最近のトピックスはほぼ網羅された入門書「日本考古学の現在(いま)」
近年話題になった話がほぼ入ってて、タイトルどおり現在の日本の考古学のトレンドがいい感じにまとまっている本。
入門書だが、すでによく知ってる人でも楽しめそうな内容になっている。
前期旧石器ねつ造事件やキトラ古墳の修復の話題、弥生時代の始まりを500年ほどさかのぼらせてはどうか、などの論争や、銅鐸の出土分布の話や天皇陵の実際の年代など、2000年代に入ってからの話題が多く、あまりこのテのニュースを追っていない人にとっては「えっ、今そんなことになってんの」という感じになる部分もあるかもしれない。
こうした調査ものは日進月歩なので、新しい発見や調査結果によって、気が付いたら定説のようなものが変わっていたりする。知っている人はおさらいを兼ねて、また初心者だと、とりあえず今のトレンドに追いつくことは出来る構成だ。
また、扱われている時代も石器時代、縄文、弥生といった古い時代ばかりではなく、近代の遺構についての考古学の話題もあるし、遺跡の調査と保存についての実情も最後に入っているので、実に幅広い。特定の分野だけクローズアップしていない、バランスのとれた本になっていると思う。
ちょっと気になったのが、日本の考古学って他の地域のトレンドとちょっと外れているような気がすること。たとえば、DNAを分析する系の調査があんまりないなー、とか。
もちろん、人骨や有機物の残りが悪いのでしょうがない部分もあるんだろうけど。
日本の考古学って数十年前からずっと変わらないような、アナログ的な手法にが多いな、という印象を受けた。
あと発掘調査の報告書がほとんど表に出てこないっていう話も。
デジタル化してネットでダウンロードできるようにすればいいだけだと思うんだけど…。なぜ印刷の紙の報告書にしようとする…。
日本の考古学は、
・報告書が誰でも見られる状態にない、国内向けでさえ情報発信がされてない
・英訳版など海外に向けての情報発信が弱い
このあたりは早急に改善したほうがいいと思うんだ。
入門書だが、すでによく知ってる人でも楽しめそうな内容になっている。
前期旧石器ねつ造事件やキトラ古墳の修復の話題、弥生時代の始まりを500年ほどさかのぼらせてはどうか、などの論争や、銅鐸の出土分布の話や天皇陵の実際の年代など、2000年代に入ってからの話題が多く、あまりこのテのニュースを追っていない人にとっては「えっ、今そんなことになってんの」という感じになる部分もあるかもしれない。
こうした調査ものは日進月歩なので、新しい発見や調査結果によって、気が付いたら定説のようなものが変わっていたりする。知っている人はおさらいを兼ねて、また初心者だと、とりあえず今のトレンドに追いつくことは出来る構成だ。
また、扱われている時代も石器時代、縄文、弥生といった古い時代ばかりではなく、近代の遺構についての考古学の話題もあるし、遺跡の調査と保存についての実情も最後に入っているので、実に幅広い。特定の分野だけクローズアップしていない、バランスのとれた本になっていると思う。
ちょっと気になったのが、日本の考古学って他の地域のトレンドとちょっと外れているような気がすること。たとえば、DNAを分析する系の調査があんまりないなー、とか。
もちろん、人骨や有機物の残りが悪いのでしょうがない部分もあるんだろうけど。
日本の考古学って数十年前からずっと変わらないような、アナログ的な手法にが多いな、という印象を受けた。
あと発掘調査の報告書がほとんど表に出てこないっていう話も。
デジタル化してネットでダウンロードできるようにすればいいだけだと思うんだけど…。なぜ印刷の紙の報告書にしようとする…。
日本の考古学は、
・報告書が誰でも見られる状態にない、国内向けでさえ情報発信がされてない
・英訳版など海外に向けての情報発信が弱い
このあたりは早急に改善したほうがいいと思うんだ。
