【注意】トルコ・イスタンブールにテロ警戒、外務省情報で「十分注意」レベルに

先日からたびたびテロ情報が流れているトルコの観光メッカ、イスタンブール。
日本から観光に行く人も必ず通るであろう町ですが、気が付いたら警戒レベルが上がっていました…。

外務省情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=052#ad-image-0

トルコ:イスタンブール市内でのテロの脅威に関する注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C231

どうやら7月末の時点でレベル上げたみたいですが、夏休みに行く人が多いからこその処置ですかね…。
ちなみに8/10にはイスタンブールのスルタンベイリ地区(観光客はあんまり行かない地域だと思うが)で銃撃戦も発生してますね。

米総領事館に銃撃=警察署では自爆テロ―トルコ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150810-00000115-jij-m_est

画像


テロが多発している原因は幾つかありますが、原因をざっくり纏めると

 (1) もともと国内で活動している極左組織による反政府活動

 (2) ここ最近始まっているIS掃討作戦に対するISからの報復

 (3) IS掃討作戦のドサクサに紛れてクルド人にも攻撃を仕掛けていることに対するクルド人労働者党からの報復

どんだけ火種抱えてるんだよって話ですが。


現在のトルコ政府の与党は、ギリギリで与党を保っている状態で、今年行われた総選挙では過半数を割ってしまいました。数年前に比べて野党の勢力がだいぶ増してる、つまりそれだけ与党に対する不満が高まっている状態。政権はあまり磐石ではありません。

そこで焦ったのか何なのか、野党の勢い(主にクルド人)を削ぎたくてあれこれやってるのが裏目に出てんじゃないかと思います。ISとPKKを同時に敵に回すとか・・・。今年に入ってから一気に国内情勢が悪化してる感じです。
不穏な動きとしては、最近、中国資本目当てに中国にも接近してますね。長距離鉄道の受注を中国企業に任せちゃってたりしますが…中国嫌いの一昔前のトルコさんなら考えにくかったなぁ、と。


トルコは気軽にイスラムの雰囲気が楽しめる国だし普段なら観光オススメなんですが、この状況だと、今からイスタンブールに行く方、あまり大使館や警察署には近づかないほうがいいかもしれんです。ご注意くだされ。




(PKKにも攻撃仕掛けるのはさすがに悪手すぎると思う
(二面作戦とか絶対ムリだろ最初から言われてるけど
(さっさと手打ちしようぜ・・・。

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