古代エジプト高級神官の服・その毛皮はヒョウかチーターか。
古代エジプトの高級神官が着るものに、ヒョウの毛皮というものがある。
セシャト女神が着ているアレである。
が、アレ、「実はチーターも混じってるんじゃないか」と言う説があるらしい。
ちなみにチーターとヒョウの違いは、こんなかんじである。
●ヒョウ
模様は、ぶちが5つ集まった形。
顔の黒いラインははっきりしない
●チーター
模様は、黒い大きな斑点が1つ。
顔にはっきりとした黒いラインがある
これが毛皮から判別つくか、っていうと…。
まぁ つかない
有名なツタンカーメン墓の壁画なんかも、模様を見ると明らかにヒョウなのだが、顔だけ見るとチーターのように見えている。なんじゃこりゃ。。ってなる。
というか、ヒョウの模様を描くのを絵師が面倒くさがって省略したりすると、ヒョウだったとしても模様はチーターになってしまうのである。模様が明らかにヒョウならヒョウだろうと思うが、いかんせん、絵だけだと判別はつかない。
↑これは模様からしてたぶんヒョウだが、顔はやっぱりチーター似
↑模様がチーターになっているが、省略しただけかもしれない
というか、見比べていて気付いたのだが、どの壁画でもヒョウorチーターの足が真っ白に描かれている。
ヒョウもチーターも、こんな足をしていない。
ということは、絵だけから判定する限り、この動物は現生のヒョウやチーターではない、絶滅した今は存在しない何か、という可能性も出てきてしまう。ヒョウの亜種でこういう種類のが昔、エジプトの近くに住んでいたことがあるのだろうか…? それとも、何らかの理由でわざわざ足の部分を脱色していたか、敢えて実際とは違う色を塗ったのだろうか。
とりあえず言えることは、壁画だけからヒョウ皮にチーター皮が混じっているかどうかを検証するのは「不可能」ということである。実物が残っていれば鑑定は出来るだろうが、この手の毛皮の実物が墓から出てきたという話はほとんど聞かないので、厳しいかもしれない。
とはいえ、もしかしたらチーター皮が代用品として使われることはあったかもしれないので、面白い視点だと思う。
どっかの博物館の倉庫に、忘れ去られた古代エジプトの毛皮とか、眠ってないかなぁ。誰か発掘して研究してみてほしい…。
セシャト女神が着ているアレである。
が、アレ、「実はチーターも混じってるんじゃないか」と言う説があるらしい。
ちなみにチーターとヒョウの違いは、こんなかんじである。
●ヒョウ
模様は、ぶちが5つ集まった形。
顔の黒いラインははっきりしない
●チーター
模様は、黒い大きな斑点が1つ。
顔にはっきりとした黒いラインがある
これが毛皮から判別つくか、っていうと…。
まぁ つかない
有名なツタンカーメン墓の壁画なんかも、模様を見ると明らかにヒョウなのだが、顔だけ見るとチーターのように見えている。なんじゃこりゃ。。ってなる。
というか、ヒョウの模様を描くのを絵師が面倒くさがって省略したりすると、ヒョウだったとしても模様はチーターになってしまうのである。模様が明らかにヒョウならヒョウだろうと思うが、いかんせん、絵だけだと判別はつかない。
↑これは模様からしてたぶんヒョウだが、顔はやっぱりチーター似
↑模様がチーターになっているが、省略しただけかもしれない
というか、見比べていて気付いたのだが、どの壁画でもヒョウorチーターの足が真っ白に描かれている。
ヒョウもチーターも、こんな足をしていない。
ということは、絵だけから判定する限り、この動物は現生のヒョウやチーターではない、絶滅した今は存在しない何か、という可能性も出てきてしまう。ヒョウの亜種でこういう種類のが昔、エジプトの近くに住んでいたことがあるのだろうか…? それとも、何らかの理由でわざわざ足の部分を脱色していたか、敢えて実際とは違う色を塗ったのだろうか。
とりあえず言えることは、壁画だけからヒョウ皮にチーター皮が混じっているかどうかを検証するのは「不可能」ということである。実物が残っていれば鑑定は出来るだろうが、この手の毛皮の実物が墓から出てきたという話はほとんど聞かないので、厳しいかもしれない。
とはいえ、もしかしたらチーター皮が代用品として使われることはあったかもしれないので、面白い視点だと思う。
どっかの博物館の倉庫に、忘れ去られた古代エジプトの毛皮とか、眠ってないかなぁ。誰か発掘して研究してみてほしい…。