みんな何処へ行った、バックアップされることもなく。~個人サイト次々終焉の時代へ~

個人サイトだけじゃないけど。
ここ最近、いろんな無料ホームページサービスが終了していっていることは、お気づきの方もいるだろう。

少し遡ると、

ODNの終了が 2009年。
インフォシーク(infoseek)の終了が 2010年。
ヤフー ジオシティーズも多分ここらへん。

2010年あたりで第一陣的な終了ラッシュがあり、その後落ち着いていたのだが、去年末あたりから再び終了ラッシュが始まっている。


Page ONが2015年で終了。
フリーティケットシアターが2016年3月で終了。

そして今回は@Niftyが2016年9月で終了となる。

管理せずに昔つくったホームページを放置している人は意外と多く、それらの中にある意外と有益・重要な情報は、まとめて消滅する可能性がある。ウェブアーカイブとかで拾える可能性もあるが、もしWeb上に必要なデータがあるという人は、早めにバックアップをとることをオススメする。おそらく、個人で開設しているホームページの大半は消滅することになる。移転するとしたら有料サーバに行くしかなく、わざわざ有料でシュミの情報を公開する人なんて世の中そうはいないですんで。



…しかし@Niftyまで無くなるというと、2000年初頭の、猫も杓子もホームページ、個人でホームページを持とう的な時代に雨後の筍の如く発生していた「ウェブサービス」が、そろそろ時代とともに消え去ろうとしているのだなぁと感慨もひとしおである。昔はインターネットへの接続サービスに最初から無料でホームページスペースがついてきたものだが、いまさら新規でホームページを作る人などそういないのだろう。作るにしても、せいぜいがブログだ。

まあ、管理する側からしてみれば、ろくに使われてもいないWebサーバおいとくのもランニングコストかかるだけでメンドクサイんでしょうね。いまやリッチコンテンツの時代なわけで、10Mや20Mのホームページスペース貰っても写真の10枚も置いたら一杯じゃねぇかよ使えねぇ、ってなるし。

うちも、今おいてるサーバが万一サービス終了したときのために、どっか移転候補をそろそろ考えておかないといけないかもしれないなーとか思った次第。WWWっていう仕組み自体はそうそうなくならないだろうから、あとはヤル気の問題だけだね!

この記事へのトラックバック