史実とゲームのはざま? ギルガメシュ展に行ってきた

古代オリエント博物館で開催中の「ギルガメシュと古代オリエントの英雄たち」展に行ってみた。
http://aom-tokyo.com/exhibition/190713_gilgamesh.html

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ギルガメシュ叙事詩の原型はシュメール語だが、そこから標準語版と呼ばれる現在よく知られていくストーリーに変化していくまではかなり時間が経っている。初期のバージョンはわりと淡泊だし、ギルガメシュがメインなのでエンキドゥの出番が少ない。
今回のイベントはそのへんの変化の歴史に触れている部分もあった。

あと最近見つかった新発見の断片について触れている部分もあったが、内容については詳しく触れられていなかったので、補足として以前書いておいた記事を。

"失われた二十行の復活" ギルガメシュ叙事詩、第五の書板からストーリーが復元される
https://55096962.seesaa.net/article/201510article_8.html

ギルガメッシュ叙事詩を改めて読み比べしたらバビロニア語版だけおかしい気がして来た
https://55096962.seesaa.net/article/201510article_11.html

ギルガメシュの築いたとされるウルクの町の模型があって、思わずまじまじと見てしまった。やっぱ広いよね…。
発掘されている箇所が一部だけなので全体像は想像に基づくとも記載されていたが、イラクの遺跡は、有名な遺跡でも発掘された箇所が一部にとどまっており、しかもわりと近代に盗掘を受けていたりするため、全般的に不遇。ちなみにバビロンは今年ようやく世界遺産になったばかり。

印章コーナーや神々の紹介のコーナーもあり、ぷねうま出版のラピス・ラズリ版ギルガメシュ叙事詩の原画展もあり、意外と盛りだくさん。

ギルガメシュ王の物語 ラピス・ラズリ版
ギルガメシュ王の物語 ラピス・ラズリ版


ちなみにゲームのFateシリーズのほうのギルガメシュのイベントも、同じサンシャインシティの建物でやるらしい(8/10から)。
こちらにもオリエント博物館が協賛しているとか。
https://www.fgo-babylonia-exhibition.jp/

ゲームだとギルガメシュの築いた町がウルクじゃなくてバビロンになってる。
あとエルキドゥっていう名前はゲームだけで、実際の叙事詩のほうには使われないのでそこだけ。

ゲーム勢もついでに博物館に行こう…色々ネタがあるから… そしてハマれ…! (にっこにこ


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おまけ

メソポタミア神話の神名リストも用意しておいたよ!
「あの神様なんだっけ? 」とかいう時は使ってNE
http://www.moonover.jp/2goukan/meso/god_list/index.htm

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