エジプト・ナイルデルタで第三王朝のマスタバ墓見つかる
えー、またどっかのメディアが誤読して間違いそうな気がするんで先に書いておきます…
マスタバ墓から「カーバー」という王様の名前は出ました。周囲から第三王朝時代の壷など遺物も多数出てます。
なのでこの王様の時代に所属するのはほぼ間違いないです。
ただ、
これが王墓なのか王の家族のものなのか、はたまた王墓の予定で作ったけど実際は埋葬に使われなかったのか等は、まだ判明していません。 まぁそりゃそーだろっていうか、見つけたばっかですからね…見つけた瞬間に答え分かりませんからね…。
というわけで続きをドウゾ。
速報的な記事がこちら↓
British archaeologists discovered an Old Kingdom Mastaba in Delta
http://luxortimesmagazine.blogspot.jp/
ナイルデルタの調査を行っている研究組織 EES Delta Survey の名前が出ているので、さっそく本拠地のサイトにお邪魔します。
Egypt Exploration Society
http://ees.ac.uk/news/index.html
速報とほぼ同じ内容が書かれていますが、ちゃっかり今年の夏のインターンを募集してたりするあたりがなんとも(笑) で、ここにプレスリリースがリンクされています。
http://ees.ac.uk/userfiles/file/Quesna%20Press%20Release.pdf
これを読むと、もともとこのQuesnaという場所はローマ時代の遺跡として知られていた場所だった模様。発掘開始は2006年。2010年に発掘現場の北側から古王国時代のツボが出てくるようになって、あれもしかして下にもっと古い遺跡あるんじゃね? となったみたいです。去年の時点で墓らしきものは見つけていたとのこと。
しかしこの場所、砂地の中洲なんですね。昔の説だと、デルタなんて水気の多い、しかもナイルの増水が平均水位より高くなったら水没しそうな場所に墓なんてつくらねーだろって言われてた。それが近年になってわりと古い時代から墓が作られてたことがわかってきて、「なんでわざわざこんなとこに作ってんの…」みたいな雰囲気になってきてます。ていうかマジで理由はよく分からない(笑)
んでこの第三王朝の「カーバー」という王様が何者かといいますと。
統治期間が短くて、遺物もそんな多くないので「よくわかんない」という王様。
一応、うちの王名表には載せてますが…
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/farao19.htm
今回の発見の報だと「統治期間は6年ほど」になってますがうち3年って書いてますね;
説がガンガン変わるんで更新が間に合ってないんですねハイ。
ザウィト・エル・アリヤン(Zawyet el'Aryan)というところにある、未完成の「重層ピラミッド」の建造者として良く知られる王様。従来は、その未完成のピラミッドに埋葬されたのでは? と言われてましたが、完成しなかったのでマスタバ墓にしたのかもしれません。もしこのマスタバが本人のものだとすれば。
古い時代の遺跡ほど地中深くにあり発見が難しい中、今回の発見はまさに「レア」。ピラミッド作りの技術が試行錯誤されていた時代、そしてエジプトの伝統の基礎が築かれる古王国時代に光を当てる遺跡なのです。
というわけで、謎を秘めたマスタバ墓の発掘の続報に乞うご期待! 発掘は年単位でかかるので、エジプトスキーな紳士淑女の皆様は正座して続報を待ちましょう。
#地味でもいい。確実に掘ってほしい
#盗掘にだけは気をつけるんだぞ!
マスタバ墓から「カーバー」という王様の名前は出ました。周囲から第三王朝時代の壷など遺物も多数出てます。
なのでこの王様の時代に所属するのはほぼ間違いないです。
ただ、
これが王墓なのか王の家族のものなのか、はたまた王墓の予定で作ったけど実際は埋葬に使われなかったのか等は、まだ判明していません。 まぁそりゃそーだろっていうか、見つけたばっかですからね…見つけた瞬間に答え分かりませんからね…。
というわけで続きをドウゾ。
速報的な記事がこちら↓
British archaeologists discovered an Old Kingdom Mastaba in Delta
http://luxortimesmagazine.blogspot.jp/
ナイルデルタの調査を行っている研究組織 EES Delta Survey の名前が出ているので、さっそく本拠地のサイトにお邪魔します。
Egypt Exploration Society
http://ees.ac.uk/news/index.html
速報とほぼ同じ内容が書かれていますが、ちゃっかり今年の夏のインターンを募集してたりするあたりがなんとも(笑) で、ここにプレスリリースがリンクされています。
http://ees.ac.uk/userfiles/file/Quesna%20Press%20Release.pdf
これを読むと、もともとこのQuesnaという場所はローマ時代の遺跡として知られていた場所だった模様。発掘開始は2006年。2010年に発掘現場の北側から古王国時代のツボが出てくるようになって、あれもしかして下にもっと古い遺跡あるんじゃね? となったみたいです。去年の時点で墓らしきものは見つけていたとのこと。
しかしこの場所、砂地の中洲なんですね。昔の説だと、デルタなんて水気の多い、しかもナイルの増水が平均水位より高くなったら水没しそうな場所に墓なんてつくらねーだろって言われてた。それが近年になってわりと古い時代から墓が作られてたことがわかってきて、「なんでわざわざこんなとこに作ってんの…」みたいな雰囲気になってきてます。ていうかマジで理由はよく分からない(笑)
んでこの第三王朝の「カーバー」という王様が何者かといいますと。
統治期間が短くて、遺物もそんな多くないので「よくわかんない」という王様。
一応、うちの王名表には載せてますが…
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/farao19.htm
今回の発見の報だと「統治期間は6年ほど」になってますがうち3年って書いてますね;
説がガンガン変わるんで更新が間に合ってないんですねハイ。
ザウィト・エル・アリヤン(Zawyet el'Aryan)というところにある、未完成の「重層ピラミッド」の建造者として良く知られる王様。従来は、その未完成のピラミッドに埋葬されたのでは? と言われてましたが、完成しなかったのでマスタバ墓にしたのかもしれません。もしこのマスタバが本人のものだとすれば。
古い時代の遺跡ほど地中深くにあり発見が難しい中、今回の発見はまさに「レア」。ピラミッド作りの技術が試行錯誤されていた時代、そしてエジプトの伝統の基礎が築かれる古王国時代に光を当てる遺跡なのです。
というわけで、謎を秘めたマスタバ墓の発掘の続報に乞うご期待! 発掘は年単位でかかるので、エジプトスキーな紳士淑女の皆様は正座して続報を待ちましょう。
#地味でもいい。確実に掘ってほしい
#盗掘にだけは気をつけるんだぞ!
