すごいぞヤマハ船外機… アマゾンの秘境でボートが軒並みヤマハエンジン搭載だった件

船外機っていうのは、こゆかんじのボートにとりつけるエンジン。
先住民の人たちがカヌー的なボートにこぞってこれを取り付けていた。

画像


そしてカナイマの村にはヤマハエンジンの専用ショップまであった(笑

画像



先住民が小型の伝統的ボートになぜかヤマハエンジンを搭載している…という風景は、実はここだけではない。ナイル川上流のヌビア地方でも、南米チチカカ湖でも、同じような風景がある。なんで?? どっから販路あんの?? と思っていたけど、よくよく調べなおしてみたら実はこれ、マリン事業として展開してる戦略の一つだったんだね。

画像


https://global.yamaha-motor.com/jp/ir/library/report/pdf/2012/marine_exp.pdf

2011年のちょっと古い資料だけれど、南米でのシェアNo.1。アフリカも高い。
思ってたより世界で健闘していて、純粋にすげぇ。



今回のアマゾン旅で感じたけれど、ヤマハ・ホンダなど交通インフラに関わる製品は日本メーカーが結構強かった。ただし家電のシェアは完全に死んでました。 町中で見かける電化製品も、ショッピングセンターに並ぶものも、スマホやPCも、中国韓国台湾あと地元メーカーくらい。辛うじてパナソニックのテレビとソニーのモバイルを1回ずつ見かけたくらい。家電は一部を除き、もはや日本の主要な輸出産業から外れているという印象。

日本家電は、高級路線に走りすぎて新興国の需要に答えられなかったんじゃないかという気がするんですけどね…。

海外で勝負できる企業と、そうじゃない企業があるんだよなぁ、とシミジミ思ったりした次第。

この記事へのトラックバック