ヴァイキングの島に行ってきた…これから行きたい人に大事なことを伝えるぞ

ヴァイキングの島=アイスランド。

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なんでヴァイキングの島かというと、ノルウェーからヴァイキングが移入して歴史のはじまった島だから。(現在の人口の6割はノルウェー系、残りがアイルランド。アイルランドからはヴァイキングが略奪してきた女性や奴隷が多くを占める)
そして現在の北欧神話の原典とされるサガやエッダは、この島で書かれている。

今は世界情勢が微妙なカンジなので、一人旅でも安全に行けそうな場所から旅先を選択するとあんまり候補が残ってなくて、じゃぁ一度も行ってないし安全指数高いアイスランドにすっかぁー! ということで行ってみた。

わけなんですが。


えー、最初に、現地で分かったとても大事なことを書いておこうと思います。


 アイスランドはクッソ寒い

 持ちすぎるくらいの防寒具がないと死ぬ



暖流の加護なんてなかった。よくこんな島住もうと思ったなってマジで思うレベル。
観光客がハイシーズン(6月~8月)に集中する理由を察した。それ以外の季節まともに外に出られないんじゃ…

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※首都レイキャビクの背景こんなん。


よくガイドブックや旅行サイトに「緯度のわりに寒くない」と書いてますが、「緯度のわりには寒くない」=「日本に比べるととんでもなく寒い」で解釈してください…。4月末でもふつーにみぞれ混じりの雨降ります、でもって常時風が吹いてるんで体感温度は風の当たる部分では5月でも氷点下までいきます。
気候的には「関東の高度2,000m級の高山」と思えば正解。

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なにしろ道端に残雪がまだあるわけですよ…
背景が普通に雪山なわけですよ…。
いらんやろなーと思いながら持ってった登山用ウールタイツとダウンがフル活躍、その上からウィンドブレーカー羽織ってようやく風の貫通ダメージを遮断できる感じ。

あと風の強さはウワサに聞いてた以上で、まともに歩けないくらいの風がガンガン吹きつけてくるので、ちっちゃい子づれの観光とか気をつけたほうがいいかと。そして滝は風のせいで近づいただけでびっしょになります。裏側歩ける名物の滝はシャワールームに入るつもりで突入してください…綺麗ではあるんだけど水で前が見えない(笑)

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それから旅行の注意点

 ・物価は日本の1.2倍~2倍くらい、すべてのモノが高い。
 ・カードがどこででも使えるので現地通貨を持つ必要がない、両替するとむしろ損
 ・野菜は夏以外食えない国 何故かやたらバナナだけはある。
 ・水道水が飲めるとガイドブックにありますが、お湯は地下から汲み上げた温水(=温泉)で硫黄の匂いがする。

観光業で食っていこうとしてる国だけあって旅行難易度は低い。ノリ的には英語が通じるパタゴニア。
違うのは、とにかく寒い、風が強い、ってこと。そして…植生と生態系が死んでる…。コケ以外のまともな植物が殆ど無い、山に木は一本もない。

 美しい自然もあるけど苛酷、ひたすらに苛酷

これが初上陸したアイスランドでの私の感想の総括となります。ここに住めって言われたら自分なら泣きながらハラルド王に土下座してノルウェー帰るレベル。無理。山に木がない。無理。

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現地で仕入れてきたネタとかは適当にぼちぼちやる予定。
なお天気の悪い日があったり強風食らったり中の人に芸術センスが無かったりで写真はほぼ死んでいる。お察し下さい…

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