ツタンカーメン特集を見てたら一瞬だけ映った謎のファラオ様に心惹かれた件。
発端はナショジオチャンネルで再放送していた「ツタンカーメン~人を虜にする秘密」。
前回見れなかったので今回は正座してじっくり見た。お正月だからね。お正月といえばエジプト特番だよね。(?)
http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1203
番組の内容はなかなか面白かった。無難にこれまでの調査の内容をまとめてきたな、という感じ。
ツタン様のミイラに心臓が無いとか、処理が王族のミイラにしてはズサンだとか、ミイラが炭化している理由や墓の作りの雑なところ、なぜ墓が未盗掘のまま残ったのかなどを再現実験なども含め丁寧に映像化している。
特に真新しい話は無かったのだが、その中に一瞬だけ映った、ツタンカーメンのミイラと同時代のものだというこのミイラが気になった。
・・・・誰?
このポーズはファラオ様。しかしファラオ様のミイラはだいたい見たことあるはずなのにこの方は覚えがないぞ。
というわけで番組終了後に調べてみた。
するとあっさりと出てきた。このミイラは「The Garstang Mummy」と呼ばれているもので、イギリスのリブァプール大学付属のGarstang Museum of Archaeologyが所蔵しているようだ。
https://garstangmuseum.wordpress.com/
博物館の名前にもなっている20世紀の発掘家、Garstangがエジプトから持ち帰ったミイラで、ローマ時代の女性の棺に入っていたらしい。元々の自分の棺に入っていなくて、副葬品なども何もない状態だったので、いまだに名前が分かっていない。ただしポーズからしてもミイラの処理の仕方からしても、また歯の磨耗の少なさなどからも高貴な身分だったのは間違いないという。
時代は18王朝の可能性が高い、とされている。ツタンカーメンと同じ王朝ということだ。
番組では、それが理由でツタンカーメンのミイラとの比較に使われていた。が、もし18王朝で、見た目どおり王族なのだとしたら、一体どの王様だろうか。
ミイラとなっている人物の死亡推定年齢は20代後半だという。
そしてここにミイラがあるからには、今までミイラが見つかっていないファラオ様ということになる。
第18王朝でミイラが見つかっていない人物は――。
イアフメス ミイラあり
アメンヘテプ1世 ミイラあり
トトメス1世 ミイラあり
トトメス2世 ミイラあり
トトメス3世 ミイラあり
ハトシェプスト(女王) ミイラあり
アメンヘテプ2世 ミイラ無し→死亡時中年☆
トトメス4世 ミイラあり
アメンヘテプ3世 ミイラあり
アメンヘテプ4世 ミイラあり
スメンクカーラー ミイラ無し→死亡時おそらく20代★
ツタンカーメン ミイラあり
アイ ミイラ無し→死亡時老齢☆
ホルエムヘブ ミイラ無し→死亡時老齢☆
年齢的にマッチするのがスメンクカーラーしかいないぞ。
えっこれツタン様の兄or叔父かもしれないの…?
しかしそう簡単に結論は出ない。なぜなら今まで見つかっているミイラは実は名前を間違えられているかもしれないからだ。
エジプト王のミイラの名前は実はあってるかどうか分からんという話
https://55096962.seesaa.net/article/201504article_14.html
スメンクカーラーのミイラは既に見つかっている、という説があるのだ。
さらに近年では、スメンクカーラーとは夫の死後に王妃ネフェルティティが即位したときの別名ではないかとする説まで出てきている。もしそれが正しければスメンクカーラーは女性ということになり、このミイラは男性なので別人となる。
というわけで、もしかしたらこのミイラは、
・既に知られていてミイラもあることになっているファラオの正しいミイラ
・まだ名前の知られていない未知のフォラオのミイラ
という可能性もあるわけだ。
この謎は是非誰かに解いて欲しい。っていうかこのファラオ様が一体誰なのかめっちゃ気になるじゃないですか! 遊●王ばりに「歴史から消されたファラオ」とかかもしれんですよ! 盗掘された彼の墓は、まだどこかにひっそり眠っているのかも…。
誰か、このミイラを研究するんだ、早く!
前回見れなかったので今回は正座してじっくり見た。お正月だからね。お正月といえばエジプト特番だよね。(?)
http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1203
番組の内容はなかなか面白かった。無難にこれまでの調査の内容をまとめてきたな、という感じ。
ツタン様のミイラに心臓が無いとか、処理が王族のミイラにしてはズサンだとか、ミイラが炭化している理由や墓の作りの雑なところ、なぜ墓が未盗掘のまま残ったのかなどを再現実験なども含め丁寧に映像化している。
特に真新しい話は無かったのだが、その中に一瞬だけ映った、ツタンカーメンのミイラと同時代のものだというこのミイラが気になった。
・・・・誰?
このポーズはファラオ様。しかしファラオ様のミイラはだいたい見たことあるはずなのにこの方は覚えがないぞ。
というわけで番組終了後に調べてみた。
するとあっさりと出てきた。このミイラは「The Garstang Mummy」と呼ばれているもので、イギリスのリブァプール大学付属のGarstang Museum of Archaeologyが所蔵しているようだ。
https://garstangmuseum.wordpress.com/
博物館の名前にもなっている20世紀の発掘家、Garstangがエジプトから持ち帰ったミイラで、ローマ時代の女性の棺に入っていたらしい。元々の自分の棺に入っていなくて、副葬品なども何もない状態だったので、いまだに名前が分かっていない。ただしポーズからしてもミイラの処理の仕方からしても、また歯の磨耗の少なさなどからも高貴な身分だったのは間違いないという。
時代は18王朝の可能性が高い、とされている。ツタンカーメンと同じ王朝ということだ。
番組では、それが理由でツタンカーメンのミイラとの比較に使われていた。が、もし18王朝で、見た目どおり王族なのだとしたら、一体どの王様だろうか。
ミイラとなっている人物の死亡推定年齢は20代後半だという。
そしてここにミイラがあるからには、今までミイラが見つかっていないファラオ様ということになる。
第18王朝でミイラが見つかっていない人物は――。
イアフメス ミイラあり
アメンヘテプ1世 ミイラあり
トトメス1世 ミイラあり
トトメス2世 ミイラあり
トトメス3世 ミイラあり
ハトシェプスト(女王) ミイラあり
アメンヘテプ2世 ミイラ無し→死亡時中年☆
トトメス4世 ミイラあり
アメンヘテプ3世 ミイラあり
アメンヘテプ4世 ミイラあり
スメンクカーラー ミイラ無し→死亡時おそらく20代★
ツタンカーメン ミイラあり
アイ ミイラ無し→死亡時老齢☆
ホルエムヘブ ミイラ無し→死亡時老齢☆
年齢的にマッチするのがスメンクカーラーしかいないぞ。
えっこれツタン様の兄or叔父かもしれないの…?
しかしそう簡単に結論は出ない。なぜなら今まで見つかっているミイラは実は名前を間違えられているかもしれないからだ。
エジプト王のミイラの名前は実はあってるかどうか分からんという話
https://55096962.seesaa.net/article/201504article_14.html
スメンクカーラーのミイラは既に見つかっている、という説があるのだ。
さらに近年では、スメンクカーラーとは夫の死後に王妃ネフェルティティが即位したときの別名ではないかとする説まで出てきている。もしそれが正しければスメンクカーラーは女性ということになり、このミイラは男性なので別人となる。
というわけで、もしかしたらこのミイラは、
・既に知られていてミイラもあることになっているファラオの正しいミイラ
・まだ名前の知られていない未知のフォラオのミイラ
という可能性もあるわけだ。
この謎は是非誰かに解いて欲しい。っていうかこのファラオ様が一体誰なのかめっちゃ気になるじゃないですか! 遊●王ばりに「歴史から消されたファラオ」とかかもしれんですよ! 盗掘された彼の墓は、まだどこかにひっそり眠っているのかも…。
誰か、このミイラを研究するんだ、早く!