ユダのKISS イエスとユダのキスシーン絵画がBLに見えてきた件について

絵画カタログをぺらぺらしていたら、オッサン同士ががっつり抱き合ってキッスしてる絵があって「んッ…?!!」てなったんだけど説明を見たら「ユダのキス」だったので、ああ、新約聖書のあそこか。と胸をなでおろしたという話。

ユダのキスというのは、新約聖書の最後の晩餐シーンで、イエスを官吏に売り渡そうと考えたユダが、使徒たちに囲まれている中の誰がイエスかを示すため、わざと「先生」と呼びながら接吻をした、という部分。ここから、ユダのキスといえば裏切りを意味するネガティブない実となり、イエスの死を決定づけた悲劇的なシーンとして絵画に登場することになる…のだが…

 なんか時々、がっつり抱擁してる絵があるよね


あるよね??!

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*グーグルで絵画検索した時点ですでに、かすかなBL臭がする


私が見たのはジョットの作品だけど、これなんて真正面からキスしにいってるし、周囲でキレてる連中がいるし、男色禁止の世界で大衆の面前で愛を誓ってしまったホモカップルがフルボッコされてるように見える(笑) いや、つうか、イエスさん、もうちょっとこう…嫌がって?

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あと、Lodovico Carracciという画家さんのこのシーンが、めっちゃエロいのですよ…
エロすぎてエロエロですよ…なんではだけてるの? なんで胸もまれてるの?? なんで猿ぐつわされようとしてんの???
こんなセクシーすぎるイエスいたら十二使徒が愛憎のもつれで大変なことになるわ!!

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他の絵を探しているうちにだんだん、「もうこれヤンホモのユダが愛する先生にアレがアレしてるシーンでいいんじゃないかな」っていう気になってきた。予備知識の有無とかじゃなくて。そう見えるの。仕方ない。



なおこのシーン、「ユダの福音書」の「ユダは死んで人間を救うというイエスの目的を唯一理解し、手助けした最愛の使徒」という解釈から見ると、実は深い師弟愛を意味する真逆のシーンになるのも面白い。「ユダの福音書」は異端とされていて正典には入っていないけど、古いものには違いないわけで、かつてはそのような解釈をする人もいたとすれば、アリはアリだと思う。



というわけで、男同士で堂々と抱擁&接吻している古い絵を見かけたら、それはきっと、イエスとユダのあのシーンなんですよ。二人の表情や抱き合い方の違いを楽しんでみてね! なるべくBL脳を殺しつつね

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