ゲーム脳で考える「狩猟社会が農耕との併用に移行するまで」
農耕の開始の理由とか、あんま難しく考えなくても文明発展させる系のストラテジーゲームやってれば理解できるぞ。
っていうお話を図にしてみたので見てほしい。
まずスタートがこれ。
マス目1つ分が10km四方くらいの範囲だと想定してほしい。フィールド上には獲物の多いスポットが幾つか存在し、狩猟民はそれらを狩りながら移動生活をしている。ある一定期間、狩りをしていると、そのフィールドからは獲物がいなくなってしまう。また、狩りで溜めた備蓄の食料で移動できるのは、3マス分。それ以上の距離を移動する場合、食料なしで移動することになる。
★狩猟が楽なフィールド
この状態だと、獲物のいるフィールドから別の獲物のいるフィールドまでの距離が短いため、一定範囲内を縦横無尽に適当に移動しながら狩猟生活が出来る。
★狩猟がしづらいフィールド
しかしこれだとどうだろう。
人口の増加や気候変動、獲物が病気や天災で減ってしまったなどの状況で、獲物のいる場所の距離が離れてしまった。以前と同じ狩り方だと、食料なしで移動しなければならないことが多くなってしまう。
この場合、とりうる戦法は2つ。
ひとつは、リスクを負って別の、獲物の豊富なフィールドを探すというやり方。全滅するかもしれないが、今よりも楽に暮らせる場所にたどり着ける可能性もある。
もう一つは、中継地点となる拠点を作り、そこを中心に獲物のいる場所を往復するという方法。
狩った獲物はある一定期間たつと復活するという特性を生かし、拠点を中心に定期的に、場所を変えつつ獲物を取りに行くという方法。
これは半定住の形式になる。
通年で住むことは無くても、定期的に拠点に戻ってくるからだ。そうすると、家の側に生えてる食える植物にも気づくことが出来るわけで…
★原始農耕スタート
おそらく原始的な農耕は、ある場所を定期的に訪れ、その場所にあった役に立つ植物を利用し続けるという状況があれば世界中のどこでも発生しうる。たとえば麦の場合、種が完全に熟すまで落ちない、落ちづらいものが食用として利用される。また、同じ時期に同時に実るものが残っていく。それ以外のものは、人間が食べる前に地面に種が落ちてしまって次の世代として種が撒かれないので、勝手に消えていくのだ。
「家の近くにある草べんりじゃん」という感じで長年に渡り利用し続けていると栽培種としての改良が完了。
こうして、特に意識せず日本でいう縄文時代のような、狩猟+栽培の社会が出来上がる。季節によっては山に狩猟に行き、季節によっては畑の作物を食う。というやり方だ。
★同じ要領で牧畜も開始できる
狩った獲物の一部をすぐに食べずに拠点に連れ帰って飼ってたりすると、飼育種に変化して狩猟+牧畜の併用社会にも変化する可能性がある。このへんは飼育化しやすい動物が近くにいるかどうかで変わる。たとえばアフリカの場合は、飼育化しづらい動物ばかりだったのが、牧畜が始まりづらかった理由だと言われている。ウマは飼育化できるのに、シマウマは出来ない。
…という感じで、ゲーム脳でシミュレートしてみると、「ああ、この条件なら自然にそうなるわ…」っていうの判るんで、ゲームも意外と侮れないんだ。もちろん現実はゲームの分岐条件よりもっと複雑な条件やイベントが発生するわけなんだけどね。
っていうお話を図にしてみたので見てほしい。
まずスタートがこれ。
マス目1つ分が10km四方くらいの範囲だと想定してほしい。フィールド上には獲物の多いスポットが幾つか存在し、狩猟民はそれらを狩りながら移動生活をしている。ある一定期間、狩りをしていると、そのフィールドからは獲物がいなくなってしまう。また、狩りで溜めた備蓄の食料で移動できるのは、3マス分。それ以上の距離を移動する場合、食料なしで移動することになる。
★狩猟が楽なフィールド
この状態だと、獲物のいるフィールドから別の獲物のいるフィールドまでの距離が短いため、一定範囲内を縦横無尽に適当に移動しながら狩猟生活が出来る。
★狩猟がしづらいフィールド
しかしこれだとどうだろう。
人口の増加や気候変動、獲物が病気や天災で減ってしまったなどの状況で、獲物のいる場所の距離が離れてしまった。以前と同じ狩り方だと、食料なしで移動しなければならないことが多くなってしまう。
この場合、とりうる戦法は2つ。
ひとつは、リスクを負って別の、獲物の豊富なフィールドを探すというやり方。全滅するかもしれないが、今よりも楽に暮らせる場所にたどり着ける可能性もある。
もう一つは、中継地点となる拠点を作り、そこを中心に獲物のいる場所を往復するという方法。
狩った獲物はある一定期間たつと復活するという特性を生かし、拠点を中心に定期的に、場所を変えつつ獲物を取りに行くという方法。
これは半定住の形式になる。
通年で住むことは無くても、定期的に拠点に戻ってくるからだ。そうすると、家の側に生えてる食える植物にも気づくことが出来るわけで…
★原始農耕スタート
おそらく原始的な農耕は、ある場所を定期的に訪れ、その場所にあった役に立つ植物を利用し続けるという状況があれば世界中のどこでも発生しうる。たとえば麦の場合、種が完全に熟すまで落ちない、落ちづらいものが食用として利用される。また、同じ時期に同時に実るものが残っていく。それ以外のものは、人間が食べる前に地面に種が落ちてしまって次の世代として種が撒かれないので、勝手に消えていくのだ。
「家の近くにある草べんりじゃん」という感じで長年に渡り利用し続けていると栽培種としての改良が完了。
こうして、特に意識せず日本でいう縄文時代のような、狩猟+栽培の社会が出来上がる。季節によっては山に狩猟に行き、季節によっては畑の作物を食う。というやり方だ。
★同じ要領で牧畜も開始できる
狩った獲物の一部をすぐに食べずに拠点に連れ帰って飼ってたりすると、飼育種に変化して狩猟+牧畜の併用社会にも変化する可能性がある。このへんは飼育化しやすい動物が近くにいるかどうかで変わる。たとえばアフリカの場合は、飼育化しづらい動物ばかりだったのが、牧畜が始まりづらかった理由だと言われている。ウマは飼育化できるのに、シマウマは出来ない。
…という感じで、ゲーム脳でシミュレートしてみると、「ああ、この条件なら自然にそうなるわ…」っていうの判るんで、ゲームも意外と侮れないんだ。もちろん現実はゲームの分岐条件よりもっと複雑な条件やイベントが発生するわけなんだけどね。