店のほうがいいかもしれない。…例によって混んでいたが。
ウシュアイアは坂道の町だ。
海から通り一本離れるたびに丘の上へと上がっていく。それはこの町が背後の山から氷河が削りだして運んできた土によって作られているからでもある。その氷河はいまはもう溶けてほとんど残っていないが、後日訪れることになる。
お宿へと続く坂道から振り返った海には、日が射しはじめている。
ちなみにこのとき夕方20時、さすがにそろそろ日が傾いてはいるが、まだまだ明るい。そしてウシュアイアの夕暮れは、いつまでも、いつまでも続くのであった…。
おまけ メインストリートで見かけた看板。
ソニー…VAIO… PS2…! うっ頭が。前世紀のソニー… なつかし… す…。
****
まとめ読みはこちら
ウシュアイアへはアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスから飛ぶのが一般的なようだが、今回はチリ側も行きたかったのでカラファテ→ブエノスアイレスの、夏季しか飛んでいないという空路を使うことにした。これならバスより早く着ける!
だが、地元の旅行代理店に頼んだトランスポートサービスが約束の時間になっても姿を見せない。
アルゼンチン人が時間にやたらとルーズなのはこの日に限ったことではないのだが、この日だけは、飛行機に乗らねばならないので遅れてもらっては困る。
約束の時間が30分過ぎ、搭乗開始まであと1時間。町から空港まで15分の距離とはいえ、間に合うのか? とヒヤヒヤしはじめたとき、ようやく迎えが到着。バスの中には、他のホテルからピックアップされた色んな国の旅行者が乗り込んでいる。
乗り込むとすぐ、添乗員さんがにこやかな顔で搭乗券を差し出した…
「これがあなたのボーディングパスよ♪」
おい!勝手にチェックインされてるよ???!!!!
つーかチェックインってパスポートとかいらなかったっけ? 確かに予約のときパスポート番号は伝えてるけどさ。他人がチェックイン手続きしていいもんなの??! てか座席選ぶ権利もなしか!
これがアルゼンチン流かと唖然としつつパスを受け取り空港へ。だがしかし。
例によって空港ロビーは混乱を極めていた。
理由:
チリのフラッグキャリア・LAN航空と、アルゼンチンのフラッグキャリア・アルゼンチン航空が乗りいれており、ほぼ同時に発着するのだが、両者がお互いの列を整理しないため。
というかLAN航空の列はLANの人が整理しているが、アルゼンチン航空は誰も列を整理しないため自然形成されたままのgdgdな列がみやげ物屋の前を蛇行しており、最後尾がどこかもよく分からない。
カラファテ空港なんて、ちっちゃいローカル空港なんですよ…
なのに人の列がさばけてないアルゼンチン…
おまけに、出発までもう1時間しかなくて、スケジュールでは「OnTime」となっているのにアルゼンチン航空のカウンターが開かない。理由もない。ていうかロビー内にアルゼンチン航空のスタッフが誰もいねえ。
途方に暮れた搭乗者たち。
ストレッチをはじめるもの。腹筋するもの。
リュックをダンベルがわりにトレーニングするもの。こんなマッチョな客ばかりの飛行場は初めてだ…。
ここはパタゴニア、選ばれし冒険者たちの集う地。
観光気分の浮かれた客はこの先生き残れないぜー、とっとと帰りなヒャッハァ!(※嘘です)
待つこと40分くらい。
ようやくカウンターが開いた。そしてなんと、出発が2時間遅れになったという。oh.... 何故だ。晴れていて風もないのに。つーか隣のLAN航空は普通に飛んでるぞ?
この時は理由が分からなかったが、後日判明した。
アルゼンチン航空は予備の機体を持っていないので、一便遅れるとその日のフライトスケジュールは玉突きで遅れていくのだ。
LCC並みのサービスである。(´・ω・`)
いや、清掃に手間取って30分遅れとかやらかしてるあたり、そもそも日本のLCCよりサービスが下かもしれない。カウンターは、折り返しの機体が到着してから開く。事前に受付けだけでもしとけば無駄に列が伸びないのに、そういう配慮はナシである。労働時間は短いほうがいい、ということだろう。客が行列を成していても捌く気を全く起こさないのが、アルゼンチンという国のようだ。
この国がなぜ短期間に二回もデフォルトしたのか、その理由はこのへんにある気がするよ…。
そんなこんなで、予定より2時間遅れでウシュアイアに到着。午前中につくはずだったのに、もう昼過ぎ。
午後からペンギンクルーズに参加しようと思っていたのに、これではホテルに荷物放り込んですぐ港に向かうしかない。昼飯食う時間がない。仕方が無いので、日本からもってきたカロリーメイトで空腹を満たすことにする。
空港は、ローカル空港ながら木が使われたシックな雰囲気でとてもキレイだ。
さすが観光地。
ちなみにペンギンクルーズは6時間コース。夏場は15時発のが最終のはずで、間に合うと思ったのだが…
チケット売り場にいくと「やってない」という。海が荒れているからなのか、年末年始だからなのかはよくわからない。とにかく「ない」という。この理由説明しなさは飛行機が遅れたときと同じ。
しょうがないので2時間半のショートコースのほうに乗る。
ちなみに乗り場の入り口は 例によって混乱を極め(略)
理由:
ビーグル水道に入るために税金を払わねばならず、その窓口が出発ゲートの建物の右側にあるのだが出入り口が共通。また窓口の位置を示す案内もなければ列を整理する人もいないためクルーズの人と税金を払いに行く人の列が交差している。
また15時発なのに前回ツアーの船がまだ戻ってきておらずゲートが開かないためクルーズ参加者の待機列が自然形成されている。
「遅れるのがデフォで理由の説明はない」「列を整理しない」「案内係はいない」、これがアルゼンチンの交通網のデフォのようだ。といっても後日通過することになるブエノスアイレスのバスなどはごくごくフツーだったので、ある程度の人が集まると混乱を来たす国なのかもしれない。とかくアルゼンチン側パタゴニアは、人の営みに関する限り、チリ側とは何もかもが違っていた。時間に余裕を持って行動することをオススメする。
…ゲートには手荷物検査場のような場所もあったが、全くのスルー、もはや意味を成していなかった。
この大混乱の状態で手荷物検査までやってる余裕がないからだろう。係りの人も半ギレだが、客もキレぎみである。わけがわからない。
ゲートをくぐり桟橋を歩いていくと、乗り込む予定の船が見えた。乗客でごった返しているが、例によって案内係などはいない。「この船でいいの?」「こっちだよね」などと前後から不安げな声が聞こえてくる… ちなみに、黄色いジャンパーの軍団は台湾人のパッケージツアー客。同じ船に乗るというので、この集団に紛れてついていくことにした。隣にいた夫婦は、息子さんが東京農業大学に通ってると言っていた。
船の入り口でまた列が形成されていて人が進まないので何事かと思ったら、船の入り口に名簿がおいてあって、乗船者は名前と国籍とパスポートNoを書かねばならないという! そんなもん事前に書かせとけよと小一時間。既に出発時間を30分以上過ぎている。
ちなみに日本で船に乗る場合、乗船チケットの半券に名前や連絡先を書くところがあり、あらかじめ書いておけば、乗船時はチケットをもぎるだけでスムーズに乗り込むことが出来るようになっている。あるいはチケットを予約するときに住所指名を記入するので、船に乗る直前に書くなんてことはしない。
アルゼンチン人に仕事の効率化と列の上手なさばきかたというものを、誰か教えてあげてほしい…切実に。
そんなすったもんだの挙句、ようやく出航である。
この日はあいにくの天気で、曇りと小雨を繰り返していたこともあり、船の上はやや寒かった。
しかも、町の近くの入り江は海が穏やかなのに、外洋に出たとたんものすごく揺れはじめた。1Fにはカフェもあったが、果たしてこの船の上で落ち着いて飲み物を飲めるかは疑問。
ビーグル水道に点在する島々には、ウミウ、トド?、ペンギン、カモメなど、様々な動物がたむろしている。
数が多すぎてカワイイというよりちょっと気持ち悪い。
それにむらがり必死にカメラを構える人間たち。うーむ。ザ・観光地、といったところか。
港に戻ってくると18時過ぎ。この町も大半のレストランは19時から。
ちなみにパタゴニア南部は夏の日没は10時過ぎくらいなので、夜の一人歩きを警戒する必要はない。というかウシュアイアまでくるとむしろ夜が来ない。観光客しかいないので、かなり治安の良い町だ。
観光桟橋の近くには「世界の果て博物館」があり、20時までオープンなのでついでによっていくことにした。
なお、いくら観光地といえどウシュアイアの博物館も年末年始はClosedになっていた。お正月を挟んで訪問する人は注意したほうがいいと思う。
こちらは郵便局。平日は18時までしか開いておらず、こちらも祝日はお休み。
壁のアートが面白い。こんな感じのが町中いたるところにある。ウシュアイアの町は、チリのパルパライソ以上にスプレーアートがイカした町だった。
世界の果てから郵便を送るのには、なにも郵便局に行かなくてもいい。あいている時間帯は、例によって大混雑でめちゃくちゃ時間を取られるので、よほどヒマがない限り並ばないほうがいいと思う。そのへんの絵葉書を売っている店で切手が買えるのだ。
サービスをやってるのはDHLなので、「DHL Express」のマークがある店にいくといい。ウシュアイア仕様のシール切手を出してくれる。たぶん1枚16ペソくらいだったと思う。
シール切手を貼り付けたら、お店に戻ってハガキ売り場の横にある「DHL」マークのポストに投函。これでOK。
ただ記念スタンプなどが欲しいなら、やっぱり並ぶしかないんですけどね…。
ごはんは、途中で見かけたカニマークのお店に入った。ウシュアイアといえばカニ(セントージャ)が名産。ただ、ほとんどが輸出されていて、お店で出されるものは冷凍モノだという。日本にも缶詰などで入ってきているとか。
…店に入ると日本人が一杯。どうやら「地球の歩き方」に乗っているらしい…。
あの本そんなに宣伝効果あったのか^^;
食べたものはカニグラタン。一人旅だとたくさんの品目は食べられないのが難点。
そしてこのお店、カニマークだがカニ専門店というわけではないらしい。メニューにあるシーフードの欄は意外と少なかった。カニだけ食べたいなら、メインストリート沿いの店のほうがいいかもしれない。…例によって混んでいたが。
ウシュアイアは坂道の町だ。
海から通り一本離れるたびに丘の上へと上がっていく。それはこの町が背後の山から氷河が削りだして運んできた土によって作られているからでもある。その氷河はいまはもう溶けてほとんど残っていないが、後日訪れることになる。
お宿へと続く坂道から振り返った海には、日が射しはじめている。
ちなみにこのとき夕方20時、さすがにそろそろ日が傾いてはいるが、まだまだ明るい。そしてウシュアイアの夕暮れは、いつまでも、いつまでも続くのであった…。
おまけ メインストリートで見かけた看板。
ソニー…VAIO… PS2…! うっ頭が。前世紀のソニー… なつかし… す…。
****
まとめ読みはこちら