「建設中の大エジプト博物館には、本当の発見者の名を」…クフ王の船発見の物語
クフ王のピラミッドの側から見つかった、「クフ王の船」("太陽の船"とも呼ばれる)。
二隻あり、そのうち現在取り上げ・組み立て中の二隻目のほうは日本の支援で建設が進んでいる「大エジプト博物館」に収蔵される予定なのだが、だからなのかこんな記事が出ていた。
Renowned Egyptologist Zahi Hawass writes untold stories about discovering the Solar Boat of Khufu
http://english.ahram.org.eg/News/310571.aspx
記事を書いたのはザヒ・ハワス博士で、今のこのタイミングなので、半分は自説の強調といつもの目立ちたい的な理由があると思う。しかし
「本当の発見者はAl-Mallakhであってアメリカ(ナショジオ協会)ではない」、という主張はなるほどな、と思う。
この記事の補足となるのが、このブログでも時々書いている内容。
【定期】クフ王の第二の船("太陽の船"とも呼ばれる)を発見したのは吉村作治ではないです
https://55096962.seesaa.net/article/201612article_16.html
なぜか自分が発見したと言い張るタレントまがいの自称エジプト学者の言説がまかりとおるのは、日本だけなんですね…。本当の発見者は、世界的な常識としては Kamal el-Mallakh さんですね。 (←アラビア語から英語への転写なので、記事によって多少綴りはズレる)
しかしマラーハは「おそらく二隻目の船があるだろう」と考えられた石の蓋を見付けたところまでで、実際の確認作業を行ったのはナショナル・ジオグラフィックの調査隊。そのため、ザヒ・ハワス博士はアメリカが発見したことにされるのを恐れてこの記事を書いたものかと。
※ ちなザヒ・ハワスは、これからのエジプト学は西洋人に搾取されるのではなくエジプト人自身で進めないと! 的な考えの持ち主で、エジプト考古学会のドンみたいな人なので、この考え方はある意味、彼のキャラクターに沿ったプロパガンダとも取れる
ぶっちゃけ言いたいのは、発見者争いに日本とか某タレントが絡む隙間ないっすよ? ということ。
大エジプト博物館には日本語の説明も設置されるそうですが、ぜひ、正しい経緯を記載して欲しいですね…。。
二隻あり、そのうち現在取り上げ・組み立て中の二隻目のほうは日本の支援で建設が進んでいる「大エジプト博物館」に収蔵される予定なのだが、だからなのかこんな記事が出ていた。
Renowned Egyptologist Zahi Hawass writes untold stories about discovering the Solar Boat of Khufu
http://english.ahram.org.eg/News/310571.aspx
記事を書いたのはザヒ・ハワス博士で、今のこのタイミングなので、半分は自説の強調といつもの目立ちたい的な理由があると思う。しかし
"The story of the Solar Boat never ends, but I hope I have been able to give Al-Mallakh the credit he deserved as the one who first discovered it. "
「本当の発見者はAl-Mallakhであってアメリカ(ナショジオ協会)ではない」、という主張はなるほどな、と思う。
この記事の補足となるのが、このブログでも時々書いている内容。
【定期】クフ王の第二の船("太陽の船"とも呼ばれる)を発見したのは吉村作治ではないです
https://55096962.seesaa.net/article/201612article_16.html
なぜか自分が発見したと言い張るタレントまがいの自称エジプト学者の言説がまかりとおるのは、日本だけなんですね…。本当の発見者は、世界的な常識としては Kamal el-Mallakh さんですね。 (←アラビア語から英語への転写なので、記事によって多少綴りはズレる)
しかしマラーハは「おそらく二隻目の船があるだろう」と考えられた石の蓋を見付けたところまでで、実際の確認作業を行ったのはナショナル・ジオグラフィックの調査隊。そのため、ザヒ・ハワス博士はアメリカが発見したことにされるのを恐れてこの記事を書いたものかと。
※ ちなザヒ・ハワスは、これからのエジプト学は西洋人に搾取されるのではなくエジプト人自身で進めないと! 的な考えの持ち主で、エジプト考古学会のドンみたいな人なので、この考え方はある意味、彼のキャラクターに沿ったプロパガンダとも取れる
ぶっちゃけ言いたいのは、発見者争いに日本とか某タレントが絡む隙間ないっすよ? ということ。
大エジプト博物館には日本語の説明も設置されるそうですが、ぜひ、正しい経緯を記載して欲しいですね…。。