今年は戌年なので、古代エジプトの犬神様について語ろう!
戌年ですね! というわけで犬の話をしますよ。
といっても古代エジプトで飼われてた犬の話はもう既にネタとして使ってしまったので…
https://55096962.seesaa.net/article/200910article_25.html
https://55096962.seesaa.net/article/201406article_12.html
今回は神様の話をしようと思います。
え? エジプトで犬の神様つったらアヌビスだろ、って?
残念! アヌビスは他所でもいっぱい資料出てくるから! 今回は、アヌビスとよく混ぜられてる、「ウプワウト(ウエプワウェト/ウプウアウト)」と「セド」という犬の神様のプッシュでいきますよー!
聞いたことねぇ…って人も多いと思うけど、実はこの神様たち、アヌビスより古くから存在する「王家の友」なんですよ。エジプトを統一した初代のとされるナルメル王のパレットにもいますからね…
どこだよ! って言われそうなので拡大。
赤枠の中、棹の上に立っている犬の姿があるのがわかりますかね。そう、これがウプワウト。戦場における"道を切り開くもの"としての姿。
同じ初期の王朝ではほかにデン王の象牙ラベルの右の方にも、旗ざおの上に立つ犬が描かれてます。
アヌビスがミイラ作りの神として、「死せる王」とともに描かれることが多いのに対して、ウプワウトは戦場に立って戦う王、つまり「生ける王」とともにある犬神様です。
ウプワウトとセドは姿だとほとんど区別がつかないですが、ともに、「生ける王」とともにある現世よりの神様。
*****************************************
というわけで、ここでウプワウトとセドの基本情報を。
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ウプワウト――
このややこしい名前の神様は、綴りでは「wp-w3w.t」と区切られる。犬というよりオオカミと呼ばれることが多く、ウプワウトが信仰されたアシウトの町のことをギリシャ人は「リコポリス(オオカミの町)」と呼んだ。名前の意味は「道を切り開くもの」であり、旗さおにつけられて”戦場において戦端を開くもの”、冥界神オシリスとともに描かれて”迷える魂を導くもの”、ミイラづくりの際の「口開けの儀式」に使われて”肉体に息と魂の道をつくるもの”といった役割で描かれる。導きのわんこ。崇めそしてモフるがよい。
http://www.moonover.jp/bekkan/god/wepwawet.htm
セド――
この神様についてはほとんど資料がない。ウプワウトとほぼ同じ姿、かつ役割も被っているため、のちにウプワウトと習合して消えてしまう。ウプワウトの別名がセドだったという説もある。
王位更新祭とも呼ばれる「セド祭」の「セド」はこの神の名前から来ている。
http://www.moonover.jp/bekkan/god/sed.htm
ウプワウトは初期には完全な犬の姿のことが多いですが、中王国時代以降は頭だけ犬の男性の姿で表されることも多くなり、アヌビスと姿が混ざっていきます。役割も、死せる王を冥界へと導く先導役などが増えていきます。セティ1世葬祭殿では、死せる王につきそう神として登場します。
アヌビスとウプワウトは区別がつきにくいのですが、壁画で両方でてくるようなときは アヌビスの顔が黒、ウプワウトはなぜか灰色(薄い色)になっているようです。そのせいか犬っぽさが強い。
これはデンデラ神殿のウプワウト。とても犬っぽい。
アヌビスの場合は、「そもそもなんで犬がミイラつくるんだよ」みたいな話から宗教的な話を説明していかないといけないですが、ウプワウトの場合は「道に迷ったら犬が導いてくれるんだよ、飼い主(王)に死後も付き添ってくれるんだよ」で判ってもらえるので楽ですね(笑) この神様は犬の姿じゃないとけいなかったんだな、ということがシンプルに分かると思います。
もしも人生で何かに迷ったら、この犬神様を祀りましょう…
迷える魂をきっと導いてくれる…はず…!
といっても古代エジプトで飼われてた犬の話はもう既にネタとして使ってしまったので…
https://55096962.seesaa.net/article/200910article_25.html
https://55096962.seesaa.net/article/201406article_12.html
今回は神様の話をしようと思います。
え? エジプトで犬の神様つったらアヌビスだろ、って?
残念! アヌビスは他所でもいっぱい資料出てくるから! 今回は、アヌビスとよく混ぜられてる、「ウプワウト(ウエプワウェト/ウプウアウト)」と「セド」という犬の神様のプッシュでいきますよー!
聞いたことねぇ…って人も多いと思うけど、実はこの神様たち、アヌビスより古くから存在する「王家の友」なんですよ。エジプトを統一した初代のとされるナルメル王のパレットにもいますからね…
どこだよ! って言われそうなので拡大。
赤枠の中、棹の上に立っている犬の姿があるのがわかりますかね。そう、これがウプワウト。戦場における"道を切り開くもの"としての姿。
同じ初期の王朝ではほかにデン王の象牙ラベルの右の方にも、旗ざおの上に立つ犬が描かれてます。
アヌビスがミイラ作りの神として、「死せる王」とともに描かれることが多いのに対して、ウプワウトは戦場に立って戦う王、つまり「生ける王」とともにある犬神様です。
ウプワウトとセドは姿だとほとんど区別がつかないですが、ともに、「生ける王」とともにある現世よりの神様。
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というわけで、ここでウプワウトとセドの基本情報を。
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ウプワウト――
このややこしい名前の神様は、綴りでは「wp-w3w.t」と区切られる。犬というよりオオカミと呼ばれることが多く、ウプワウトが信仰されたアシウトの町のことをギリシャ人は「リコポリス(オオカミの町)」と呼んだ。名前の意味は「道を切り開くもの」であり、旗さおにつけられて”戦場において戦端を開くもの”、冥界神オシリスとともに描かれて”迷える魂を導くもの”、ミイラづくりの際の「口開けの儀式」に使われて”肉体に息と魂の道をつくるもの”といった役割で描かれる。導きのわんこ。崇めそしてモフるがよい。
http://www.moonover.jp/bekkan/god/wepwawet.htm
セド――
この神様についてはほとんど資料がない。ウプワウトとほぼ同じ姿、かつ役割も被っているため、のちにウプワウトと習合して消えてしまう。ウプワウトの別名がセドだったという説もある。
王位更新祭とも呼ばれる「セド祭」の「セド」はこの神の名前から来ている。
http://www.moonover.jp/bekkan/god/sed.htm
ウプワウトは初期には完全な犬の姿のことが多いですが、中王国時代以降は頭だけ犬の男性の姿で表されることも多くなり、アヌビスと姿が混ざっていきます。役割も、死せる王を冥界へと導く先導役などが増えていきます。セティ1世葬祭殿では、死せる王につきそう神として登場します。
アヌビスとウプワウトは区別がつきにくいのですが、壁画で両方でてくるようなときは アヌビスの顔が黒、ウプワウトはなぜか灰色(薄い色)になっているようです。そのせいか犬っぽさが強い。
これはデンデラ神殿のウプワウト。とても犬っぽい。
アヌビスの場合は、「そもそもなんで犬がミイラつくるんだよ」みたいな話から宗教的な話を説明していかないといけないですが、ウプワウトの場合は「道に迷ったら犬が導いてくれるんだよ、飼い主(王)に死後も付き添ってくれるんだよ」で判ってもらえるので楽ですね(笑) この神様は犬の姿じゃないとけいなかったんだな、ということがシンプルに分かると思います。
もしも人生で何かに迷ったら、この犬神様を祀りましょう…
迷える魂をきっと導いてくれる…はず…!





