紀元前5世紀、アテナイへ。「一日5ドラクマで行く古代アテネ旅行ガイド」
表紙のデザインと、帯の「そうだ、ソクラテスに会いに行こう」の文言で吹いたのでいさぎよく買ってきた。
お茶吹いたら敗け…。

古代アテネ旅行ガイド (ちくま学芸文庫)
この本は、紀元前5世紀、一番盛り上がってたアテネの街を訪れる旅行者への旅行ガイド、という体裁の本になっている。似たようなコンセプトの本は結構あり、ゲームでもつい最近アサシンクリード・オデッセイとかが出てまさにその時代に遊びに行けるようになっているが、要するにそれだけ「紀元前5世紀のアテネ」は古代ギリシャらしい古代ギリシャ世界、一番研究されている時代と場所でもある。
「行き方」として古代の海路や陸路についての説明、旅のベストシーズン、お祭りの予定など。
もう少し旅行書っぽい体裁で書いてくれれば…という気もするが、まずまずの出来にはなっている。何より毒舌が効いている。「アテナイ人は迷信深い」とか「商人をうさんくさい連中と思っている」とか「安宿に泊まるとしつこい売春婦につきまとわれる」とか「飽きもせずにそこらじゅうテセウスだらけだ」とか、旅行ガイド風味に書いていて確かに旅行者として気にするところでもあるが、なかなか辛らつだ。
そして旅行者としての視点で見た場合、アテナイは外国人の女性が訪れる場所ではない。なにしろ地元の女性も一人で出歩くことは滅多にないらしいからだ。女性の権利もかなり制限されていて、人の目もある。面倒くさい。
それでも旅行に行くとしたら…アテネの町は神殿だらけ、というから、神殿巡りでもするかな…。劇場やアゴラはあまり興味を惹かれない。
残りは男性しか入れない場所ばかりなので自分はあまり観光するところが無さそうだ。残念。
色々と考慮した結果、一人で見て回れるところが少なすぎるので、「古代ギリシャは現代の博物館で見るのが一番。」という結論に達した。
やはりアテナイはちょっとお高く留まりすぎている。同じ時代でも、イオニア海沿いの植民地ならもっと気さくなはず。きっと。多分。
****
なお姉妹品で「1日5デナリで行く古代ローマ旅行ガイド」もある。
売春宿で男の子も買える、とか、公衆浴場巡りの指南とか、なんかこう…うん…ローマだよね? みたいな。街道が整備されているので旅はローマのほうがしやすそう。
あと巻末の、よくある旅行会話集と見せかけたラテン語集が無茶している。

古代ローマ旅行ガイド (ちくま学芸文庫)
お茶吹いたら敗け…。

古代アテネ旅行ガイド (ちくま学芸文庫)
この本は、紀元前5世紀、一番盛り上がってたアテネの街を訪れる旅行者への旅行ガイド、という体裁の本になっている。似たようなコンセプトの本は結構あり、ゲームでもつい最近アサシンクリード・オデッセイとかが出てまさにその時代に遊びに行けるようになっているが、要するにそれだけ「紀元前5世紀のアテネ」は古代ギリシャらしい古代ギリシャ世界、一番研究されている時代と場所でもある。
「行き方」として古代の海路や陸路についての説明、旅のベストシーズン、お祭りの予定など。
もう少し旅行書っぽい体裁で書いてくれれば…という気もするが、まずまずの出来にはなっている。何より毒舌が効いている。「アテナイ人は迷信深い」とか「商人をうさんくさい連中と思っている」とか「安宿に泊まるとしつこい売春婦につきまとわれる」とか「飽きもせずにそこらじゅうテセウスだらけだ」とか、旅行ガイド風味に書いていて確かに旅行者として気にするところでもあるが、なかなか辛らつだ。
そして旅行者としての視点で見た場合、アテナイは外国人の女性が訪れる場所ではない。なにしろ地元の女性も一人で出歩くことは滅多にないらしいからだ。女性の権利もかなり制限されていて、人の目もある。面倒くさい。
それでも旅行に行くとしたら…アテネの町は神殿だらけ、というから、神殿巡りでもするかな…。劇場やアゴラはあまり興味を惹かれない。
残りは男性しか入れない場所ばかりなので自分はあまり観光するところが無さそうだ。残念。
色々と考慮した結果、一人で見て回れるところが少なすぎるので、「古代ギリシャは現代の博物館で見るのが一番。」という結論に達した。
やはりアテナイはちょっとお高く留まりすぎている。同じ時代でも、イオニア海沿いの植民地ならもっと気さくなはず。きっと。多分。
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なお姉妹品で「1日5デナリで行く古代ローマ旅行ガイド」もある。
売春宿で男の子も買える、とか、公衆浴場巡りの指南とか、なんかこう…うん…ローマだよね? みたいな。街道が整備されているので旅はローマのほうがしやすそう。
あと巻末の、よくある旅行会話集と見せかけたラテン語集が無茶している。

古代ローマ旅行ガイド (ちくま学芸文庫)