アストルフォが人気ですが、そんな貴方は原典を読もう! めっちゃ面白いぞ!
人が多すぎて覚えられなかったので三話くらいで脱落した中の人ですこんばんは。
というわけで某あぬめでアストルフォとか好きになった人がいるなら、この本読めばいいよ!! っていうのをプッシュしてみたいと思います。はいまずコレですねー!
えー、中の人が持ってるのは↓コレですが今はもう入手出来ないくさいので。
たぶん中身は一緒かなー訳者一緒だし…。値段がなぜか倍以上違うけど。
あとこれも著者と訳者が同じでKindle版がある。
ただ帯の文言が11世紀とかになってて謎。
というわけで多少中身が違ってるかもしれませんが、ブルフィンチ版は基本的にシャルルマーニュ伝説の主要なエピソードのダイジェストとなっております。お買い得です。アストルフォも序盤から大活躍です。それでは読む前に押さえておくと入りやすい、基本知識の部分とか…
【基本情報】
シャルルマーニュ伝説とはフランスの実在した国王カール大帝(8世紀~9世紀初頭に存命)と、その治世下で起きたイスラム教徒との戦いを元ネタに、後世に作られた作品群のこと。ちなみに「マーニュ」の部分は「すごい人」くらいの意味の敬称で、シャルル(カール)の部分が名前。カール・マルテルの孫に当たる人物である。
史実の出来事が起きた直後に作られた作品郡は多少脚色されているもののそれなりに現実味のある「戦記モノ」なのだが、時代が下り15世紀あたりになってくると、様々なファンタジー要素てんこもりにされた完全な二次創作となっている。アストルフォなどののちに有名になる十二勇士の多くが実装されるのもファンタジー作品群のほう。
ちなみに実在したカール(シャルル)はフランス国王だったのに15~16世紀頃に作られたファンタジー風味のシャルルマーニュ伝説はイタリア文学である。だが不思議に思うことはない。フランスがブイブイいわせていた時代には、フランスの勢力圏はドイツ・スイス・オランダ・ベルギー・イタリアまで含んでいたのだ。まぁあれだよアーサー王伝説がイギリスじゃなくてフランス文学にも入ってるのはイギリスとフランスが同君だった時代が長いから、っていうのと同じ。
15-16世紀のシャルルマーニュ伝説にはアーサー王パロディが山ほど仕込まれており、さらにニーベルンゲンの歌やディートリッヒ伝説など近辺の人気作品も一部パロっている。中世文学と言いつつノリは現代でいうラノベなので、それなりに楽しく読めると思う。ていうかツッコみどころしかないのでマジメに読もうとすると腹筋が耐え切れない
【ファンタジー騎士文学としてのシャルルマーニュ伝説】
主なものは、イタリアの三詩人による以下の作品である。このうち「大モルガンテ」は主に、物語のクライマックスであるロンスヴァルの決戦を扱う。この戦いについては一応、史実としてのネタがある。残り2作品がオルランドゥ(ロラン)の恋と失恋、発狂を扱う部分である。さいしょに紹介した文庫は、この三作品の整合性をとって合体させたものになる。
「大モルガンテ」 プルチ
「恋するオルランド」 ボイアルド
「狂えるオルランド」 アリオスト
なお、オリオストの「狂えるオルランド」は邦訳で全部読める。
分厚くて長いじゃん! と思われそうだが全然そんなことはない。ツッコミ入れてるうちにすぐに読み終わる。
ていうかねこれね。挿絵がめっちゃ秀逸だから。ごはん食べてるとこにちゃぶ台返しにくるハルピュイアとか何やってんのお前らって感じになったりね…。
アストルフォ、月へいく。
バーサーカーと化したオルランドゥを正気に戻そうと苦労する急編成アストルフォパーティーの苦労は、原典からしておかしい。(笑) 脚色なしでこれだからマジで。
ヨハネやエリヤをはじめとする預言者が乱入してきたり、マーリンやモリガンが友情出演したり、ギリシャ神話もまじってたり、唐突なエジプト遠征があったり、元ネタ知ってれば面白いんだけどそれ皆に通用すると思ってんの?! みたいなところがあるのも現代ラノベっぽく感じるゆえん。
なお「読むのめんどくせえよ…」って人もいるかもしれないので、ダイジェストあらすじもソッと置いておく。
つっこみルネッサンス
http://www.moonover.jp/2goukan/charl/story.htm
【ちなみに十二勇士って…】
アーサー王で言う円卓の騎士と一緒で多少メンバーは変わるものの、固定枠としてはだいたい以下。
仲間は入ったり抜けたりするので欠員になってることもある。
・シャルルマーニュ
・オルランドゥ/ロラン シャルルマーニュの甥。トラブルメーカー。
・リナルド オルランドゥのいとこ。馬LOVE。魔法使い♂にヤンデレストーキングされている
・オリビエ オルランドゥの親友。知将枠。常識人だったがゆえに苦労するハメに
・ナモ バイエルン公
・サロモン ブルターニュ王
・チュルパン 大司教。鈍器で戦う。なまぐさどころじゃねえ
・アストルフォ イギリス人。美形設定。強運持ち。
・オジエ・ル・ダノワ デンマークの英雄。巨漢。
・マラジジ 魔法使い。リナルドをストーキングしている。
・フロリマール オルランドゥの友人、というか迷惑を一方的にかけられている不幸人
・ガヌロン 裏切り者枠。
(最後まで生き残るリナルドがいちばんパワーバランス的にはいいと思うんだよね…。ていうかこのメンバーの半分くらいオルランドゥのせいで死んでるような気が…)
というわけで、原典面白いですよアーサー王のほうと比べながら読むとなお面白いですよ! ってお話。
入口はどこであれ、シャルルマーニュ伝説の知名度が上がるなら嬉しいことなのですよ。そのむかしサイトを作ったときは検索で一切引っ掛かりませんでしたからね…ええ…。中々本も手に入らなかったしなあ。
この作品群に関する限りは、アニメとかゲームとかは原典と設定違うじゃん?! ってのも、そもそもの原典がパロディてんこ盛りなの見ると「まぁいっか元々こんなノリの伝説群やし」ってなります(笑)
というわけで某あぬめでアストルフォとか好きになった人がいるなら、この本読めばいいよ!! っていうのをプッシュしてみたいと思います。はいまずコレですねー!
えー、中の人が持ってるのは↓コレですが今はもう入手出来ないくさいので。
たぶん中身は一緒かなー訳者一緒だし…。値段がなぜか倍以上違うけど。
あとこれも著者と訳者が同じでKindle版がある。
ただ帯の文言が11世紀とかになってて謎。
というわけで多少中身が違ってるかもしれませんが、ブルフィンチ版は基本的にシャルルマーニュ伝説の主要なエピソードのダイジェストとなっております。お買い得です。アストルフォも序盤から大活躍です。それでは読む前に押さえておくと入りやすい、基本知識の部分とか…
【基本情報】
シャルルマーニュ伝説とはフランスの実在した国王カール大帝(8世紀~9世紀初頭に存命)と、その治世下で起きたイスラム教徒との戦いを元ネタに、後世に作られた作品群のこと。ちなみに「マーニュ」の部分は「すごい人」くらいの意味の敬称で、シャルル(カール)の部分が名前。カール・マルテルの孫に当たる人物である。
史実の出来事が起きた直後に作られた作品郡は多少脚色されているもののそれなりに現実味のある「戦記モノ」なのだが、時代が下り15世紀あたりになってくると、様々なファンタジー要素てんこもりにされた完全な二次創作となっている。アストルフォなどののちに有名になる十二勇士の多くが実装されるのもファンタジー作品群のほう。
ちなみに実在したカール(シャルル)はフランス国王だったのに15~16世紀頃に作られたファンタジー風味のシャルルマーニュ伝説はイタリア文学である。だが不思議に思うことはない。フランスがブイブイいわせていた時代には、フランスの勢力圏はドイツ・スイス・オランダ・ベルギー・イタリアまで含んでいたのだ。まぁあれだよアーサー王伝説がイギリスじゃなくてフランス文学にも入ってるのはイギリスとフランスが同君だった時代が長いから、っていうのと同じ。
15-16世紀のシャルルマーニュ伝説にはアーサー王パロディが山ほど仕込まれており、さらにニーベルンゲンの歌やディートリッヒ伝説など近辺の人気作品も一部パロっている。中世文学と言いつつノリは現代でいうラノベなので、それなりに楽しく読めると思う。
【ファンタジー騎士文学としてのシャルルマーニュ伝説】
主なものは、イタリアの三詩人による以下の作品である。このうち「大モルガンテ」は主に、物語のクライマックスであるロンスヴァルの決戦を扱う。この戦いについては一応、史実としてのネタがある。残り2作品がオルランドゥ(ロラン)の恋と失恋、発狂を扱う部分である。さいしょに紹介した文庫は、この三作品の整合性をとって合体させたものになる。
「大モルガンテ」 プルチ
「恋するオルランド」 ボイアルド
「狂えるオルランド」 アリオスト
なお、オリオストの「狂えるオルランド」は邦訳で全部読める。
分厚くて長いじゃん! と思われそうだが全然そんなことはない。ツッコミ入れてるうちにすぐに読み終わる。
ていうかねこれね。挿絵がめっちゃ秀逸だから。ごはん食べてるとこにちゃぶ台返しにくるハルピュイアとか何やってんのお前らって感じになったりね…。
アストルフォ、月へいく。
バーサーカーと化したオルランドゥを正気に戻そうと苦労する急編成アストルフォパーティーの苦労は、原典からしておかしい。(笑) 脚色なしでこれだからマジで。
ヨハネやエリヤをはじめとする預言者が乱入してきたり、マーリンやモリガンが友情出演したり、ギリシャ神話もまじってたり、唐突なエジプト遠征があったり、元ネタ知ってれば面白いんだけどそれ皆に通用すると思ってんの?! みたいなところがあるのも現代ラノベっぽく感じるゆえん。
なお「読むのめんどくせえよ…」って人もいるかもしれないので、ダイジェストあらすじもソッと置いておく。
つっこみルネッサンス
http://www.moonover.jp/2goukan/charl/story.htm
【ちなみに十二勇士って…】
アーサー王で言う円卓の騎士と一緒で多少メンバーは変わるものの、固定枠としてはだいたい以下。
仲間は入ったり抜けたりするので欠員になってることもある。
・シャルルマーニュ
・オルランドゥ/ロラン シャルルマーニュの甥。トラブルメーカー。
・リナルド オルランドゥのいとこ。馬LOVE。魔法使い♂にヤンデレストーキングされている
・オリビエ オルランドゥの親友。知将枠。常識人だったがゆえに苦労するハメに
・ナモ バイエルン公
・サロモン ブルターニュ王
・チュルパン 大司教。鈍器で戦う。なまぐさどころじゃねえ
・アストルフォ イギリス人。美形設定。強運持ち。
・オジエ・ル・ダノワ デンマークの英雄。巨漢。
・マラジジ 魔法使い。リナルドをストーキングしている。
・フロリマール オルランドゥの友人、というか迷惑を一方的にかけられている不幸人
・ガヌロン 裏切り者枠。
(最後まで生き残るリナルドがいちばんパワーバランス的にはいいと思うんだよね…。ていうかこのメンバーの半分くらいオルランドゥのせいで死んでるような気が…)
というわけで、原典面白いですよアーサー王のほうと比べながら読むとなお面白いですよ! ってお話。
入口はどこであれ、シャルルマーニュ伝説の知名度が上がるなら嬉しいことなのですよ。そのむかしサイトを作ったときは検索で一切引っ掛かりませんでしたからね…ええ…。中々本も手に入らなかったしなあ。
この作品群に関する限りは、アニメとかゲームとかは原典と設定違うじゃん?! ってのも、そもそもの原典がパロディてんこ盛りなの見ると「まぁいっか元々こんなノリの伝説群やし」ってなります(笑)







