春だしオススメのエジプト神話本でも紹介してみるぜ

春ですね!!!


というわけで(どういうわけだ)、これから新しいことを始めたいアナタにエジプト神話本でも紹介してみますよ。
神話で神様の一覧がよくまとまってる本がホシイ！　という場合は、まずこれ。これですよ。

図説 エジプトの神々事典
河出書房新社
ステファヌ ロッシーニ


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主要な神様を覚えるならここから。
神話の系統の違いやエジプトの地理なども載っていて基本からわかりやすく理解していけます。


もうちょい細かく全般的な話だとこれ。

古代エジプト神々大百科
東洋書林
リチャード・H. ウィルキンソン


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くっそ高ぇ!! と言われそうですが、そのボリュームもさることながら内容の充実振りは圧巻です。現在日本語で出ている神様一覧の中で最も詳しい本。
エジプト神話の神様について、抑えておくべき資料はこの二冊。


続いて神話のストーリーを分かりやすく知りたいというときはこちら。
非常に読みやすく、また基本的な神話はおおむね載っているのでざっくり理解するにはうってつけです。

図説 エジプト神話物語
原書房
ジョナサン ディー


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また、なぜかグノーシス神話が入ってたりもしますが、こちらも読みやすい本。

エジプトの神話―兄弟神のあらそい (ちくま文庫―世界の神話)
筑摩書房
矢島 文夫


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原著に近いやや専門的な内容ですとこれとかありますが、絶版&現在プレミアつきで入手しづらい感じなので、図書館で探すしかないと思います。

筑摩世界文学大系〈1〉古代オリエント集 (1978年)
筑摩書房


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他のオススメ本とかは本体サイトのCGIから検索してみてください。



ちなみにオススメじゃない本も何冊かあったりしますが、「よく分かるxx」「初心者のxx」はだいたいアカン感じでした。分かりやすくするために情報を書き落とすのは、ゆとり教育で試して駄目だって分かってるはずの手法です。初心者なら誤魔化せるだろ的な逃げを打ってはいかんのです。

あと、イオンズの「エジプト神話」は、なぜかプッシュしてる人もいるんですが、うちにある第8版の時点で凄まじい量の誤りが存在します…。直ってればいいんですが、、、相当書き直さないと使えない気がする。(例: アンフルはシュウと結婚した　→アンフル(オヌリス)もシュウも男神。オヌリスとセクメトが結婚した神話と勘違いしている？)　(例2:　セト神をリビア出身としている　→砂漠の神だったことを指していると思われるが根拠不明)　(適当に捲ったら2ページとも…)

イオンズ読むくらいならチェルニーの「エジプトの神々」をプッシュですね。
今となってはちょっと古いのかなーというところもありますが、この本は手抜きしない情報密度で隅々まで楽しめます。

エジプトの神々 (YAROKU BOOKS)
弥呂久
ヤロスラフ チェルニー


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通販の扱いは大手ではないっぽいですが、出版元に問い合わせれば在庫はあるかも。ここの出版社はエジプト本専門でハズレがないです。