Wベットでアスファルトタイヤを斬りつけながら。実写版「シティーハンター」、おっさんずラブもあるよ

フランスで公開されて動員数168万人、日本でもその再現度の高さから話題になった、フィリップ・ラショー監督のフランス版「シティー・ハンター」実写映画が日本でも公開された。フランスでのリョウ・サエバの名前はニッキー・ラーソン。名前を日本版に合わせて修正しているので上映は吹き替え版のみ。キャスト全員フランス人なのにあまり違和感がないのは、町並みがよくある都会の風景にされているからだと思う。原作の雰囲気に寄せた、実によく計算された映画だった。

公式
https://cityhunter-themovie.com/

監督インタビュー
https://www.famitsu.com/news/201911/30187683.html

監督のインタビューに「僕自身が『ドラゴンボール エボリューション』のときにすごくがっかりしたから、それを『シティーハンター』のファンに味わわせたくない」とあるあたりで「あっこれ期待できるやつや」と判る。そして原作者にもシナリオをチェックしてもらったということで完璧である。約束された勝利の映画… キャストはめちゃくちゃ原作マッチだし、原作マンガにあったシーンが再現されているし、元々シティーハンターが好きだった人なら素直に拍手するしかない。

shi.PNG

ストーリーや展開はシティーハンターそのもの、ギャグシーン多めでテイストがおフランス。モナコが出てくるあたりもすごくフランス。(モナコはむかしフランス領だったこともあり、現在も住人はフランス人が多数。タックスヘイブンなのでフランスの大富豪が本拠地をここに持つことが多いという)

くどいくらい強調される股間の銃、ひたすらパンチラ、ハムスターのシーンなどは人によって好みが分かれるところだと思うが、そのへん差し引いても笑えるし雰囲気がよく出来ている。たぶんハードボイルドというより半分コメディとして見に行ったほうが楽しいかも。あとおフランスばりにホモォ…なネタも多く、序盤からおっさんずラブが挿入される。 というかそれがシティーハンター最大の危機に繋がっている。まさに最大の危機。ヤバい。もっこりしなくなるとかそういうレベルでもない。あの香水は闇に葬らなければ…。

マンガ原作の映画の映像化としては、これ以上ないくらいの出来なので、ぜひ映画館でGet Wildしてほしい。
なお本作のMVPはフォアグラ用(たぶん?)のガチョウである。愛に生きるガチョウのいちずな献身、刮目せよ!

****
見どころ

・獠は相変わらず依頼人といい関係になる、ただし相手は
・海坊主、永久脱毛
・アスファルトタイヤを斬りつけながら、男だらけのWベットが暗闇走り抜ける
・チープなスリルに身を任せてもガチョウに怯えていたよ
・EDでGetWild

この記事へのトラックバック