今年も開催。「ファラオの至宝をまもる2018」に行ってきた
えー大エジプト博物館の開館は現在は2020年を予定しているそうです。
これも本当かどうかわかんないけどね!!
ちなみに去年の内容こちらです
https://55096962.seesaa.net/article/201711article_7.html
今年のポスターがこれ
講演者も内容も前回とほぼ同じ。
違うのはプロジェクトが少し進んだこと、要するに大エジプト博物館に付属の修復センターに、より多くの遺物が運び込まれているということ。つまりエジプト国内の他の博物館(カイロ考古学博物館とルクソール美術館)から、そのぶん展示遺物が減ってるってことです。ただし、今エジプトに行くと、旅行代理店を通じてこの修復センターの見学が可能だそうなんです。200ドルで。
…高いと見るか、一生に一度の貴重な機会ととらえるかは個人次第です。
というわけで、聞いてきた内容をダイジェストで。
・大エジプト博物館は東京ドーム10コぶん、ルーブルを越える世界最大級の博物館になる予定だよ!(ただし開館日未定)
・日本の円借款、2016年におかわりして総額842億円
・プロジェクト開始当時は日本に関わる資格があるのかなどと批判的な意見もあったが、今は胸をはれるぞ
・現在のプロジェクトはフェーズ3(~2019/11/15まで) 遺物を選択して輸送
・ツタンカーメンの遺物も輸送しているが、中にはハワード・カーターの目録に載ってなかったものもある
・当時の記録が非常に重要。いままでないがしろにされていた管理簿の重要性を確認した。
・というか管理簿がないとまずスタートできない
・何に使ったのかまだ分からない布の塊とかもあって調査中
・館長の意向により、大エジプト博物館では展示に復元品を使わずすべて本物にしたい
・カイロ考古学博物館から輸送しているイニ・スネフェルの墓の壁画も、もとのマスタバ墓の形に修復して展示したい
・ただし墓の一部、偽扉の部分がイタリアにあるので返してもらえるかどうか…
・復元のために輸送したので、ルクソール博物館にあったものも含め、ツタンカーメンの墓から出てきた5台の戦車が初めて一箇所に全て揃った
・カイロ考古学博物館の遺物を別の場所に動かすのは、開館以来じつに90年ぶり
・カイロ考古学博物館には大型エレベーターがないので二階の遺物はすべて階段を使って人力で(リフトも使って)下ろしている
・黄金のベッドなどの重量物も階段。大変。
・ツタンカーメンの黄金のベッドは3350年くらい前のものなので木材がどういう状態なのか分からない
・湿度と温度を一定に保って輸送することに苦心した
・エジプトには、エアーサスペンション入ってるトラックなくて普通のトラックの貨物台に遺物を乗せて、しかも道路事情もよくないので振動対策には苦労した
・開館したら日本語の説明文がつくよ! みんなきてね!
あと前回と同じで、今年もカレンダーもらえました。2018年のなのであと二ヶ月しか使えないけどw
修復プロジェクトの写真とか載ってる。
なお、前年とほぼ同じ内容だったからか、今回はプレス席なしでした。
これも本当かどうかわかんないけどね!!
ちなみに去年の内容こちらです
https://55096962.seesaa.net/article/201711article_7.html
今年のポスターがこれ
講演者も内容も前回とほぼ同じ。
違うのはプロジェクトが少し進んだこと、要するに大エジプト博物館に付属の修復センターに、より多くの遺物が運び込まれているということ。つまりエジプト国内の他の博物館(カイロ考古学博物館とルクソール美術館)から、そのぶん展示遺物が減ってるってことです。ただし、今エジプトに行くと、旅行代理店を通じてこの修復センターの見学が可能だそうなんです。200ドルで。
…高いと見るか、一生に一度の貴重な機会ととらえるかは個人次第です。
というわけで、聞いてきた内容をダイジェストで。
・大エジプト博物館は東京ドーム10コぶん、ルーブルを越える世界最大級の博物館になる予定だよ!(ただし開館日未定)
・日本の円借款、2016年におかわりして総額842億円
・プロジェクト開始当時は日本に関わる資格があるのかなどと批判的な意見もあったが、今は胸をはれるぞ
・現在のプロジェクトはフェーズ3(~2019/11/15まで) 遺物を選択して輸送
・ツタンカーメンの遺物も輸送しているが、中にはハワード・カーターの目録に載ってなかったものもある
・当時の記録が非常に重要。いままでないがしろにされていた管理簿の重要性を確認した。
・というか管理簿がないとまずスタートできない
・何に使ったのかまだ分からない布の塊とかもあって調査中
・館長の意向により、大エジプト博物館では展示に復元品を使わずすべて本物にしたい
・カイロ考古学博物館から輸送しているイニ・スネフェルの墓の壁画も、もとのマスタバ墓の形に修復して展示したい
・ただし墓の一部、偽扉の部分がイタリアにあるので返してもらえるかどうか…
・復元のために輸送したので、ルクソール博物館にあったものも含め、ツタンカーメンの墓から出てきた5台の戦車が初めて一箇所に全て揃った
・カイロ考古学博物館の遺物を別の場所に動かすのは、開館以来じつに90年ぶり
・カイロ考古学博物館には大型エレベーターがないので二階の遺物はすべて階段を使って人力で(リフトも使って)下ろしている
・黄金のベッドなどの重量物も階段。大変。
・ツタンカーメンの黄金のベッドは3350年くらい前のものなので木材がどういう状態なのか分からない
・湿度と温度を一定に保って輸送することに苦心した
・エジプトには、エアーサスペンション入ってるトラックなくて普通のトラックの貨物台に遺物を乗せて、しかも道路事情もよくないので振動対策には苦労した
・開館したら日本語の説明文がつくよ! みんなきてね!
あと前回と同じで、今年もカレンダーもらえました。2018年のなのであと二ヶ月しか使えないけどw
修復プロジェクトの写真とか載ってる。
なお、前年とほぼ同じ内容だったからか、今回はプレス席なしでした。